ある日の里山

　　
　ある日の午後

　里山の中でふと視線を感じると







　おや、いつからいたの？

　







　山の入り口辺りにいるコに似ているけれど

　今日はどしたの？　ひとりで来たの？










　かまって欲しいような　欲しくないような

　そっとそっと近づくと　

　ちょっとちょっと　後ずさりするけれど


　また　すぐに戻ってきて









　　いつの間にか








　　近くに来てる









　木漏れ日を避けて身を隠す　カメレオン猫

　一緒に帰ろうと誘ったのに

　いつの間にかいなくなってた


　






　道端にホタルブクロが揺れる季節









　エノキの幼木に見つけたお客さん　









　初めて知った　ゴマダラチョウ

　日に透ける羽が涼しげ

　








　ヒョウ模様の蝶を追ってゆくと










　むくっと目を覚ました　小さな白い竜に会った




　雑木林は　静かだけれど　

　ほんとはとても賑やかみたい









　

　

すごいのが来たー

　宅急便ですごいのが届きました


　momoより大きな魚　きんめだ～い！



　お義母さんが　お友達とバス旅行で　沼津やら箱根を巡って

　なにごともなく帰路に付いた安心感から　

　大盤振る舞いで　小田原のお魚冷凍セットを送ってくれたのです

　ヤッター！




　そらが寝ていたので　momoとキンメの奇跡のツーショットが撮れたのですが

　直後に駆けつけたそら


　その必死さときたら・・








　　クンクンクン　









　　こ、これは！！








　　ねぇねぇ　本体がないんだけど！








　　さかな　さかな　さかにゃ～　　ねぇ　どこ？









　　　ねぇ！　おいらの　さ～かにゃ～



　　　キンメを目の前に置かれても冷静沈着のクール・ビューティにしたら

　　　

　　　あ～　見てらんない


　　　といったとこなんでしょうね～


　　　さ～て　どうやって食べようか　楽しみです

momoとわたしのテレビタイム

　
　数年前までは考えられなかったことですが

午前7時台、今やわたしはすっかりテレビっこ、ならぬテレビおばさんをしています。

BS3で里山の風景を見ながら朝食を食べ、

今なら　再放送の‘あまちゃん‘　最新の　‘まれ‘　と2本立てで見続け

我ながら、切り替え早くなったな～と　呆れるやら感心するやらしながら　泣いたり笑ったりして　

その後は　火野正平のチャリ旅や、岩合さんのネコ歩きや、一筆書きの百名山で

コーヒーを飲みながら　のんびりと同行気分を味わっているのです。


　朝ごはんの済んだにゃんずは　スヤスヤと朝寝をしていることもあれば

たまに　驚く程テレビにのめり込むこともあります。

特にmomoは　大きな魚や猫の映像に今までも釘付けになってきましたが

この日は　おサルに心を奪われたようでした　




　





　　　画面の左上に小さく映っているおサル　よく気が付いたね
　　





　　　「かっけー」

　　　momo一目惚れ　

　　

　　



　　ところがサル　一瞬で去る
　　







　　あ～　行っちゃったね


　　と言うのも聞かず　momoは迷わず　テレビの後ろに飛び込んで　

　　凄まじい勢いで出て来ると







　クゥ～　っと喉の奥から声を出しながら　探し回りました








　もう次の番組なんですけど

　　ガマさん　出ちゃうよ









　　必死だぁ








　　「おっちゃん　おサルさんどこ行ったか知らない？」


　　知らないと思う～




　


　　
　　　そこへ

　　「momo～　なにしてんだ？」

　　　お兄ちゃんが起きてきた


　




　　「兄ちゃ～ん」　途端に甘えるmomoだけど


　　　おサルの代わりなんて　言えない　言えない