ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

ひまわりとそらの手術後

2021年11月09日 | そらと会った里山



あれから2週間が経ち、
今日は土砂降りの雨の火曜日です。

肥満細胞腫。
そらのためにもう一度言っておきますね😊
おデブとは関係ない(!)ちょいと怖い名前の病気のせいで
左耳の後ろにできた小さなオデキを切除する手術を2週間前に受けました。
その日の夕方迎えに行くと
麻酔からすっかり覚めたそらが
カラーを付け先生に抱かれてわたしの前に戻ってきました。



カラーを付けたままで、自分からキャリーにさっさと入るそらでしたが
帰りは不慣れな車に乗っかって
ギャオ!キャオ!
しまいには  ◯✖︎$〜☆*?
と意味不明な啼き声をあげました😄

玄関でキャリーから飛び出ると
慣れた筈の狭い家の中、あちこちぶつかって、
それでも一目散にご飯を食べる場所を目指します。
よかった。いつものそらです😊

カラーを外して20時間振りの食事。
わたしの喜びとそらの喜びはいつもスレ違いなんだな〜(笑)。




お、お腹が満たされて余裕の表情かな
と思ったのも束の間




そらは少量のご飯をたびたび食べるタイプなのですが
2度目の食事はカラーを外すのももどかしく
そんなにガッつくとケポするよ〜とハラハラ。




カラー付けたままでも膝に乗るにゃん


夜は階下にそらの毛布を用意して
わたしは2階で寝ていたのですが
夜中に階段にカラーをぶつけながら上ってくる音がすると思ったら
布団に入って来るではないですか。
これには泣けちゃいました😭





一緒にいる時は外すようにしていましたが



みるみる慣れるね


段差利用も自ら習得




あらら、これも段差利用か😆





糸は三本。
予定通り抜糸して
さっさとカラーとサヨナラしようね。




抜糸の前の日にはよほど痒いのか
カラーの外側をガリガリ掻いていたのですが
手術から1週間後の火曜日に抜糸をしてもらいました。


すぐに外せると思い込んでいたカラーは
カサブタが痒みの元との事で
プラス二日ほど付けて
やっと仕舞うことが出来ました。

もう二度と出番がありませんように😊


カラー無しでも過ごせるようになって
数日後、
病理検査の結果を知らせる電話がきました。
先生の丁寧な説明を聴き終わった路上で
思わずバンザイ!
今回の切除で完治との報告でした🙌

よかった。
そら、がんばったね。


一昨日、安心して久しぶりに山の作業に行くと
なんだか畑の辺りがずいぶんと明るいんです。


なんと

本物なの?
って言いたくなるほどきれいに咲き誇る
ひまわりがずら〜っと並んでおりました。


さすが、そらと出会った山だ。
ひまわりはお祝いだね、きっと😄







神社と木 里山 富士山 そして猫

2021年01月14日 | そらと会った里山

 

 

新しい年が始まって2週間も過ぎてしまいました。

今年もこんなペースでの更新になりそうですが

どうぞよろしくお願いいたします

 

 

 

特に事件があったわけでも、多忙だったわけでもないのですが、

昨年末から何をするのも億劫で、

PCをテーブルに移すのすら大仕事に感じてしまい、

やる気も起きず動き出すことも出来ず、

さすがに、こりゃマズイかも、お祓いしてもらった方がいいのかしら?と

今まで思ったこともないようなことにまで思いが至るほど。

 

まだ無理の効かない右肘のせいにして大掃除もせずに映画を観て過ごす合間に

冷めてしまったコーヒーをすすりながら、スマホで「お祓い」と検索してみると

気になる記事がたくさん出てきました。

だらだらと読み進んでいくと、「気が枯れる」という言葉が出てきました。

気力が湧かない、エネルギーの枯渇、さらに

「八方塞り」という言葉にも辿り着いて、何でしょう、

自分をこんな状態にしている正体の尻尾を掴んだような、

沼の底に足が着いたような・・・。

 

じゃあやっぱりお祓いかな?と神社のリンクをいくつかクリックしている自分。

なんだか、ちぐはぐしてる~と妙で苦笑ものです。

せっかく沼の底を蹴って浮き上がろうという気持ちが湧いたところですが

あと数日で新年を迎える時期、「神社もいろいろ準備で慌ただしいんだろうな~」となんだか気が引けて。

こんなこと気にするから気が枯れるんじゃないの?と自分で突っ込んでみたり、

そうなんです、一つ一つはとても小さくてくだらないこと、

お友達と喋ったらそれだけで吹き飛んでいくようなこと。

それが積もりに積もりすぎて底の方がだいぶ固くなってしまったような、

そんな図が頭に浮かびました。

 

とにかく外に出てみようか。

ちぐはぐ検索の時間は、「考える前に動く」わたしを久しぶりに引っ張り出してくれたようで

とにかくその日は寒かったので、服をたくさん着込んで、

木のたくさんある神社に向かうことにしました。

 

 

10年ほど前に一度訪ねたことがあるだけで忘れていましたが

待ち受けていたのは思いがけないほどの急な階段

せっかくここまで来たんだから、登るしかない、ですが。

 

奥行きの狭い階段をひたすら一歩ずつ・・

太ももの前の部分が張ってくるのがわかります。

 

 

でも、登り切ったとたんに

 

 

 

 

 

あ~、ここだ。

ここ、ここ・・。

 

 

 

石のベンチに腰掛け、目を瞑って木漏れ日を感じていると

なんとも気持ちが良くて

ここに来たから大丈夫なんじゃない?

今日だけで直らなくてもいいよ、

また来れば。

そんな気がしてきました。

 

車が走る音はひっきりなしで、時折電車が走る音も聞こえてきますが、

振り返るとマンションもビルも消えて田んぼが広がっていそうな景色が心に浮かび、

やっと登った石段を下りるのは惜しい気もしましたが何しろ寒くて長居は出来ず

ゆっくりと降りていくと、初詣の準備が静かに進められていました。

 

 

実家での集まりもなく、お獅子も来ない静かなお正月が過ぎ

 

 

 

 

 

 

里山保全のグループの安全祈願で里山の幕が開きました。

ここまで落ち葉が降り積もった切通しは珍しく

 

 

 

 

 

そらと初めて会った場所で振り返ってしまうのは

今年も同じ。

向こうから必死で駆けてきたんだよな~

あの瞬間が昨日のよう。

 

 

 

 

 

今年は肘が良くなってまた鎌で草刈りが出来ますように

そんな自分の事情も含めて、富士山に向かって活動の安全をお祈りしました。

 

 

 

 

おっかあは山に行けなかったから気力が萎えたんにゃ。

 

おや、そらの言う通りだ。

寒くても外に出て歩く。

木に触る。

富士山を見る。

 

そしてそらを撫でる

 

八百万の神。

人も自然一部。

気を蓄えて恐ろしいコロナに呑まれないようにしなくちゃな。

 

みなさまもどうぞお気をつけてお過ごしください。

 

 

 

 

 


そらが来てから8年

2020年08月28日 | そらと会った里山

 

 

8年前の今はまだ

こんな出会いが待っているなんて、思ってもいなかった。

 

午後、ボランティアで通っている里山に

一人で草むしりに行った帰り

生まれて間もない仔猫たちと遭遇した。

真っ黒仔猫が4匹と

ひとまわり小さくて汚れたブチが1匹。

 

 

 

 

 

 

そのブチが、そら。

わたしに向かって駆けてきて、

連れてって、助けて、と離れようとしなかった。

 

あの懐っこさそのままに暮らしてきたそら

わたしを人間ソファーか何かと思っているらしい

 

 

 

 

 

 

先住猫のmomo姐にはずいぶん拒否られたね。

それでもめげず、いっつもmomoのお尻を追いかけてたそら。

遊んでるつもりで、構って欲しかったんだよね

その甲斐あってだいぶ打ち解けてきたのに

昨冬、旅立っていったmomo。

 

 

 

 

 

 

‘‘ひとりでいること‘‘に、

そらもわたしも慣れるのがけっこう難しかったけど

こんな佇まいが、

やっと目に馴染んできた。

 

今朝もまだ暗いうち、気配に目が覚めると

すぐ脇で毛づくろいに余念がないそらがいた。

こんな日が一日でも長く続きますように。

寝ぼけたまま布団の中で願いました。

そらはわたしの最後の猫、なんだから。

 

 

にゃ

 

 

 


春菊の花

2020年05月20日 | そらと会った里山

 

コロナ禍でガマンしていた里山行きを

先日の日曜日に解禁したのは

長年親しんだこの畑の片付けを始めるにあたり

道具小屋を移動すると連絡が来たからでした。

 

 

 

畑に着いてまず目に飛び込んできたのは、咲き乱れる春菊の花。

二月ほど前に通っていた頃は、美味しくてやみつき、せっせと収穫していました。

今年は新しい作物への植え替えが出来なかったからこそ見られた花畑、

そう思うとちょっと複雑ですが、そういえば以前人参も花を咲かせたことがあって

野菜の花ってかわいいんですよね、食べるだけではもったいない、な~んて

 

 

それにしても、小屋を移動させるなんて大変そうなのに

11時の約束で間に合うのかしら?

不安に思うわたしたち素人には驚きの至って簡単なやり方で

ゴ~ロゴロと10メートルほどの移動が完了したのはお昼のうんと前

豊富な知識と経験でいつも助けてくれる‘農家のおじさん‘が

この日もスーパーマンに見えました。

 

 

 

 

 

雑木林の中でおにぎりを頬張れば

汗をかいた体に風が気持ちよく通り過ぎて

「早めに帰ろう」なんてやっぱり無理

里山をぐるりと歩き、季節音痴になっていたアタマと心をリセット・・出来たかな。

 

 

 

 

 

そらに会ったお山に行ってきたよ。

帰るといつもそう告げます。

そらは覚えていないだろうけど。

いつか一緒に行ってみようか?

 

 

 

 


山桜が咲いていました

2020年03月22日 | そらと会った里山

 

今日は作物や苗の引っ越し作業のため里山に行きました。

去年は仕事と親のことの兼ね合い、

後半からはmomoの具合も悪くなり、あまり作業に参加できなかったのですが

わたし以外にも様々な理由で行けなかった仲間が多く

せっかくの聖護院大根は花が咲いてしまいました。

他にもたくさんの作物をもたらしてくれる良い土になったのに、

今度畑を返さなければならないのです。

 

 

 

 

 

それでも違う場所にまた畑を借りることができ

そちらに車や手押し車で運んで植え込んでいると

「ねぇ、上見て!」と声があがりました。

見上げれば山桜の薄~いピンクが優しく広がっていました。

「本当に今年は何もかも早いねぇ」

「お花見できないのが残念だね」

コロナのせいで楽しみにしていたお祭りへの出店も取りやめになり

なにかとマイナスなことが多い春ですが

里山に遊びに来ている親子さんの多いこと。

キャッキャ言う子供さんの声が響く山はいいものでした。

 

 

ここはそらと出会った里山です。

ですから、そらの体調が戻ったから気持ちよく出かけてこれたんだな~

と思わずにはいられませんでした。

実は、ブロッコリーを買った頃に気が付いたあごの下の出来物のことであの直後に獣医さんにいきました。

momoの病気に気が付いたのも、最初は『出来物』からだったので

変な病気だったらいやだなと思ったのです。

おそらく病変ではなくケガではないかという見立てでしたが

その日まで2週間も休暇だったわたしが翌日から仕事というタイミングだったので

早く治るに越したことはないと抗生剤をもらったのですが

これがそらにまったく合わなかったのです。

 

 

 

一回飲んだだけで辛そうに蹲り、たまに起き上がってくると嘔吐して

水も飲まずに寝どこに戻ります。

おまけに下痢もして、そういう副作用が出ることもあると聞いていましたが

ここまで顕著にそらの元気が奪われるとはまったく心配しなかったことを猛烈に反省しました。

 

 

「毒盛ったにゃ?」

 

 

 

いつも腹っ減らしのそらがご飯をねだりもせず

撫でる手を邪魔そうにして、わたしを避けていました。

飲まなかったことには出来ない。

薬の怖さをひしひしと感じました。

 

 

 

 

翌日からの仕事は、コロナウィルスのせいで時間が伸び

そんなそらを置いて出かけるのは後ろ髪を引かれました。

幸い二日ほどで徐々に体調は整ってくれましたが、

こんな風に甘えてくるまでは1週間近くかかったでしょうか。

細かくメモっていた文字は自分でも解読不能なほどのミミズ文字で

ブログを書こうにも時間がないまま時が過ぎていきました。

 

 

 

 

 

そらの具合が悪くなる前に壊れてしまったねこじゃらしのオモチャ。

代わりになる新しいオモチャはねじ式ネズミです。

小さい頃にお気に入りのオモチャがネズミだったのを思い出して買ってきたのですが

さっそくねじを巻いて走らせると、一回手を伸ばしたそらでしたが

この後一目散に逃げて行きました。

や~だ、また嫌われちゃうかもしれません。

 

薬の怖さが身に染みたことは、丸く開いたままのあごの下に毛が生え揃っても

忘れてはいけないと、わたしにはいい薬になった事件でした。

 

 

 

 

今日の里山のお土産は

原木栽培のしいたけと春菊。

それと、小さなブロッコリーの脇芽です。

ごめんね、そらは食べられないものばかりです。

 

 

 

 


そらと出会って5年

2017年08月30日 | そらと会った里山

一昨日は、地元の里山の中で そら と出会った日










倒木からこちらをうかがうのは そら の兄弟ねこ

黒猫が4匹 ぶちが1匹

こんな人のいない 場所に 捨てられていた











一番うちに来たがってくれた そら がうちのコになって












来たがってくれただけのことはあるなぁと

いつも うれしくさせてくれる


テレビをみていると

ふと見ると そら もそこにいるし













ベランダに出るのは momo だけなのに

洗濯物を干すときも 取り込む時も

そこにはやっぱり そら もいる










残念ながら 一昨日は用事が出来て

山には行かれなくなってしまったけど

この前の 山の作業日

あの黒猫のいた 倒木の写真を撮ろうと近づくと

真っ白いキノコが静かに佇んでいた

「キノコの写真撮ってるの?」

「うん、それもあるけど、そら とここで会って5年なんだ もうすぐ」











「それじゃちょうどよかった

  これ みんなには内緒のおみやげ 」

いつも猫のものをそっと用意してくれる 友達から

かわいいクッキーをいただいた



こんなに仲良しだといいんだけどな

ね、momo













ずいぶん優しくなったんだよね

ね、momo








のらぼう菜のお話し

2016年04月05日 | そらと会った里山



 またまたすっかりご無沙汰になりました。

 暖かかったり、肌寒かったり、不安定な天候が続きますが、季節を移す真っ最中の里山に忙しく通っています。

 今年はたくさん植えた大根を3月の終わりまで収穫することが出来て喜んでいたのですが、

 ちょいと油断をした隙に聖護院大根が数本、花を咲かせてしまいました。モッタイナイ

 けれど、大根の花といえば白に薄紫の淡い色と思っていたので、初めて見たその姿、ちょっと嬉しい発見でもありました。









 そして、少し前から一番美味しい時期を迎えているのが‘のらぼう菜‘。

 蕾がついた茎を葉っぱ数枚を付けてポキっと手折って摘み取ります。


 写真の上の方に写っているのはほうれん草。丁寧な栽培をしてくれるメンバーのお陰で柔らかです。













 のらぼう菜も、先週あたりから花が咲き始めました。

 こうなると茎がぐんぐん伸びて筋張ってくるので、畑に行く度に仲間たちと「急げ急げ」とカゴいっぱいに採って帰り、

 それぞれの家庭の冷蔵庫は、のらぼうでいっぱいになってしまいますが、それがここ数年はなんとも嬉しい歳時記になっています。


  

   わたしが初めてのらぼうと出会ったのは20年ほど前。

 近所の無人販売所で、「野良坊」という見慣れない名前を見つけて買ってみたのですが、

 ほうれん草?小松菜?菜の花? そのどれにも似たような似てないような、クセのない味はてっきり新種だと思い込んでしまいました。

 ところが、先日の新聞に「秋川のらぼう祭り」という記事が載ったのを読んでみると、ずいぶん古くからあるお野菜だったのです。

 何年も経って初めて知る衝撃の事実 

 


  なんでも、秋川周辺では江戸時代初期に伊奈備前守という方が地元の名主にのらぼうの種を配布し、

 近郷12村に栽培をすすめて広がったらしいのですが、耐寒性に優れたのらぼう菜のおかげで、

 天命の大飢饉(1780年代!)、天保の大飢饉(1830年代!!)から村人を救うことになったので

 子生(こやす)神社の境内に「野良坊菜之碑」が建てられて、今でも毎年3月下旬にお祭りが開催されているということなのです。

 野良坊、すご~い!
 


 今でこそ栽培する農家さんや市民ファーマーが増え、近所のあちらこちらで売っているのを見かけるようになりました。

 子供の頃にこの街に住んでいたときには食べた覚えがないので、一旦は影を潜めていたのか、

 それともこの辺りではここ数十年の間にメジャーになったのか、それは定かではありませんが、

 柔らかくてクセのない優しい味は、いくら食べても飽きるということがありません。

 本当に美味しい菜っ葉なのです。

 炒めても汁物に入れてもなんにでも合いますが、さっと茹でてなにも付けずに食べるのがわたしは一番好みです。

 そういえば、畑でポキッとしてそのまま口に入れたら甘くてみずみずしくて、疲れが癒されたこともありました。



 そんな美味しいのらぼうを採るのが山に行く最大の理由だったりしますが、

 春の里山は楽しみだらけです 





 
  見つけると頬が思わず緩む シュンラン








  クロモジの大木も 花が満開でした







  ちょっと変わった様子のタンポポですが 雨上がりだから綿毛が濡れていたのでしょうか、それにしても大きな綿毛玉でした








  風の来ない日だまりで早くも満開の 背の低いヤマツツジ









  ツタウルシ 芽に注目していたら 仲間が「吸盤に注目だよ!」と教えてくれました







  
  こちらは街の中の桃畑です 青空の下で撮りたかった~








  多摩川の土手の桜は 花冷えで震えていました 





  最後に わがやのにゃんずたちです






  花粉症で外に干せない布団をジャングルにして


  かくれんぼ かいな?










   そらの 「箱に入ってみる」 もあい変わらず


   


   ふたりとも 留守番が増えても元気にしています~ 


  
 

 冷たい雨が降って山へ行くのを休んだ今日は

 ふたりとも寝ているので ついつい長い文章になりました。

 お付き合いくださり ありがとうございました








畑のこと~切り干し大根 ~エディブル・シティー

2016年02月24日 | そらと会った里山
 どんよりとした天気が続きますね。

 晴れていれば窓際で日向ぼっこの猫たちですが、

 お日様もないこんな日は、姿が見えないな~と探してみると

 そらったら、こんなところで寝ていました









 テレビの裏です。

 埃っぽいところです

 でももしかして・・・そらが出てくると埃も一緒に・・なんて/(^o^)\

 







  こうして見ると、まるで二段ベッド

  やっぱり猫は居心地のよい場所を探す天才ですね







 
  おや、momo、ここも居心地よい?

  おばさんの膝の上におばさん猫



 ところで、二つ前の記事で書いた 最後の冬野菜の話し ですが

 二つ前がひと月前だなんて 更新頻度の少ないこと

 あれからまた予定が変わり、もう一度冬野菜まで作れるようになりました

 とはいえ、この状況が絶対に変わらないともいえないので

 両手を上げて・・とはいかない心境ですが



 




 

 ともあれ、『最後』だと思ってケチケチとっておいた切干大根を、

 また来年も作れますように! という願いも込めて、料理することにしました。


 今年は長い期間、たくさんの大根が採れたので、何度か切干大根を作りました。

 始めは包丁で細く切って干していたのですが、それだと何日かかかるので

 途中からはピーラーで薄~くそいで干すと、あっという間に乾くので便利。


 ベランダで洗濯物を取り込んでいると、

 濃縮された大根の匂いがふわ~っと鼻先に届いて

 その匂いだけでも、たまらなく美味しいのです

 それを煮たり酢の物にしたり、戻さずにそのまま揚げてみたりして味わったのですが

 なにか違う方法で、とヨーグルトで戻してみることにしました。

 






 仲間の一人がヨーグルトで和えたと言っていたのを思い出して、

 「切干大根 ヨーグルト」で検索してみたのですが

 テレビでも取り上げられているほど流行っていたんですね、びっくりです。

 水で戻すと栄養素まで流れ出てしまうと読んで納得、

 花粉症予防にヨーグルトは常備していますので、さっそくボウルの中で混ぜて一晩おきました。


 そこに今日、きゅうりの塩もみと、マヨネーズとブラックペッパーを少々で和えてみると

 切り干し大根独特の歯ごたえを感じつつ、味はマイルドでなかなか美味しいサラダになりました。




 大きな大根でも、切り干しにすると、ほんのひとにぎりになってしまいますから

 買ってきた大根では、なかなか作ろうという気持ちにならないかもしれません。

 でも一度味わったこの楽しみ、できれば続けたいものです。



 そうそう、先週末に観たこんな映画のように・・・




【予告編】『都市を耕す エディブル・シティー』




 自分の食べるものを 少しでも自分で作るのが当たり前になったら

 楽しいし 安心ですね~ 

 今のように大量に廃棄することもなくなって

 もっともっと食べ物を大切にするだろうな~

 なんて思うのです



 

畑のこと

2016年02月24日 | そらと会った里山
どんよりとした空が続きますね。

先日、そらの姿が見えなくて探してみると

こんなところで寝ていました。







 テレビの裏ですよ、埃っぽいところです

 でももしかして そらが出てくると埃も一緒に・・なんて/(^o^)\

 









  まるで二段ベッド

  ふたりとも暖かい場所を探しだす天才





 ところで、二つ前の記事で、


先週の雪の後

2016年01月25日 | そらと会った里山
  




  今日の東京は晴天が広がり、

  窓際で必死で眠気とたたかうmomo。寝ればいいのにね



  新聞やテレビのニュースを見ると、暖冬と言われた今シーズンなのに、

  大雪に見舞われている地域の多さと、積雪量に衝撃を受けますが、

  「暖冬」とは12月~2月の平均気温が例年より高いときに使うそうで

  決して温暖で毎日がポカポカな冬ではないと、初めて知りました。

  温かい日と寒い日の温度差が激しいということなんですね。


  たった今も大雪の中で過ごされる方には、どうぞお気を付けください。









  今日は、もう一週間前の雪の後の話です。

  ここは真夏の蒸し暑い夕方に、初めてそらに出会った山道。 

  振って返り写すと、月曜に降った雪が端っこに少し残っていた金曜日です。
  










  同じ場所から、これから進む方向を見ると、まだ真っ白に残っている雪が見えました。











  湿り気の多い雪はそのまま凍って、日陰でじっと形を変えずに佇んで

  見た目と違って固くてツルツル、まるでスケートリンクのよう。










  慎重に超えて日向道を行くと、現在工事中の場所が広がります。

  わたしの歩いている道は以前から変わらないのですが、

  すぐ横まで新しい街が出来る区画になっていて、

  道より一段低い畑だった場所が徐々に埋められてはいたのですが、 
 
  この日は道の高さを超えて、高台が出来上がっていました。










  哀しい現実から目を逸らすのがうまくなったな~と思います。

  ここ何年間か、大好きだった風景が削られ埋められしているのに

  懲りずに山へ行くのですから。

  わたしの山ではなく、地主さんたちの山ですから文句は言えません。



  せめてこれからも残る場所を少しでも気持ちよくしたいだけ。

  まだまだこんな景色を見せてもらえるのですから。

 






  農家さんの畑で、抜かれるのを待っていた大根も雪の中。











  こちらはわたしたちの畑の大根です。

  今シーズンは時期をずらして二度種を蒔いので、

  いつもより長い期間収穫できて、お腹もお財布も大満足させてもらっています。 

  ですが哀しいことに、今年が最後の冬野菜の収穫になりそうです。

  先ほどの写真のように、ここにも山を削って出た土が入れられることになったのです。

 







  来年からはこうやって、そらと聖護院蕪を比べることも出来なくなるのか・・

  まだ信じ切れない思いですし、 

  野菜も知ってか知らずか、今までで一番美味しいのが泣かせます










  冬の雑木林は葉をすっかり落とした木々のおかげで

  暖かな日差しが地面まで届き

  土の中では、春の準備が始まっている頃でしょう。

  そんなことをひとつとっても

  人間にはとてもかなわないと思う自然の摂理。




  「樹木は、この溢れんばかりの過剰を 使うことも、享受することもなく自然に還す」




  これは去年、新聞の小さなコラムで見つけた一文ですが、

  18世紀のドイツの詩人フリードリッヒ・フォン・シラーの言葉だそうです。
  
  横浜みなとみらい駅の壁に刻まれたこの碑文を見た生物学者の福岡伸一さんが取り上げ、続けて書いています。

  


  「過剰。はっとする。そのとおりだ。もし植物が、利己的に振る舞い、自分の生存に必要最低限の光合成しか行わなかったら、
   
   われら地球の生命にこうした多様性は生まれ得なかった。」




   福岡さんの言葉も含めて、はっとしました。



  
  「動物はこの溢れる養分を、自由で 嬉々とした自らの運動に使用する」と続く碑文が

  なぜそこに刻まれることになったのか、それも含めて知りたくなりました。

  それで行ってきました。と書ければいいのですが、ごめんなさい、

  横浜まではなかなか足が伸びませんでした











  そんな話を思い出しながら、日陰に雪の残る冷たい雑木林を抜けて

  ひだまりの坂を降りていると、梅の香りがしてきました。

  笹薮越しに覗くと、お隣の畑の紅梅が満開です。

  消えてゆく自然に泣いたり、悲しい事もいろいろあるけれど

  慰めてくれるのもまた自然。

  自分もその大きな自然のほんのほんの小さな一部分。

  いつか還ってゆく場所を、少しでも大切にと

  今年もまた楽しみながら、仲間と山に向かいます。







  すぐに眠りに堕ちたmomoとそら、昼を過ぎても寝続けています

  昨夜は湯たんぽを入れてもつま先が冷たくて、なかなか寝付けなかったので

  油断をすると仲間に入ってしまいそうな午後ですが

  

  







  どんなに寒さ厳しくても、気が付くと咲いているローズマリー。

  見習うならこちらですよね