里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水芭蕉を水墨画で描く

2021年04月11日 | 水墨画:草花
                            本画仙 色紙 

水芭蕉を水墨画で描きました。
過日、「水芭蕉の森」で大群生を楽しんできました。
当地は南蔵王山麓、標高600数十メートルの高冷地にあります。
こちらの水芭蕉はハンノキの立木の中に群生しているのが特徴です。
変化に富んでおり、絵になります。
純白の花に明緑色の大きな葉。清々しい気分にさせられます。
実は白いのは花ではなく苞。正確には仏炎苞。
中の棒状のものが花で、この花を苞が包み込むようにしているところが仏像の背景の炎形に似ているので仏炎苞と言うらしい。
葉の方は、花が進むにしたがって大きく広がり、芭蕉の葉に似ている。
湿地でなければ生えないので、水芭蕉とは分りやすい名ではあります。