里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

サヤエンドウの冬越し防寒対策

2019年12月04日 | 畑:豆類

 サヤエンドウに冬越しのための防寒対策をしました。
 大雨続きで種まきが例年より1週間以上遅れてしまったサヤエンドウですが、先日追肥と土寄せは済ませました。


普通なら防寒対策も一緒に行うのですが、台風の前に肥料をやってしまったので、雨で流された可能性が高いと思い、追肥と土寄せだけを先行して終えたものです。


 欠株もなく、思いのほか生育も揃っているので、かなり挽回したと思います。育ちすぎると寒さには弱くなるので、このくらいが越冬にはいいかもしれません。


 防寒対策には不織布を掛けますが、その前にアブラムシ防除のため、株元に粒状の殺虫剤を施します。オルトラン粒剤を使っています。株元に施用した後、少し土を寄せてやります。


 アブラムシが葉に付いていると、不織布の中で増殖してしまいます。アブラムシはウィルスを媒介するので油断は禁物です。不織布は虫除けにもなりますが、不織布の中は虫の増殖にも最適なので、万が一虫がいると、逆にますます増えていきます。
 そして、防寒対策に不織布(パオパオ)を掛けます。


トンネルでもいいですが、私の場合はベタ掛けです。べた掛けの方が風や雪も気にする必要がなく、何といっても手軽に出来ます。注意することは、冬の間もエンドウは徐々に生長するので不織布はピンと張らずに、余裕を持たせ緩く張ります。


 昔は不織布がなかったので、笹竹やわらなどを株の根元に立てて寒さや風よけにしたものです。それでも越冬中に欠株になったり、親芯は駄目になりわき芽が伸びるといったことがよくありました。不織布をべた掛けするようになって、そのようなこともほとんどなくなりました。


 当地方では、ソラマメもよく作られ出荷されてきました。昔は、春になると半分もなくなっているようなことがありましたが、不織布が普及して格段に改善されました。