ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

そらが来た日

2014年08月28日 | 日記
 2年前の今頃、わたしはmomoに「行ってくるね」と声をかけて
いつものように山に出かけて行きました。







 momoは、おそらく産まれて2ヶ月くらいの仔猫のときに我が家に来てから、
昼間は誰もいない家で、ひとり留守番をして過ごしてきましたから、









 その頃、わたしが家にいる時間が増えて
ベランダでゆっくり外を見たり、カタバミを食んだり出来るようになって、
きっと喜んでいたんだろうにな~と、
今、写真を見てあらためて胸が痛みました



 その日の夕方、突然目の前に現れた、ボロっボロでクシャっクシャの仔猫のせいで、
そんなゆったりのんびりした生活が、
何万光年も彼方まで飛んでいってしまったのですから


 
   その日のことは、こちらをぜひお読みください
                          そらが来てから 1 


  






  我が家に来た日の夕方以来、
衰えることのない食欲







  
  楽しみは、momoを追いかけること?
こんなトコで隠れちゃって待ち伏せてるし








  テレビの後ろに逃げ込んだmomoを、







  
  追い詰めていくから
 この後は、いつもお決まり、トムとジェリーさながらの大乱闘









  ごめんね momo
長女同士、気持ちわかるよ










 
 でも、こんなそらには
やはり 運命 感じてしまうのです。
山の中で出会った瞬間から、纏わりついて離れなかったから、
今ここに、そらがいるのですから。






 ふたりの関係が変化するのを期待して、
綴っていこうと始めたブログ、ワンパターンから脱却ならず、
読んでくださる方には、
耳におできになったタコのお見舞い、申し上げ候


 以後もよろしくお付き合いの程、
お願いいたしまする 






黒猫ちゃんとご対面

2014年08月25日 | 日記



 棚の上で昼寝をしていたmomoが

 急に飛び起き 大興奮!



 あら~ お隣の黒猫ちゃんだ







 あらあら あちらも 目をまんまるくして


 momoに 興味津々だ

 初めて会ったの?

 聞いても教えてくれないけれど

 わたしは 初めて見たぞ ふたりのご対面








 
 去年の9月 そらに会った時の写真探したら

 黒猫ちゃんも すっかり大きくなったね

 
「そら~  黒ちゃんいるよ」







 むむ 聞いてないフリしてる



 「そらってば~」






 べ、べつに、ビビリじゃないよ









 ただ おしっこに行くだけだもん






 それからしばらく











 ガラス越しの コミュニケーション続けたふたり

 なにかを感じあったかな



 今朝も 黒猫ちゃん こっちを見てた

 momoがいなくて 手を振ったのは わたし

 ぷいっと そっぽを向いて

 ふわりとお部屋に消えました



 



 

真夏の大掃除

2014年08月22日 | 日記


 
  最高気温の時間帯 休日の息子 外へ出て
  車のタイヤを洗い出す
 

  いくつになっても 水遊び 
  始まったら 止まらない

 
  そのうち ザッ と 音がして
  玄関ドアも 洗ってる







  さっそく momoが嗅ぎつけた
  久しぶりに 兄ちゃんと遊べるにゃん








  そらも面白そうと 追いかけて 
  行ったはいいけど 途中まで
  ザッ と くるたび
  ジリジリと 後ずさり・・



 





  きっと息子の頭には
  







  こんな姿 浮かんでて







   右へ







   左へ 水をかける
 










   目では 必死に追ってるよ
   外の息子に 伝わってるかな










   momoが 今のそらより 小さかった頃から









   冬の 風物詩
   大掃除しながら ふたり仲良く水遊び









   社会人になり 年末忙しく 
   息子不在の大掃除








    部屋に入って 息子がぽそり
    




  
 


    momoさん・・・
   トシとっちゃったな


   あの頃 きみも 若かった
   
  

  
 



   若い男子は 少し離れて 見学専門
   ビビってたの?
   それとも遠慮したのかな


   珍しく momoからたのしみ奪わずに
   目を丸くして 少し離れて 見学専門


   おいらは ここで いい 

                 って 








momoとそら 真夏の出来事

2014年08月09日 | 日記



  今年の 猛暑 はげしくて


  ぐたらんらんな 猫の脚






  エアコン入れたよ  呼んでも 呼んでも

 
  ここがいいんにゃ と ぐたらんらん


  ねこは居心地のいい場所見つける天才ってきいたけど・・うちのコたちは・・?










  
  momo姐 それ 旨いの?







  そらも 気になる

  じょうろ の中身

 
  家出した時 ついた知恵?

 
  ふいに思い出し 胸撫で下ろす


  momoのいなかった 冬の日々


  寒さだけ 今 カモ~ン



    
  






  去年買ったはいいけれど 使われなかった ひんやりマット


  わたしがまくらにしていたら


  今年は どうやら 気づいたな


  
 おっかあ これ すごくひんやりしてるよ






  momoも 気づいて 


  もう 離せないにゃん









  
  これでやっと ヒトゴコチ


  猛暑に負けずに がんばろね 




  暑い 1日乗り越えた


  そんなある夜のことでした


   え~っ


  まさかまさか  奇跡の一瞬


  
  真夏の出来事  目の当たりにし 



  心の中に打ち上げ花火  



  ドッカーン! と大きく上がったよう





 


  
  そして 数日経って 気がついた



  もしかしたら  あれは


  momoからそらへの 誕生日プレゼント?


  拾いっこ そらの誕生日 正確にはわからない


  生後2~3週間で 出会ったから


  momoがプレゼントした日から


  1週間くらいお祝いすれば 外れない?
  

  
  毎日言うよ そら 誕生日かもね おめでとね


  


   


 

戦争反対の伝え方

2014年08月04日 | 日記
 


 夏といえば海水浴やキャンプ。
子どもたちが小さかった頃の夏は、
なんて眩しくて楽しかったことでしょう。

 楽しそうな親子連れに、つい、過ぎた夏を重ねて
センチメンタルに浸ってしまいます

 もちろん今だって、盆踊りや花火を楽しんでいますし、
かわいいにゃんずとダル~く過ごすのも、
年相応で、それなりにいいかな~とは思ったりしますけど


 
 
 さて、今日はちょっと趣を変えて、戦争について書いてみようと思いました。
というのは、先日知り合いの方のブログで、元自衛官の方の演説記事を拝見したのですが、
内容が心に響いてきたこともさることながら、
記事を『紹介する』という、その方の行動を自分も倣わなければと、思ったのです。


    えつこさんのブログへ




 戦争? 反対に決まってるじゃない


 自分では、選挙には行きますし、そういう態度をとっている筈と思い込んでいましたが、
実際にはどうだろう? と深く考えてみると、
真面目にそういう話を、なんのタブー感もなく話せるのは
草刈仲間と数名の親友、そして家族だけかもしれないと気付いたのです。

 森の中で一生懸命体を使っていると、
年代や性別を超えて、素直になんでも話せるんですよね。
しかも大きな声で。周りがだからでしょうか。


 ママ友と飲みに行って、もし、戦争で息子が・・・
という話になっても、何故か違う話題に流れてしまいますし、
職場の付き合いや、ほかの様々な付き合いの中でも、選挙や政党の話をしたことはありません。
もしかすると、タブーという壁を心の中に拵えていたのは自分かもしれない
そんな風にも思えてきました。


 戦争のこと、戦争には反対だという意思、
「そんなことを安心して話していい時代があったね」なんて、
後悔しながら思い出したくないから、
もっと気軽に「反対だよ」「うん、わたしもだよ」と口に出して言えたらいいなぁ。

 黙っていることは「反対」ではなく、
「賛成」と同じに数えられてしまうのですから。
 


 そんなことを、どうやって書こうかなと思っていたときに、
久しぶりに図書館へ行くと、こんな本に出会いました。







 児童文学の作家、富安陽子さんの物語が大好きなので、
未読のものがないかな~とたまにふらりと棚の前に行ってみるのですが、
ちょうど今の時期にぴったりの題名で、忙しさも顧みず借りてきました。






 不思議な世界を書いても、きゅっと懐かしくなるのは、同年代を生きたからでしょうか。
例え竜が出てきても、ちゃんと生活に入り込んでくるリアリティがある、そんな物語が多く、
この方の本に子どもの頃に出会えていたら、どれほど本好きになっていたかしらと
少々悔しい思いも抱いてしまうのです。


 さて、この本は、お盆の4日間を描いたお話です。
田舎のおばあちゃんの家に親戚中が集まって、
いとこたちと遊んだり、おいてけぼりをくったり、
お墓参りに行ったり、盆踊りに出かけたり・・
 主人公のなっちゃんと親戚の人たちとの関わりに、いちいちぎゅんぎゅんきます。


 わたしには、そうやって集まる田舎の家はなく、
父方でも母方でも、いとこの中で最年長の上、年も離れていたので、
この本に描かれたような、楽しい思い出は持っていません。

 それでも自分がそんな子ども時代を過ごしたかのような既視感に包まれ、
さりげなく始まるひとつひとつのエピソードに引き込まれ、
富安ワールドの不思議な味わいに、ほろりとさせられるのでした。


 あとがき、の位置づけになるのでしょうか、
おしまいに『もうひとつの物語』 ーさいごに本当のお話をひとつー というお話があります。
 このお話を読んではじめて、4日間の物語でなんとなく気になっていた
ある人の輪郭がはっきりと見えるようになります。
 内容は、ぜひ読んでいただきたいので、ここでは触れませんが、
こんなに泣いたのは久しぶりというほど、涙が溢れました。

 児童文学作家という仕事をされる中で、
こんなふうに戦争反対を描かれた富安さんの、
ますますファンになりました。


 もし、いつかわたしにも孫という存在ができたら、
きっと、この本で、戦争に反対だよと伝えたいと
真夏の夢を見ています。







  この青空に 黒い戦闘機の影が 横切ることなく


    いつまでも 平和で 愛すべき退屈な夏が めぐりますように。