里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トウモロコシの茎葉残渣を畑にすき込む

2022年08月30日 | 畑:豆類

今年のトウモロコシはメインのお盆に概ね穫れ、数日後が最後の収穫となりました。
トウモロコシの収穫後には茎や葉など殻が残ります。この残渣を片付けなければなりません。
我が家では、これを畑に直接すき込みます。
トウモロコシの殻は土作りに有効な有機物として活用できるのです。
もちろん、畑から持ち出し、堆肥として腐らせて使えばより望ましいでしょう。
我が家ではこの畑は直ぐには作物を作らず暫時休ませるので、その間にすき込み腐らせます。
トウモロコシは2回に播いており、これが1回目のトウモロコシ。8月上旬には穫り終え、葉は枯れてきています。


こちらが2回目に播いたトウモロコシ。穫り終わって間もないので茎や葉は青いままです。


トウモロコシの丈は高い。今年は雄花を切ったので短くなっているものの人の背丈はあります。
このまま畑にすき込むことも可能ですが、土に馴染むまでには時間が掛かる。
そこで、立ったままの状態で30㎝くらいの長さに刈払い機で切断します。
機械を横に振れば、茎の根元まで簡単に切ることが出来ます。


1回目に播いたトウモロコシ。


2回目に播いたトウモロコシ。残った小さな穂も構わず切ってしまいます。有効な肥料分です。


切断が終わりました。


この後、マルチを剥がします。茎を小さく根元まで切っているので剥がすのも容易です。


害獣の被害を受けたトウモロコシの残骸も構わずすき込みます。


ロータリーを深めに、最低速度でゆっくりとすき込んでいきます。


重複して走行することで、より土と混じることが出来ます。
トウモロコシの殻はほとんど土の中。切り倒した時の面影はなくなりました。


トウモロコシの殻は土に残された窒素分を吸って腐っていきます。


この畑は粘土質が強いので、トウモロコシの殻は土作りに非常に有効です。
1ヵ月くらい経ったら雑草防止を兼ね再びロータリー耕耘して、さらに土に馴染ませます。