里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

存在感一番「古木のザクロ」を剪定する

2019年12月13日 | 古木管理

 我が家の庭で一番の存在感を示しているのが、この「古木のザクロ」。
 完全に落葉したので剪定をしました。我が家の庭には、最初に植えられたと思われる古木が何種かあります。このザクロもその一つで、樹齢は100数十年と推測しています。


 近年、気に掛けているのは、勢いが弱ってきていることです。
 以前は、枝が伸びすぎないように大枝をかなり切っていたのですが、そのような太い枝が出ていません。逆に枯れ枝が多くなっています。


 幹の空洞も目立ってきました。


 これは、7月初めの一番葉が茂っているときのもの。花数も昔から比べると少なくなりました。


結局、今年実を着けたのはたった2個。これがその時の写真です。


 そもそもザクロは花数に比べて実留まりが悪いのですが、それにしても寂しい。単なる隔年結果ではなく、木自体が弱ってきていると考えるべきかもしれません。
 剪定は、枯れ枝を切るくらいにして強い剪定はしないことにしました。


 太い幹に付いている真っ直ぐ上に伸びる徒長枝も全てを切ってツルツルにせず、適当に残しました。


ただ、これを切らないと木に登って剪定するのが大変です。ザクロにはトゲがあります。ザクロのトゲはユズなどのような鋭いトゲではないですが、少々痛いめをしないといけません。太い幹には草まで生えています。木のためには取った方がいいと思いますが、手を掛けませんでした。


 結局、剪定の量はこれだけでした。今までで最も少ないです。


 見ただけではどこを剪定したか分らないでしょう。

古木をどのように維持管理していくかは大きな課題です。