先週、久しぶりに遠出をして来ました。
行き先は、他に思い浮かばなければ ‘‘じゃあ道志でも行く?‘‘ と定番の道志みち界隈です。
初めて走った時はまだダートがたくさん残っていて、
車がガタンガタンいうたびに「ほんとにここ国道なの?」と笑いが止まらず、
トンネルを掘るための‘‘発破‘‘で停止させられれば、今か今かと待ったものでした。
対向してきたバスとすれ違えずに、大きな農家の入り口にお邪魔したこともありましたっけ。
そんな馴染みの道ですが、行くたびに道志みちも、道志みちに入るまでの道も様変わりしていくのが、
寂しいなぁなんて思ってしまうのは致し方なし、でしょうか。
前回走りに行ったのは今年の3月。コロナ騒ぎが始まった頃でした。
あの時は閉まっていた道の駅にもバイクがたくさん来ていましたが
わたしも久しぶりに運転して気分スッキリ、近場を散歩してからUターンしましたが
今回はバイクはもちろん、車も人も平日の昼前というのに大混雑で、
ここに来るまで紅葉の始まった山の静かな雰囲気に浸りきっていたので
長居をせずに、またすぐに走ることにしました。
3月はチェーン規制していたので諦めるしかなかった山中湖まで抜けると、パノラマ台へ。
ここも駐車スペースは一台分しか空いてないほど、たくさんの人がいてスマホを向けていました。
少し霞んでいましたが、これだけ富士山が見えれば万々歳
20年くらい前、子どもたちと一緒に登ったきり見上げるのみになったあの場所。
それでも毎回少しだけ登ってみるのもお約束で、
もうちょっと行けば見晴らしがいいかも、
と階段状の道を登って気が付くのは
何処まで行ってもススキの方が背が高い。
転ばないようにと足元を見ると、段差に生えているキノコにはげまされ、
トレッキングシューズ買おうかな、いやそんなに活躍しないよな。
スニーカーで一歩一歩慎重に下りながら、
近そうで遠い明神山(鉄砲木ノ頭)のてっぺんをもう一度見上げてから車に戻ります。
三国峠、明神峠と続く道に、かつてはたくさん付いていたタイヤ痕。
ドリフト屋さん、今はどうなんでしょ? とゆるりと走っていると、
自転車の人がわっせわっせと登ってくるのに出くわします。
ここオリンピックの自転車競技のコースらしい。
いつか停めた場所はどこだっけ?と木々の間から探しているのは富士スピードウェイ。
同じ場所かどうか定かではないけれど、
FSWが見える場所の反対側には、たくさんの花が咲いていたのは覚えてる。
車から降りて見る人がいるのかどうか、日当たりの良い峠道の斜面。
また次も探してしまいそう。
あっという間にここまで降りてくると、
限界だったお腹が大きくグゥっと鳴る。
道に迷って246に出ると新東名の工事でしょうか。
オソロシイなぁ、すごいなぁ、の光景。
いつかあの道を走る時があるかしらん。
道の駅ふじおやまを見つけて昼ご飯にする頃には、富士山は頭を雲の中に隠し、
午前中の景色がなお一層ありがたいものになる。
帰りは足柄SAのスマートICからと決めて行ってみると、これがなかなか見付けられない。
SAやPAって、‘‘表の顔‘‘しか知らなかったもんね。
裏口だもんね、なんて言い訳して右往左往、
‘‘ぷらっとパーク‘‘の意味もわからないまま駐車場に停めてヒトだけSAへ。
え、なにこれ?
でもこれでよかったようです。
いつもの知ってる場所に出た安心感。
寒いのについソフトクリームを食べて人心地。
せっかくだからミカンを買おうと産直売り場に行くと、不思議なものが目に留まる。
名前が書いてなかったので聞いてみると「きゅうりメロン」というのだと、
よく噛むと少し酸味があって美味しいですよと教えてもらい買いました。
120円。買うしかない
とうとう一度もハンドルを握らずの一日。
夕暮れ過ぎて家に着くと、どっと疲れが出るのは
運転手も助手席も同じ。
食べてみたら「きゅうりメロン」は、ドライブの後に丁度良かった。
瑞々しい味と食感に、来年は植えてみようと、よいおみやげになりました。
え、おいら?
おいらはお留守番でもいいよ、
これさえあればなんとか
たのしく遊んでられるにゃん