そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第39日  すさみ町・国民宿舎枯木灘すさみへ

2016年02月05日 | 2014年太平洋側の旅-前半
4月18日(金) 雨 (田辺市・ブッダゲストハウス口熊野
                       ~すさみ町・国民宿舎枯木灘すさみ)




6時、宿を出発。雨である。さほど強くはないが、本降りなので、ゴアの雨具を着用。


県道31号線を辿って市街地を歩き、国道42号線と合流して、

7時5分、上富田町に入る。

7時40分、いったん雨あがる。

7時55分、紀勢本線が通過。


8時、富田川の流れに沿って、しっかりした歩道橋を歩く。一面に空を覆っていた雲がまだらになってくる。
下流方面と、


上流方面。


8時15分、白浜町に入る。


「郵便橋」という名の橋をわたる。




上流方面はだいぶ明るくなってきた。川の水はきれい。


左岸に「郵便橋」のいわれがかかれた石碑。


かつては郵便を載せた渡し船が往来したが、明治23年(1890年)に橋がかけられた、と。

8時35分、富田川に沿って下っていき、熊野古道は大辺路方面表示。


8時40分、路傍にひっそりと石仏など。


8時55分、富田川で捕れる川魚の霊を祀った魚籃観音。


9時10分、日神社。






路傍にコデマリの花。


この先、富田橋あたりから、突如、土砂を運搬する大型ダンプが大量に往来するようになる。紀勢道の工事のためか?

9時30分、大辺路街道入口。


9時35分、一目坂トンネル(206m)。


9時55分、遠方に海見える。




10時、袋トンネルを抜けていくと、


10時10分、広々とした海。


ここにもあった、弁慶の洗濯岩のごとし。「泥岩と砂岩の堆積層が太平洋の波により浸食され、柔らかい泥岩層が消えて固い砂岩層が残ったもの」ということのようだ。


雨が再び降り出す。夥しい数の大型ダンプトラックが猛スピードでピストンしており、しかも道路幅は狭く、歩道もあまりない。傘はすぐにあおられてしまい用をなさない。蛇行やアップダウンが多く、気が抜けない。危険なこと甚だしい。ナンバープレートを見ると、多くは和歌山、三重、大阪だがその他に気づいただけでも、鹿児島、宮城、千葉などもあった。途中で道路保安員の男性に聞いたところでは、2015年の和歌山国体と南紀自動車道建設の出土物の処理で、ダンプは九州から北海道まで来ている、とのこと。南紀全体でものすごい数のダンプが走り回っている、とのこと。

11時35分、市江トンネル(366m)。歩道なし。白線のみ。


12時30分、白浜日置川自転車道路というものがあり、多少時間がかかっても、ひと時でもダンプから逃げようと入ってみるが、




静かだったのは束の間、


13時5分、再び国道42号線に出てしまった。


とにかく、雨の中、ヒヤヒヤしながらずっとダンプと並行した緊張の時間だった。

14時、日置トンネル(1184m)。長いが歩道あり。助かる。


14時30分、朝来トンネル(918m)こちらも歩道あり。助かる。


14時40分、すさみ町に入る。


雨の海。




15時30分、濡れ鼠で宿に着く。宿泊、2食付き 7610円。

久しぶりの国民宿舎で、ゆったりとした風呂、おいしい夕食、暖かい布団。

宿の窓より周参見漁港。


歩数  52029歩  (累計  2115115歩)
距離  33km    (累計  1367.5km)
費用  8296円   (累計  206578円)




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