ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

家の周りの草取りとオマケの楽しみ

2016年05月26日 | 草木と遊ぶ




 またまた久しぶりの更新になりました。
爽やかで気持ちの良い5月もあとわずかですね。

 もうすぐ鬱陶しい梅雨が来るかと思うと
気持ちの良い里山に毎日でも通いたいくらいなのですが、
去年傷めた膝の調子がちょいと良くないうえ
先々週、今までで一番太くて長~い大蛇に遭遇してしまい
一人で里山に向かう勇気がしぼみがちの今日この頃な、ねこじゃらです












 でもね、あるんです。
出かけていかなくても、こんな大自然が我が家の裏に
街を流れる農業用水から分かれた、ほんのささやかな流れ(側溝ですが)の両脇に
今を盛りと草が伸び放題。(ご近所から伸びてきたツルニチニチソウも超元気です)
毎年、夏の盛りになってから草取りをするものだから、汗はかくし蚊に刺されるし
「よし!今年は早めに退治だ!」というわけで、
一番近くの自然の中で草取りをする日々を過ごしておりました。










 初めは刈った草を容赦なく大きなポリ袋に放り込んでいたのですが、
まだこの時期は初々しい草の香りが鼻先をくすぐります。
特にヨモギはその香りから、久しく作っていないヨモギ餅を思い出し
そのまま捨てるのはモッタイナイ気がしてくるのですが
お餅を作るのはちょっと面倒です。
そこで、草木染めに使ってみることにしました。









そこからは特別扱いのヨモギさま、
大事に刈られ集められ、洗面台できれいに洗われると
すっぽりと鍋の中に収まりました。










染液を煮出す間も台所はヨモギ餅、じゃないヨモギの匂いでいっぱい!
匂いを嗅ぐだけで体が浄化されていくような気がします。

染められるモノは590円で買った白いTシャツ。
じつは、いつでも草木染めが出来るように用意しておこうと、買ったばかり
洗ってあったTシャツを、もう一度水で濡らして絞ったら、そっとそっと鍋の中へ。










台所の隅っこの引き出しの奥から、いつかの残りのミョウバンをありったけ使って作った媒染液と交互に3回繰り返したら
こんな色のTシャツに変身しました。左側の半袖です。












隣のうす~く茶色っぽく見えるのは、4月にクヌギの枯葉で染めたものです。
春になって新しい葉っぱが芽吹くと前の年の枯葉が落ちるのですが
風の強い日に木から落ちる前に袋に集めていたら捨てるのがモッタイなくて染めてみました。





   




枯葉のままの時期が長いので、「枯れちゃったの?」ときかれることもありますが
今じゃこんなにモジャっとしてます。











 
ヨモギで染めたTシャツを干して一段落して、ハタと気づくと、
染液を作る時に使った洗濯ネットがなんともい~い味わいの色になっています。









写真ではわかりづらいですが
天然のものからはなかなか出ない緑色。
ん~・・・次はあれに近い素材で染めてみようか。
なかなか思い通りにいかないので、草木染めは飽きないのかもしれないです






   




子供の頃のおままごとでは、「お薬」だったどくだみも
日陰にたくさん咲いていたので、少し前に教わった「チンキ」を初めて仕込んでみました。
出来上がったチンキを精製水で割ると化粧水になるんだそうです。
使わなかった分をお風呂に入れてみたら、気分も肌もすっきり。
化粧水の効果も期待大 みたいです。






 裏の草むらでガサガサやってるわたしを
 初めは網戸越しに珍しそうに眺めていた にゃんずですが・・・





 

momoはこんな寝姿










そらはいたってマイペース



そんな日々でございます







それぞれの猫

2016年05月11日 | 近所の風景



 
 五月が始まった頃、今年も近所の土手でニセアカシアが咲きました。
見に行くのが少し遅くなってしまい、晴れてもなく、花のピークを過ぎていたのもあるのですが
ニセアカシアの木は、ますます弱ってきたようで、
エノキなど、ニセアカシアが土手を占拠する前の在来種が再び勢力を伸ばしているのかな?といった趣です。


二年前の様子はこちらです。よかったら見てね





それでもあま~い香りに誘われて、自転車を引っ張って歩いてゆくと










久しぶりに猫に会いました。
去年の秋だったか、見かけたコたちです。













ずっと以前はここを歩くと、あっちにもこっちにも、
川原に降りてゆく藪の中にも、たくさんの猫がいました。
そしてその数だけの餌も。

今は、まったく姿が見えないことも多く、ご飯の容器もほとんど見当たりません。
このコたちが、ここで暮らす最後の猫なのかもしれないという思いがして
チクッと胸が痛いような、でも半分はホッとしているような、複雑な感情が湧きました。


猫がたくさんいる風景は一見楽しげでしたが、
決して伸び伸びと好きなように暮らしているようには感じませんでした。
傷を負い、警戒心から険しい表情でこちらを睨むコが少なくなかったですし
毛並みがきれいに見えるコでも人間不信は明らかといった風情でした。

このコたちだって、本当はあたたかい寝床とご飯が待つ家があったのかもしれませんし、
最初から温もりを知らずに生きてきたのかもしれませんが
これ以上近づいて手を伸ばして確かめることも、わたしにはさせてもらえないのでした。










ただ写真を撮って、帰る。それだけです。







家に帰り、この姿を見るだけで、なんだか胸のつかえがおりました








momo ♀ 11才 住所不定経験 家出経験 それぞれ1回










そら ♂ 3才 住所不定経験あり 家出経験なし



会えてよかったじゃんね お互いに




おっかぁ なに ブツブツ言ってんの?  オイラお腹すいたよ







沖縄に行ってきました 猫にも会ったよ 2

2016年05月01日 | 旅行



 
  沖縄への初めての旅行の続きです

聖地『斎場御嶽』で、3匹のまったり猫 なんくるにゃいさーずに会った翌日

またまた個性的な猫さんと会いました。


朝ご飯の前に、ホテルの近くの浜へ散歩に出かけたときのことです。







 

こんなことでも記念撮影です。

なにしろ出発する日まで予報はずっと曇りでしたから

太陽が拝めるだけでテンションがあがります

その上、こんなに足を長くしていただいて、ありがたや、ありがたや









 
南国の植物や、大迫力で飛び交う大きなバッタ。

眺めたり、写真に撮ろうと格闘していると、頭上からまたあの声が聴こえてきました。

お喋りなイソヒヨドリさんです。

見回しても他に仲間はいなさそうなのに、誰に向かってあんなに喋っているのでしょう?

でもなんだか、ご機嫌な調子で喋ってますから、こちらもなんだか楽しくなってきます


いろいろ見飽きずに予定より長めの散歩になり、

いよいよお腹が鳴り始めたので、裏口から入ろうと歩いてゆくと








  ちょっとちょっとお客さん!

待った待った ナゴナゴナ~ゴ! という感じで

ちょいと怖い顔した猫が近寄ってきました。



 あら、ここから入っちゃだめですか?

と返すと、無視しない種類の人間だにゃ と判断されたのか










 
 懐くのね、かんたんに。









 ほいほい、なでなで










  ぺろぺろ ありがとね

 でもお腹すいたから入るね

と言うわたしより先に猫さんがドアの前に立ったとき










どよどよと学生さんが出てきました











 しかも次から次へ










 あら~、何人いるの~?









 超 かわいんだけどぉ! って言われたり











 うわ びっくりした! って言われたり

 すっかり人の波に飲まれちゃったのに慣れてるのか、動じない猫さん

 う~む、またしても なんくるにゃい のか!













 そしてみんなが通り過ぎると

 



 






 また 懐く




わたしたちとすれ違いに出て行ったお客さんに

また少し怖い顔してみせて、構ってもらえるか確かめてた

観光地の猫さん、暇つぶしが上手です。












 この日は、午前中を残波岬で過ごそうと決めていたので、車で灯台に向かいました。

途中、海から楽しげな声が響いてくるので、カメラでめいっぱい望遠にしてみると

先ほどの学生さんたちがウェットスーツに身を包み、マリンスポーツ体験中でした。

授業の一環なのかしら、羨まし。










 
灯台の周囲に整備された遊歩道を歩くと、

クサトベラの群落や、その中に咲き始めたユリに目が惹かれます。











 この花はなんというのだろう?わからないままですが

ゆっくり展望台まで行くと












 わぁ~、本当に晴れてくれてありがとう!の絶景。

ガイドブックのままだぁ! ってなかなかないですよね。











もう、これは登るしかないよね?

こんないい天気で登らなかったら、バチが当たるよ。

ということで、沖縄で一番の高さの残波岬灯台に登りました。

飛ばされそうな強い風!

柵にしっかり捕まって、360度まわりましたよ~。




午後は別の場所へドライブして、夕方またここに戻ってきました。


本島最西端、一番遅い夕日が沈むのを見に。

残波岬は、最高の景色とあの猫さんの思い出で溢れています。


楽しかったにゃ 


沖縄、また行きたい病にかかってしまいました。