里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

菜花(アスパラ菜)を墨彩画で描く

2019年12月09日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 ナバナ類の一種、アスパラ菜を墨彩画で描きました。
 アスパラ菜といっても馴染みのない方は多いと思います。菜花(ナバナ)でも知らない方は多いかもしれません。でも、菜の花はほとんどの方が知っていることでしょう。
 菜の花というのもかなり曖昧で、広い意味ではアブラナ科の植物に咲く花はみんな菜の花で済ますこともあるかもしれません。別名、十字花科ですから花びらが4枚、色は黄色が一番多いので、花だけ見ただけではみんな同じように見えます。ですが、葉や茎全体を見ると、大きく異なります。
 アブラナ科の野菜でトウが伸びて蕾や花まで食用とするときに、まとめてナバナ類と言うことが多いようです。アスパラ菜もその一つで、正式名はオータムポエム。葉の形に特徴があって、先が丸いへら型の葉です。これまでも、ナバナ類は描いていますが、アスパラ菜は初めてです。描きにくいことが分りました。