2012年12月に第2次安倍内閣が発足してから早2年余りが過ぎ、すでに第3次内閣になっているが、安倍政権発足と同時に景気刺激的で成長促進的なアベノミクスをスタートさせたことは記憶に新しい。
昨日、日経平均株価がついに一時、19,000円台に突入した。各企業の良好な業績見込みの発表が相次ぎ、春季労使交渉のベースアップも昨年を上回りそうだし、原油安、円安と日本経済は追い風を受けて全体的にいいムードで年度末に向かっている。
アベノミクスの第一の矢の「大胆な金融政策」と第二の矢の「機動的な財政政策」でマクロ的な需要を引き締めたことで、企業は設備投資、雇用拡大、賃金引き上げなど前向きな支出に資金を向けやすくなったことが好循環を生んだのは間違いなさそうだ。これからは第三の矢「民間投資を喚起する成長戦略」だ。消費増税の延期もあり、日銀の大規模な追加金融緩和や補正予算の効果、TPPの経済連携の推進や国家戦略特区の経済効果も期待できそうだ。株価の上げ潮とアベノミクスの果敢なチャレンジに少しだけ心が躍っている。
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