里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり'19~あんぽ柿完成間近

2019年12月12日 | 干し柿づくり

 干し柿は、干し始めから約3週間。


 今年は、気温が低く、空気が乾燥しているため、干し柿の出来上りが早まっています。


 ここまでくれば、ほぼ安心です。暖かい日が続くと、乾燥が進まず、かびの発生を心配しないといけません。何年か前、異常に暖かい日が続き、かびの発生が抑えられず、プロの方達も大量に廃棄したということがありました。
 昨年は、大玉が多かったこともあって、乾燥が遅れ少し心配しましたが、今年は不安を感じることがほとんどありませんでした。


 玉回しや、揉み(芯切り)の作業も順調に進みました。全般的に昨年より5日~1週間進んでいる印象です。


 きれいな飴色に仕上がってきました。表面が濡れた感じのものはほとんど無くなってきたので、吊している縄を寄せて間隔を狭めました。窓も完全な解放から半分くらいにしました。今年の柿は小ぶりなので、いつまでも寒風にさらすと硬くなる心配があるからです。


 あと1週間くらいすれば囲いに入る必要があると思います。
 本格的に食べられる状態になったと判断しました。


 渋みは全くなく、甘みも十分で、問題なく食べられます。


割いてみると中はきれいなゼリー状で、干し柿らしい旨味も出てきました。ほぼあんぽ柿の完成といっていいのですが、当面は身内のみで食すことにします。


 中身のトロトロ感がもう少し落ち着き、干し柿としての旨味が増す5日~1週間後くらいで完成としたいと思います。