わたしの住んでいる街と 隣の街の境に
猫を交えた ちっちゃい思い出の場所があります。
雨が降ったり止んだりの今日は その時の写真を探してみることにしました。
その道は 何年か前までは仕事に行くために毎日通っていました。
今は 月に一度通るか通らないかという程度ですが、
通ると 必ずあの日のことを思い出すのです。
3年前の3月。
息子に2着目のスーツを買うために 自転車で一緒に走っていた時でした。
一緒に走るといっても、息子は十数メートルも先を走っていて会話なんてままならずでしたが
ここに来ると自転車に跨ったまま「ほれ」と指をさして顔を向けてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/88/c4cef3f7c92883b6fafe22359d470425.jpg)
毎日通っていても 猫を見かけることもなかったのに
塀の上に2匹並んでいるなんて・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
息子がスマホで写真を撮り始めたので わたしも携帯を出していると
「写真撮ってるの~?」と言う声が聞こえました。
振り向くと、鮮やかな青いセーターに黄色い毛糸の帽子を被ったおばあさんが
ベージュ色の猫を抱いてニコニコと近づいてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/patineko.gif)
「絵本から飛び出してきたようなおばあちゃん」
通勤の途中に何回か見かけて そう思っていたおばあちゃんでした。
森の中でも何でもない ただの街中の普通の道でしたが
やっぱり そのおばあちゃんの登場の仕方は童話の一場面のようでした。
「ここのおうちの方ですか?」内心(似合うな~)と思いながらきいてみると
「ちがうよ」と言った後、ツンとおすまし顔になって
「ねぇ、わたしたちも写真撮ってよ」と ベージュの猫さんを抱き直すのです。
息子が一緒なのと 塀の上に猫を見つけたことで なんだか愉快な気分になっていたわたしは
「はい、じゃぁ撮りますよ」と2~3回シャッターを押しました。
なのに、おばあさんは写真を見もしないで「はい、ありがとね」と
また来た方へ すたこらさっさと行ってしまったのです。
あらあら・・・でも毎日通る道ですから また会えるだろうくらいの気持ちで
わたしたちもスーツ屋さんに向かいました。
家に帰って一番よく撮れた写真をプリントアウトすると
翌日から持ち歩いていたのですが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s1_spr_chulip.gif)
そのまま3年4ヶ月が経ちました。
あの道を通るたびに また猫が塀の上に並んでいないかと目を向けるのですが
塀の下の草むらにすら姿を見ることはないので、
あの日はよほど特別な日だったようです。
今日 ノートに挟んだ写真で 久しぶりにおばあちゃんとご対面してみると
とてもとても懐かしい気持ちが湧いてきて
また写真を持って 自転車で通ってみようかなとか 思っているのです。
猫を交えた ちっちゃい思い出の場所があります。
雨が降ったり止んだりの今日は その時の写真を探してみることにしました。
その道は 何年か前までは仕事に行くために毎日通っていました。
今は 月に一度通るか通らないかという程度ですが、
通ると 必ずあの日のことを思い出すのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0194.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bikes.gif)
3年前の3月。
息子に2着目のスーツを買うために 自転車で一緒に走っていた時でした。
一緒に走るといっても、息子は十数メートルも先を走っていて会話なんてままならずでしたが
ここに来ると自転車に跨ったまま「ほれ」と指をさして顔を向けてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/88/c4cef3f7c92883b6fafe22359d470425.jpg)
毎日通っていても 猫を見かけることもなかったのに
塀の上に2匹並んでいるなんて・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
息子がスマホで写真を撮り始めたので わたしも携帯を出していると
「写真撮ってるの~?」と言う声が聞こえました。
振り向くと、鮮やかな青いセーターに黄色い毛糸の帽子を被ったおばあさんが
ベージュ色の猫を抱いてニコニコと近づいてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/woolcap.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/poloneck.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/patineko.gif)
「絵本から飛び出してきたようなおばあちゃん」
通勤の途中に何回か見かけて そう思っていたおばあちゃんでした。
森の中でも何でもない ただの街中の普通の道でしたが
やっぱり そのおばあちゃんの登場の仕方は童話の一場面のようでした。
「ここのおうちの方ですか?」内心(似合うな~)と思いながらきいてみると
「ちがうよ」と言った後、ツンとおすまし顔になって
「ねぇ、わたしたちも写真撮ってよ」と ベージュの猫さんを抱き直すのです。
息子が一緒なのと 塀の上に猫を見つけたことで なんだか愉快な気分になっていたわたしは
「はい、じゃぁ撮りますよ」と2~3回シャッターを押しました。
なのに、おばあさんは写真を見もしないで「はい、ありがとね」と
また来た方へ すたこらさっさと行ってしまったのです。
あらあら・・・でも毎日通る道ですから また会えるだろうくらいの気持ちで
わたしたちもスーツ屋さんに向かいました。
家に帰って一番よく撮れた写真をプリントアウトすると
翌日から持ち歩いていたのですが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0068.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_katori.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/redleaves.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/win_snowman.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s1_spr_chulip.gif)
そのまま3年4ヶ月が経ちました。
あの道を通るたびに また猫が塀の上に並んでいないかと目を向けるのですが
塀の下の草むらにすら姿を見ることはないので、
あの日はよほど特別な日だったようです。
今日 ノートに挟んだ写真で 久しぶりにおばあちゃんとご対面してみると
とてもとても懐かしい気持ちが湧いてきて
また写真を持って 自転車で通ってみようかなとか 思っているのです。