ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

れんげの次は アカシア蜂蜜

2017年05月09日 | 近所の風景
 GWといっても 遠出するわけでもないし

子供たちも大人になってしまった今

わたしにはもう関係ないな~って思いつつも

過ぎてみれば なんだかホッとしています



4&5日は いつもの里山の仲間たちと 手作り市民まつりにお店を出して大忙しだったので

6日は 昔の同僚に会いに行く父と交代で実家の留守番をして

のんびり過ごしました

妹も来てくれたので 母をニセアカシアの土手に誘い出し

慣れないスマホのセルフィーで 写真を撮って

顎ばかり大きく撮れたしゃしんに大笑い



妹が 中学校のすぐ上の山に街ができつつあるのを 見たいと言うので

スーパーへ行きがてら ミニミニ(見に見に?)ドライブに出かけると

「おとうさん もう帰ってきてるんじゃない?」と何度も気にする母に

「ま~だまだよ」と妹もわたしも自信たっぷりに答えたのは

父が一番のんべぇだった頃の友達と会って そんなに簡単に帰ってくるわけがないよ

と確信していたからなのですが

みんなすっかり年をとったのですね

あらま?!というほど早い夕方に あっさり帰宅しました





それではお役御免と帰る妹を 駅まで送りながら土手を散歩して

もう一度夕飯を作りに実家に戻る途中

あっと気づけば ニセアカシアの写真を撮ってな~い

日が傾いて薄暗くなったアカシア並木に降りて行くと

一人のおばあさんが お散歩でしょうか

向こうからは 猫が一匹歩いてきて

なんだか待ち合わせの雰囲気












と思ったら















一言 ニ言 言葉を交わし すれ違い




わたしとすれ違う時も 見上げてニャッと一言

自転車を引いていて 写真が撮れなかったのがとても残念になるくらい

ツ~ンとすました美人 さん












月まで匂いを届かせるつもり?

背が伸びすぎたせいで 花が遠い~















やっと見つけた 手が届く枝から

甘い香りの房を 10房ほど採っていると


「てんぷら 美味しいよね~ てんぷらでしょ? 」


「いいえ・・あの・・」


振り向くと ランナーのおじさん すでに遠くへ















ほらほら あった

この間のれんげ祭りの時の養蜂箱

れんげの次はアカシアの蜜を集めるのが ミツバチたちの仕事

また秋のお祭りで買わせてもらうね













もらってきた10房は 密閉瓶の中 ただいま発酵中です

うまくいけば パンを焼く酵母に

失敗したら・・・・ 




    また来年








れんげ祭り 鯛祭り

2017年04月30日 | 近所の風景





 昨日はれんげ祭り。

年々減ってゆく田んぼの風景を寂しく思っていたら

3年前から こんな長閑なお祭りが催されるようになりました。

花を摘んだり 絵本を読んだり 畑で思い思いに過ごしたり

地区会館の庭では 屋台が出て 歌に踊りに 賑やか賑やか。 











 市内の公立中学校に養蜂部でができたのは いつの頃だったのでしょうか

市内のちょっと有名な養蜂家さんがご指導に当たられていて

ここ数年 街のお祭りで ハチミツが販売されるようになりました

地元のハチミツ しかも売り子さんはかわいい中学生

ハチミツ好きにとっては 買うだけでも十分満足なのですが

れんげ祭りでは 養蜂体験も出来るのです



今まではチケットが売り切れでしたが

昨日はついにゲット!

こんなに間近で巣箱を見せていただきながら

いろいろとお話を伺うことができました












 その上 こんな経験も!

蜜がたっぷり詰まった箱は 思ったよりずっしりと重く

素手で持っていても ハチたちは大人しくてぜんぜん怖くなかったです

はじっこにいたミツバチが 何匹かわたしの手にも止まりましたが

「ん? 板じゃないなぁ?」という一瞬戸惑ったような顔をして(るように見えました^^)

すぐにまた蜜を集めに 飛び立ちました








 

遠心分離機で搾る体験もさせていただき
写真が撮れなかったので こちらで見てね


搾りたてを瓶詰めしたものを お土産でいただきました

このはちみつは 今月上旬に市内の川沿いに咲いていた桜の蜜を集めた箱に

ここのれんげの蜜がミックスになっているので

「これはねぇ 最高に美味しいですよ!」と顧問の先生がおっしゃるので

指先にとってさっそく舐めてみると 優しい春の匂いが口の中に広がりました







はちみつだけでも十分満足な一日に

昨日はもうひとつお祭りが





じゃじゃ~ん!








これは一昨日妹のダンナさんが釣ってきた黒鯛とハタ(?)です

黒鯛が大漁だったそうで はるばる届けてくれました












顔の大きさは そらより大きい鯛くん

うちのダンナさんが捌いて
 









美味しくいただきました

あらは もちろん煮てあります










祭り 祭りって オイラたちの口には入んないじゃにゃいか~

お腹いっぱいのわたしも

今日はにゃんずの昼寝祭りに ちょいと付き合って

こんやも引き続き 鯛祭り~♪

の準備にそろそろ取り掛かろうと 思いま~す













母と散歩

2017年04月21日 | 近所の風景




 お休みだった昨日、昼ご飯を一緒に食べようと実家へ行きました。

この頃心配なのは、賞味期限が切れた食材が残っていること。

そのチェックもかねて、冷蔵庫の掃除もかねて、簡単な食事を作り、

一緒に食べています。











 晴れた日は、すぐ近所の多摩川の土手に散歩に行くと聞いてましたが

あれほどのいい天気だったのに、昨日は出かけていないと言います。

「探し物」をしていたんだとか。



それで、父が午後一番で用事をしに出かけるのと一緒に外へ出て

母を散歩に誘いました。





土手沿いの道は車がブンブン飛ばすので

母一人ではとても渡れませんが

車の途切れたタイミングで渡って、土手に登ると

若草の中で、青や黄色のかわいい花が揺れていました。



土手から川側に降りて、アカシアの雑木林を歩いてゆくと










たぬき?

疑いたくなるような、痩せて毛の抜けたたぬきが一頭、こちらを見ていました。

父と歩きに来ていると話していた母も

たぬきには初めて会ったと、嬉しそう。


母が嬉しそうで、わたしも嬉しいような、かわいそうなような、ちょっと複雑な気持ちになります。











 ねこのところまでね。

そう言って歩いていたのですが、

こんなに離れたところからも

「あら いるわね」と母が見つけたのは驚き

目はいいようです










前にもお会いした、猫のお世話をする女性が、ちょうどご飯を上げたところだったようで

数匹の猫が食後の毛づくろいをしていました。

たぬきの話をすると、猫さんエリアの近くでは子たぬきが姿を見せるとのこと、

ごはんのおこぼれを期待しているのでしょうか。

なんだか気の毒なたぬきたち。



遠くにいる鳩をじ~~~っと見ている猫さんの後姿を

じっとみている母に、水分を持って出なかったことを後悔して

またゆっくり来ようよと声をかけて

来た道をゆっくり戻りました。


用事を済ませて帰宅していた父の

「おかえり」と言った顔は

昔、幼かった子どもたちと土手から帰った時に迎えてくれたのと

同じ笑顔でした。



日溜まりの猫たち

2017年02月10日 | 近所の風景

 

 

  この頃 里山へ行くより 土手で過ごすことが多くなりました

   川の近くにある実家で用事を済ませて

   帰りに寄れるという便利さもあるのですが

   地域の人たちが手入れをしたこの日溜まりは

   冬でも暖かくて心地よく

   今年の木の実工作用にとアケビの蔓を探したり

   カゴ用の笹を採ったりしながら

   ゆっくり歩いて行くと  

   

   

 

   ほらほら、う~んと小さく見えてきた 

 

 

 

日向ぼっこをする猫たちの姿

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは野良ちゃんたちの食卓兼リビングのようなスペースで

ときにはお世話する方が 青いベンチに座って猫と話しているのを見かけますが

この日は猫たちだけでした

 

 

 

 

 

2匹だけかな

 

 

 

 

 

 

まだまだわたしには警戒心丸出しで

これでも 随分近くで撮らせてくれるようになりました

あと1歩と足を出すと ささっと藪に逃げちゃいますが

 

 

 

あ、わたしが歩いて来た方からもう1匹!

 

 

 

 

ずんずんと前進してくる

堂々としているなぁ

 

 

 

 

 

 

 

わたしになぞ目も呉れず

 

 

 

 

 

猫まっしぐら 恋人?

 

 

 

ここにいる他のコたちよりも身綺麗なのは

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことしてもらってるから

 

 

 

 

 

 

 

あれれ 目を離したら どのこがどのこか わからなくなった

 

 

 

 

 

  

 

 

でもね 血が繋がっているから どのこも仲がよいみたい

いつかお会いした 川向こうから来る猫守りの女性が来て

少し話しました

 

 

 

 

 

 

晴れた日は こんな姿を見て安心出来るけれど

雨や雪の日は心配ですね と言うと

 

大丈夫ですよ

猫は賢いから ずぶ濡れになったりしないように身を守るすべを知っています

この辺は岸部からもだいぶ高さがありますから 

台風のときも流されたコはいませんでしたし

とおっしゃいました

 

 

 

それに この間 笹を採っていたら見つけちゃいました

 

 

 

ブロックを敷いた 高床式ハウスと

 

 

 

 

 

 

二階建てハウス

 

 

 

今日はどんより寒いから

あの中で凌いでいるのかな 

明日はまた暖かくなるといいけれど。

 

 

 

 


夕陽に誘われる季節

2017年01月09日 | 近所の風景





狭い自宅の居間に 

晴れた日の夕方

誘惑の時間が訪れます












 
それでたまに近くの橋まで行って

小さなデジカメを向けています













お父さんと釣りをしてる男の子

なんだか無性に羨ましかった













丹沢の山に沈んでいく 今日の太陽













今月の終わりには ここからダイヤモンド富士が見えそうです

わたしたちの山から見えるのはその数日後

今からうずうずと タイミングを測って待ちます



明日もいい天気になりそう

この季節の夕陽は やはり格別です












猫守りの人たち

2016年12月07日 | 近所の風景




先月のことで恐縮です。
今年も、地域の文化センター祭りに木の実工作で参加しました。
地元の里山を手入れするNPOの仲間たちと一緒です。
毎年、里山や河原、それぞれの出かけた先で拾い集めて来た
木の枝やどんぐり、草の実などをテーブルに広げて
子どもさんや親御さんに、好きなように工作してもらっています。


今年は、天候不順が理由なのか、クヌギのまんまるどんぐりが少なく、
例年より一週間、開催が遅かっただけでこんなに?と思うほど
他の草木の実も不作でした。










わたしは、一番多摩川の近くに住んでいて、毎年こちらでも材料集めをするのですが
土手から降りて「なんだか荒れてる」と思った通り、こちらもまったく当てが外れてしまいました。
去年はセンニンソウの白い綿毛がふわふわと目を引き、
活動写真を展示したパネルを縁取るほど、長い蔓をたくさん採っていけたのに
今年は綿毛をついにひとつも見つけられない有様でした。






それでも諦めきれず自転車を引っ張って歩いて行くと
ひとりの女性とすれ違いました。
とても身綺麗でお洒落な方でしたから、土手でランニングやウォーキングされるわけではなさそうです。
おはようございます、とお互いに挨拶は交わしましたが、視線を逸らされたのが心に引っ掛かりました。
すぐに自転車で男性がやって来たので、また挨拶を交わし、少し離れた場所で見つけたノイバラの実を見ていると
そのお二人が話を始めたのが聞こえてきたのですが
「猫が増えた」「減った」という会話が聞こえてきて、思わずピーン!
わたしにもやっと合点がいったのです。





 今年の5月の様子です




結局、その場所のノイバラも黒ずんでいたので採取は諦め
自転車を向けなおし、お二人のそばに行くと目が合ったので、
思い切って「猫にご飯あげてらっしゃるんですか?」と聞いてみました。
それで、おそらくわたしを猫好きとわかっていただけたようで
先ほどのヨソヨソしさとはうって変った笑顔が返ってきました。












土手の先の方で、昔から、猫にご飯をあげているおばあちゃんがいるのですが
この場所も、そのおばあちゃんが毎日、焼酎大五郎の空ペットボトルに水を汲んで持ってきていて
その女性を含めた4名で交代でご飯を上げたり、病気のコを獣医さんに診せたり避妊・去勢手術を行ってきたそうです。
いっときはかなりの数がいた猫がとても少なくなり、淋しいような、でも喜ばなきゃいけないような
複雑な気持ちでいたのですが、ちゃんとお世話をしてくださっていた方がいたのです。











『TNR活動』というやっと耳に馴染んできた言葉こそご存じではなかったですが
捕まえて手術を施してご飯を上げながら様子を見守ってきた、
地道で粘り強い行為を誰に指示されることもなく継続されてきたのです。


猫にもいろんなコがいるのでね、すぐに寄ってきてくれるコはいいけど
具合が悪いのがわかってても、どうしても捕まえられないコがいて、
お医者さんにも連れていけないまま姿を消したコもたくさんいます。

そうおっしゃいました。





 TNR一生懸命やってる 首輪のない猫さんのブログはこちらです








写真を撮らせてね、と言うだけですりすり寄ってくるコ、たしかにいますよね

春にわたしが見かけたコたちのうち1匹は亡くなったそうですが
捕まえられなかったコが産んだコたちで、今はここに7匹いるので
よかったらおやつを持ってきてあげてくださいね。
と言われました。











その方が川向こうから来ているとうかがって思い出しました。
うちのダンナが朝走りに来て、たまに川向こうから来ている女性にお会いすると話していたのです。

その話をすると「あら~」と覚えていてくださいました。
というのも、「ねこにえさやらないで~」と言いながら走り去られたり、
お皿を蹴飛ばされたりしたこともあるらしく、人がくると緊張するそうです。
それで最初、わたしにも目を合わせないようにされたのだなと思い至ったのですが
淋しいですね、人間は穏やかに話し合うためにも口があるのに。




ここが気持ちの良い場所になって何年になるのか、記憶にないのですが
以前は笹だらけで、とても女性が一人で歩けるような場所ではありませんでした。
わたしが子どもの頃は、それこそ猫や犬がよく捨てられて行くような場所でした。
そこを地域の方たちが毎月手入れをして、こんなに日当たりの良い気持ちのよい場所にしてくださったので
猫たちが居心地がよいのは、その方たちのおかげでもあるのです。


ですから、手入れの時に思わず撤去したくなるようなことは避けないとなりませんし
猫が好きな人も、嫌いな人も、気持ちよく感じられる場所でなければならないなと思います。


そんな理想を言うのは簡単ですよね

おやつをあげるほかに、なにか出来ることあるかな?
近いのに、用事がないとなかなか行かない場所です。
でも、できるだけ散歩に行こうかなと思います。

猫も、山も、ごみを捨てないのに、
汚れてると、そのせいにする人たちがいるので、
落ちていたら拾ってこようかな。
あとは、寄ってくるコがいたら頭を撫でてくるくらいでしょうか。


今日は天気がいいから日向で寝てるかもしれません。





仲間たちが必死で集めた材料で出来た作品をもう少し載せておきます。
今年は、「ここに持ってくれば子どもさんにプレゼントしてもらえる」と
自作のどんぐり作品をわざわざケースを買って入れて持ってきてくださった方がいました。
たくさんです。
みんな喜んで持っていってもらえました。














来年はまたたくさんの材料が採れるといいな~。




それぞれの猫

2016年05月11日 | 近所の風景



 
 五月が始まった頃、今年も近所の土手でニセアカシアが咲きました。
見に行くのが少し遅くなってしまい、晴れてもなく、花のピークを過ぎていたのもあるのですが
ニセアカシアの木は、ますます弱ってきたようで、
エノキなど、ニセアカシアが土手を占拠する前の在来種が再び勢力を伸ばしているのかな?といった趣です。


二年前の様子はこちらです。よかったら見てね





それでもあま~い香りに誘われて、自転車を引っ張って歩いてゆくと










久しぶりに猫に会いました。
去年の秋だったか、見かけたコたちです。













ずっと以前はここを歩くと、あっちにもこっちにも、
川原に降りてゆく藪の中にも、たくさんの猫がいました。
そしてその数だけの餌も。

今は、まったく姿が見えないことも多く、ご飯の容器もほとんど見当たりません。
このコたちが、ここで暮らす最後の猫なのかもしれないという思いがして
チクッと胸が痛いような、でも半分はホッとしているような、複雑な感情が湧きました。


猫がたくさんいる風景は一見楽しげでしたが、
決して伸び伸びと好きなように暮らしているようには感じませんでした。
傷を負い、警戒心から険しい表情でこちらを睨むコが少なくなかったですし
毛並みがきれいに見えるコでも人間不信は明らかといった風情でした。

このコたちだって、本当はあたたかい寝床とご飯が待つ家があったのかもしれませんし、
最初から温もりを知らずに生きてきたのかもしれませんが
これ以上近づいて手を伸ばして確かめることも、わたしにはさせてもらえないのでした。










ただ写真を撮って、帰る。それだけです。







家に帰り、この姿を見るだけで、なんだか胸のつかえがおりました








momo ♀ 11才 住所不定経験 家出経験 それぞれ1回










そら ♂ 3才 住所不定経験あり 家出経験なし



会えてよかったじゃんね お互いに




おっかぁ なに ブツブツ言ってんの?  オイラお腹すいたよ







散歩の楽しみ 農業用水の風景

2014年11月06日 | 近所の風景
 すっかり秋めいて、肌寒くなり
宿題のために(まだポチポチと・・(^^ゞ)椅子に座れば、
momoがテーブル経由で膝に降り、
椅子の下からは そらの手が伸びてくる。

 ふたりとも、眠たくて仕方がない。
そしてふたりとも、誰かの(わたしじゃなくてもいいんです!)ぬくぬくの膝で眠りたい。

 その気持ちはわかるのですよ。
夜はふたりに挟まれて、ぬくぬく眠らせてもらっている恩があるし
かといってふたりいっぺんに膝には乗せられないので
momoだけ乗せているのですが、やっぱり数分で腰が痛みだし、
無理やり下ろして、立ってパソコンを打っていると




 こんなふうに寝こけます。
momo、落ちないようにチカラはいってない?







 じきにそらは こんなカタチに。
寝てると かわいいねぇ。



 さすがにパソコンから離れないと体に悪いし、
図書館の返却期限も数日過ぎた(^_^;)
 自転車で走り出せば、近所の用水が気になる季節。


 わが街には、江戸時代に作られた農業用水路があって
いまだに現役で、街中さまざまな場所を網目のように流れ
田畑を潤しているのです。

 その中でも、ここはとくに好きな場所です。
ご近所の方が手入れをされているのだと思うのですが、
いつ来ても心が和み、立ち寄っては写真を撮っているのですが、
先日、楽しみが増えました。




  
 これは6月 紫陽花が咲いていました。






 
 夏を越えて草の勢いがすごい9月。柿の実が青く実ってました。 







 10月の終わり。この時です。
ここに行く楽しみが増えたのは。

 もう柿の実は、みんな食べたのかしら。
そう思いながらシャッターをきって(といってもiPhoneですが)、顔を上げたとき、
その柿の木めがけて、青く輝く小さな鳥がすごい速さで飛んでいったのです。

 よく晴れていたので、背中の青い色はきらきらと輝いて
一瞬ですが時間が止まったように感じて、
はっとわれに返ると、見れただけで幸せ~な気持ちになっていました。

 あれはきっと、ルリビタキ!また出てこないかな、と待ち続けましたが、
アイスを買ってきてしまったのを思い出し、それ以上待つのは諦めました。 


 あの時は一瞬のことで、写真を撮る余裕もなかったのですが、
もしまた会えても、あの速さではむりかなと思いながら、
会えるだけでもいいからと、もう一度出かけてみました。

 今度は、先日ルリビタキが飛んで行った奥の方へ行く道を探して
ひとつ手前で角を曲がってみたのですが、今まで通ったことのない住宅街の路地へ入ると、
少し傾いた秋の陽も手伝ったのか、不思議な雰囲気を感じる場所でした。
細い道を曲がって用水に出ると、鳥のさえずりに驚きました。まるで鳥の楽園です。


 



 カモの一家が水に入っていくところでした。








  そーれ






  そーれ






 次々に飛び込んで、見る間に全員水の上。





 すい~っと気持ちよさげなカモの頭上では
オナガがぎゅいぎゅい言いながら 木から木へ飛び回り、
他にも数種類の鳥のさえずりで、にぎやかなこと。

 これならルリビタキに会えるかも。
アイスも持っていませんし、ゆっくり待ってみることにしたのですが・・・






 その日は残念、そう簡単ではないですね。


 でもその小さな小さな旅は、家出したmomoを探しに出かけたときのことを思い出させました。
あの時も、近所にある意外な場所の発見の連続でしたから。
また来よう。次はまた違う路地に入ってみるぞ。
そう思いながら家に帰ると、お腹を空かせたふたりが
文句を言いたげな顔で出迎えてくれました。

 
 おっかあだけズルいな、って言わないでね。

アカシア並木

2014年05月13日 | 近所の風景

 

 いつも里山にばかり出かけているわたしですが、
わたしの家は、多摩川もすぐ近くにあります。

 離れて暮らしていた頃は、わざわざ車で遊びに来ていた多摩川も、
近くに住んでしまうと、いつでも行けると思うせいかあまり行くこともなく、
なにかの時に行ってみると、やっぱり気持ちよくて、
もっと頻繁に来ようと思うことの繰り返しです。






 それでも毎年GWの前後には、土手沿いのアカシアに惹かれて、
時間が許せば何度か足を運びます。
 地元の環境委員会の方のお陰で、こんなに気持ちの良い空間が広がっています。






 実家もこの近くなので、ノイバラも子どもの頃からの馴染みですが、
なんだか、ずいぶん立派になった感じがします。
ほかの植物が入れ替わっているのに、
おそらくこの花はずっとここにあるから、この風格が生まれたのでしょうか。







 子どもの頃は、甘い蜜を吸うのが楽しみでしたが、
オトナの楽しみは、花房をまるごと揚げる天ぷら。
でも、今年は油っぽくて失敗でした。








 2007年の写真を出してきました。カモが散歩していたなんて、すっかり忘れていました。







 7年前は、土手から見た並木は、まだ景観を保っていました。


   ですが、





 ここ数年、台風の度に倒れる木が後を断ちません。
樹齢も長くないし、元々風などには弱く、
おまけに最近では外来種として問題視されることも多いようです。

 わたしにとっては子どもの頃から馴染みの深い愛着のある木であることは変わりませんが、
今では、土手から写真を撮ろうと思えないほどの悲壮感に覆われた景色になってしまいました。





 
 ナイトメアーのジャックが似合いそうな木ですね。







 でも、足元を見れば、次の世代がしっかり育ちつつありますし、
いつまでも、気持ちの良い場所であって欲しいなと思います。


 



 
 ここは猫もいます。







 朝、夕とご飯を届けてくれるおばあちゃんがいるので、元気なコが多いですが、
今年は急に猫が減ったと、ジョギングで来るダンナが気にしていました。





  行けば面白いにゃんことの出会いがありました。


 にゃんこのことも気がかりですし、
これからはもう少し、川にも足を向けようと思います。