里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

我が家の春の山菜①~コゴミ

2021年04月22日 | 山菜

この辺りにも山菜の季節到来です。
我が家で採れる山菜を何回かにまとめてみようと思います。
山菜の採れる時期は短いものの、採れ始めから終りまでには一定期間があります。
できるだけ最盛に合せて記録してみます。
まずはコゴミ。


ほぼ放任しているため雑草が生い茂っています。
数日前から穫れ始めました。
例年より数日早く昨年並み。極端に早いわけではありません。
このコゴミは野生のものではなく、空いている畑に植付けたもの。
もう30年以上前、仕事上で知り合いになった方から株を頂いたものです。
コゴミは日当たりのいいところを好みます。条件が合ったようで自然に増殖しました。
近年はイノシシが侵入し、このように掘り起こされてしまうことも多々あります。


コゴミの名は、新芽の伸びてくる姿が人がこごんでいる姿、即ち前かがみに丸くなっているように見えることから付いたらしい。
観察してみると、頷けます。


コゴミの正式名はクサソテツ。
シダ植物の多年草で、確かに生長するとソテツを小さくしたような姿に似ています。
冬期間に葉は完全に枯れ、春になると新芽が伸びてきます。
これは葉が枯れたまま立って残っているもの。


新芽が伸びるのは早い。たちまち葉が開いてしまいます。
最盛期には採り損ねたものが沢山出てきます。
採るのは芽が渦巻状になっているうちです。
こうなると手遅れ。


こまめに見ていないと採り逃がす方が多くなります。
これでは、伸びが足りず少し早い。


このくらいがちょうど。


味にはほとんど癖がなく、僅かにぬめりがあります。


一番はお浸し。オカカを掛けたお浸しがシンプルで味わい深い。
サラダ、ゴマ和えなどにも合います。
これは天ぷらにしたもの。

ほぼ並行して他の山菜も採れるようになってきます。