息子の工房に立ち寄ると、山茶花が見頃を迎えていた。
今月の下旬から計画している窯焚きに備えて、息子は登り窯の中に窯詰めの真っ最中。寡黙に忙しくしていた。ヤケ具合を想定しながら作品の一つ一つを丁寧にセッティングしていく作業は、声をかけるのも憚られるくらい、そばで見ていても緊張感が漂っていた。
手伝いの一つでもしたい気持ちはあるけど、焼き物の経験がまったくない僕には口は出せても手が出せることがない。邪魔してもいけないので、早々に工房から引き揚げた。
来月の中旬には焼成が終わり、窯から作品を取り出すのだろうけど、どのような作品と出会えるのか僕もその日を心待ちしている。
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