
先週の獣医さんからの帰り道 梨の花が満開でした
そらが膀胱炎の診断をされてから1週間。
薬を入れたフニャご飯(猫缶のことですニャ)に、
初めは怪訝な表情を見せていたそらですが、
食欲には勝てず、なんなく飲んでくれたので、とても助かりました。
12月に嘔吐が止まらなくなった時は、さすがに食欲もなくて
薬を飲ませるのが、それは大変でしたから


あれから1週間 花は終わりましたが、用水の水で、夏にはおいしく実ります
今日は、再診察に行く日だったのですが、
尿検査用にオシッコを採ってきてくださいと言われて、
2cm角のスポンジが先端に付いた「ウロキャッチャー」なるものを渡されていました。
そう難しいことでもなさそうですし、さっさと採って午前中には行って来ようと
家事を片付けて、自分の支度をすませました。
ところが・・

朝9時というのに、ふたり並んで昼寝のような朝寝・・・


「そら~、先生のとこ行くよ~」
呼びかけても、ウンともスンとも返事なし

困ったな、連れて行くだけならかえって楽だけど、
寝てたら、おしっこが採れないぞ。
わたしがウロキャッチャーを持って、うろうろしてたからかしらん?


昨日までは、頻繁に出入りしていたトイレにも、今日はほとんど行かずに寝ています。
むむむ、まさか狸寝入りではあるまいな。
そうこうするうち昼がきて、残念ですが午前の診察時間は終了

あ~、無職でよかった・・
もし、「午後から出社します」なんて約束してたらと思うと


わたしが昼ご飯を食べてるときは、しっかり起きてねだったくせに、
あれ?と気づくと、またまた眠り猫。
そして、気になる採尿問題には、
わたしがトイレに行った隙に、そらもトイレを済ませるという、
なかなかの頭脳戦で対抗してきた

でも、元気だし、トイレに頻繁に行かなくなったのは膀胱炎が良くなってるということなのだろうから、
無理して今日連れていかなくても・・・諦めモードに入った夕方の5時半、
やっと、そらがトイレに行く気配が!
ところが、ところが、やっぱりそらは気づいているのですね。
わたしが近づくと、すまし顔でトイレから出て階段を登って、曲がり角から見下ろします。
くぅ~

「ごめん、ごめん、おっかぁ部屋にいってるから、ゆっくりやって」
そう言って様子を伺うと、またトイレに来ます。
ここは、落ち着いておしっこさせてやりたいという気持ちと
ウロキャッチャーの板挟み。
いよいよ、そらも限界なのでしょう。
ウロウロウロキャッチャーなわたしを見上げてスタンバイ。
「あれ? そら、こっち向いてするの?」
いつもと向きを変えてくる作戦に出ました。
後ろからキャッチするつもりが、正面からではやりにくく、ちょっとしか、かからない


足りるかなぁ~と心配しつつも、獣医さんへ行くと、
やっぱり量が足りないそうで、検査しきれない項目もあるようでしたが、
気になる潜血反応は、プラス3なのでした

先生も薬の効き目が思ったほどではなかったとおっしゃって、
消炎剤が追加になり、さらに1週間の投薬決定

膀胱炎症状は収まりつつあるというのに・・・。
自分のことならよかったのにな。
実はわたしは慢性腎炎の大ベテランで、
子どもが成人した今では、超楽観的に経過観察中なのです。
でも、自分以外のことだと、かえって心配なものですね。
ましてや、痛いも痒いも言えないにゃんこ。
そら、真似しなくていいんだからね。

2種類の薬の入ったご飯を、一生懸命食べる頭を撫でると、
邪魔そうに振りほどく、食いしん坊のそらでした。