ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

沖縄に行ってきました 猫にも会ったよ 2

2016年05月01日 | 旅行



 
  沖縄への初めての旅行の続きです

聖地『斎場御嶽』で、3匹のまったり猫 なんくるにゃいさーずに会った翌日

またまた個性的な猫さんと会いました。


朝ご飯の前に、ホテルの近くの浜へ散歩に出かけたときのことです。







 

こんなことでも記念撮影です。

なにしろ出発する日まで予報はずっと曇りでしたから

太陽が拝めるだけでテンションがあがります

その上、こんなに足を長くしていただいて、ありがたや、ありがたや









 
南国の植物や、大迫力で飛び交う大きなバッタ。

眺めたり、写真に撮ろうと格闘していると、頭上からまたあの声が聴こえてきました。

お喋りなイソヒヨドリさんです。

見回しても他に仲間はいなさそうなのに、誰に向かってあんなに喋っているのでしょう?

でもなんだか、ご機嫌な調子で喋ってますから、こちらもなんだか楽しくなってきます


いろいろ見飽きずに予定より長めの散歩になり、

いよいよお腹が鳴り始めたので、裏口から入ろうと歩いてゆくと








  ちょっとちょっとお客さん!

待った待った ナゴナゴナ~ゴ! という感じで

ちょいと怖い顔した猫が近寄ってきました。



 あら、ここから入っちゃだめですか?

と返すと、無視しない種類の人間だにゃ と判断されたのか










 
 懐くのね、かんたんに。









 ほいほい、なでなで










  ぺろぺろ ありがとね

 でもお腹すいたから入るね

と言うわたしより先に猫さんがドアの前に立ったとき










どよどよと学生さんが出てきました











 しかも次から次へ










 あら~、何人いるの~?









 超 かわいんだけどぉ! って言われたり











 うわ びっくりした! って言われたり

 すっかり人の波に飲まれちゃったのに慣れてるのか、動じない猫さん

 う~む、またしても なんくるにゃい のか!













 そしてみんなが通り過ぎると

 



 






 また 懐く




わたしたちとすれ違いに出て行ったお客さんに

また少し怖い顔してみせて、構ってもらえるか確かめてた

観光地の猫さん、暇つぶしが上手です。












 この日は、午前中を残波岬で過ごそうと決めていたので、車で灯台に向かいました。

途中、海から楽しげな声が響いてくるので、カメラでめいっぱい望遠にしてみると

先ほどの学生さんたちがウェットスーツに身を包み、マリンスポーツ体験中でした。

授業の一環なのかしら、羨まし。










 
灯台の周囲に整備された遊歩道を歩くと、

クサトベラの群落や、その中に咲き始めたユリに目が惹かれます。











 この花はなんというのだろう?わからないままですが

ゆっくり展望台まで行くと












 わぁ~、本当に晴れてくれてありがとう!の絶景。

ガイドブックのままだぁ! ってなかなかないですよね。











もう、これは登るしかないよね?

こんないい天気で登らなかったら、バチが当たるよ。

ということで、沖縄で一番の高さの残波岬灯台に登りました。

飛ばされそうな強い風!

柵にしっかり捕まって、360度まわりましたよ~。




午後は別の場所へドライブして、夕方またここに戻ってきました。


本島最西端、一番遅い夕日が沈むのを見に。

残波岬は、最高の景色とあの猫さんの思い出で溢れています。


楽しかったにゃ 


沖縄、また行きたい病にかかってしまいました。




























沖縄に行ってきました 猫にも会ったよ 1

2016年04月26日 | 旅行
     


  

 またまたお久しぶりの更新になりました

4月もあっという間に過ぎてゆく中、

なんと、わたくし人生初の沖縄旅行に行ってまいりました。








レンタカーを借りて、4泊5日のゆったり旅は

初心者ゆえ、修学旅行のようなベーシックなコースでぐるり








天気に恵まれたおかげで、どこを見ても開放感たっぷり。











美ら海水族館のある本部(もとぶ)町では、鯉ノボリならぬ、かつおノボリが風の中気持ちよさそうに泳いでいました。










沖縄で一番よく見かけた鳥は、背中の青がよく目立つ通称「お喋りちゃん」。後で調べるとイソヒヨドリでした。

お腹もオレンジ色っぽくて、どちらから見ても目立ちます。

鳥オンチのわたしにもすぐ見分けられるので嬉しくて、

しかも人がすぐ近くにいても余裕綽々で気にせずお喋りに没頭してるのですから、

写真を撮るのもこんなに楽々 











ベーシックコースですから、首里城ももちろん外せません。

ホテルをはじめ、どこへ行ってもそうでしたが、ここは特に中国や韓国からのお客様が多かった気がします。

でも、あの赤い装飾に無理なく馴染んでいるのは、わたしたちではなくあの方たちのようにわたしには感じられ

自分の方が「よそ者」みたいと思いましたが、

日本でも中国でもない「琉球王国」が、そう感じさせたのかもしれません。









首里城からひめゆりの塔へは観光地ではない市街地を走って行きました。

平和記念資料館で、語り部の方のお話を伺っていると、焼夷弾が雨のように降ってくる様子が

つい先ほど走ってきた市街地の景色にオーバーラップしました。

長い爪をキラキラなネイルで飾った指で涙を拭う若い女性と、一緒にいるちょっとチャラい彼氏の目も潤んでいました。

映画やドラマではない、体験された方の言葉だけが持つ重み。

直接うかがえる時に来て本当によかったと思いました。








首里城のすぐ近くで美味しいタコライスを食べさせてくれたお店の方が、

強く強くオススメしてくれたのが斎場御嶽(せーふぁうたき)でした。

ここは琉球王朝時代からの最高の聖地で、世界遺産にも登録されていると伺い、行ってみることにしました。









月並みですが、トトロや木霊がいても不思議ではない雰囲気。

地元の方の言うことに間違いはないな~と

ここに来れたことに感謝です。





 




せーふぁうたきの駐車場には、猫が3匹昼寝をしていました。








ねぇ、ひかれちゃうよ、そんなとこに寝てたら

と言ったって











なんくるにゃいさ~  って感じ?

まったく動じません にゃ




やれやれ と車で出発したその時です。

突然猛ダッシュした なんくるにゃいさーず

どうした? と見ると      
                           




ご飯おじぃの登場でした。


なっとく なっとく

観光客には期待しにゃ~い わよね。


っと、聖地をあとにした思い出ができました






オマケ   


 わたし 昔 チンアナゴに似てるって言われてたんですけど その頃は砂から顔を出すのもほんの一瞬でシャイなヤツだったのに

 今や 水槽前はカメラ女子に占拠され お土産コーナーにもグッズがぞろりと並ぶアイドルキャラになっていてびっくりしました~



 







~ちょっと番外~  毎朝ひたる旅の思い出

2015年09月03日 | 旅行




 古い写真で恐縮です。
撮ったのは22年前のちょうど今日、時間もおそらく今頃だったと思います。


 場所は禄剛埼灯台。
現在放送中の朝のテレビ小説「まれ」の舞台になっている能登半島の最先端です。


 「まっさん」の終盤になって、新しく始まるドラマの舞台が能登だと知ったときから楽しみにしていたのですが
まさかオープニングで、あの景色に会えるなんて!と、その一瞬を見逃さないように
毎朝、準備万端ジャストタイミングでテレビに向かっているのです。



 それは、主題歌にのせて海から半島に向かって空撮しているシーンで
先端の灯台の後ろに広がる公園のような緑地です。








 あの年はキャンプをしながら長めの旅をする計画だったのですが
梅雨明け宣言もなく、冷夏で、台風が次々各地に上陸したアウトドアにはまったく不向きな夏でした。
翌年、お米が不足してタイ米を食べることになった、と言えば思い出されるでしょうか。


 前日に泊まったキャンプ場は、まだ青空の朝のうちからその日は閉鎖になることを決めており(ロッジのような宿泊施設日がなかったのです)
国民宿舎など公共の宿に片っ端から電話をかけて、キャンセルの出た宿に泊まることにしました。
そしてようやく見つけた能登半島の先端ちかくの宿。


 ロング・ドライブに飽き飽きした子供たちは、灯台の駐車場で車のシートから解放されると子犬のように駆け回り、
この手入れの行き届いた花畑を見つけました。
どんよりと暗い空の下、そこだけは明るくて、誰だってそばに行ってみたくなるような景色でした。


 そこで一人でせっせと花の世話をしているおばあさんにあいました。
娘が声をかけると、びっくりしてから嬉しそうに応えてくださり、
いろいろお話をしてくださったようです。
そして、キバナコスモスと数種類の種を「お土産にね」と持たせてくださった
そんな優しい思い出をいただいた場所なのです。


 そんなことから、テレビの前でほんの一瞬だけあの日に帰れる幸せな時間を一人噛み締めるのが
この春夏の日課になっているのでした。