ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

まがり尻尾のそら

2013年09月30日 | 日記



 そらの写真をgooブログのfacebookページで紹介していただき、
たくさんの人に見てもらえました。
びっくり! & うれしかったです。

 その時に「しっぽ・・・・・ポンポンですが?? どぅして??」とコメントをいただきました。
ポンポンに見えますね。

 
  実は、このコの尻尾は、超曲り尻尾なんです。






 そらは、山の中で4匹の兄弟たちと捨てられていたのを見つけたとき、もう曲り尻尾でした。
他の兄弟はみんな真っ黒クロスケなのに、そらだけがブチ模様。
他の兄弟はみんな同じ大きさなのに、そらだけが一回り小さな体。
オマケに尻尾までみんなとは違っています。
他のコたちの尻尾はまっすぐでピンと伸びているのに、
そらのは、か細くて、折れてしまうのではないかと思うほどにねじ曲がっていました。


 うちの家族になり、お医者さんに連れていったとき、
「もしかしたら取れるかもしれませんね」と言われたほどです。


 でも成長とともに、尻尾もフサフサしてきて、
本人もとても自慢のようで、念入りな手入れを欠かしません(^_^)




  おいらの大事な しっぽ~ しっぽ!






 今日は、分かりやすいように白い紙を置いてみました。

 「ん?  おっかぁ 何してんの?」

 そらの曲り尻尾の写真撮ってるの。

 「やめろよ~、恥ずかしいじゃないか・・・」


  あ、行っちゃいました。

 




  お尻丸見えですが^^;  

  なかなかチャーミングでしょ?


 



  やっぱり日々の毛づくろいの成果なのです~(^_^)v



そらが来てから 3

2013年09月25日 | 日記


   

   去年の9月の写真を見ていると、

   突然やってきたチビネコに戸惑いながら

   momoが少しづつ受け入れようとしているのが感じられます。



   なにしろ、ちびすけのそらは好奇心旺盛で、

 先輩? 年上? そんなのぼくには関係にゃいっ。

  
  っと、いつでもmomoに近づいていくのでした。



 


  momoも、すごく気になっているくせに、

  このくらい上にいないとヨユウがなくて、



 


  これはけっこう我慢してる顔。


  


  そらがちょっかい出して、momoさん限界。


  こんなに大きさが違うのにね。

  怖い顔で、怖い声出しちゃう。


 


  
  こんな瞬間は、我が子を見つめるお母さんみたいなのにね。


  とはいえ、momoがお母さんになれなかったのはわたしたちの都合。

  その役割を求めるのは、虫のいい話というものですよね。

  

  2匹が同じ部屋で、普通に過ごせるようになるといいな。


  それだけを願う、2匹と暮らし始めた頃でした。







 

どんぐりころころ

2013年09月23日 | 日記


 おっかぁ、今日はぼくも行くんだからね。


 山に行くときは、ちゃんとわかってるようで、
油断も隙もありゃしない(^^)


 「そら、すぐに帰ってくるよ。
   今日はお天気もイマイチだしさ」



 



 おっかぁはいつもそう言って出かけるけどさ、
もみじさんに会っちゃったら、遅くなるでしょ。


 「あら、よくご存知で。
    でも、今日は多分来ないんじゃないかな~。
   それにホラ、おか~さん、お弁当も持ってないじゃない」





  
  どうしても行くんなら ぼくを乗り越えて行けば。


  はいはい。
そら、おみやげ待ってて。

 




 




 本当に今日はすぐに帰って来るつもりだったんだけどね・・・
もみじさんに会っちゃった(^^)
 それで、今度工作で使うどんぐりを拾ってたら、やっぱり遅くなって・・・


 夕方帰ると、そらはご機嫌斜め。玄関に迎えにもこなかった (ノД`)



 
 
 そこで、どんぐりをごろ~んと袋から出すと






 やっぱり飛んできたのはmomo!





 さすがぁ、momo。


 


 ほらほら、そらも遊んだら?


 
 またまたmomoに圧倒されて、しばらく固まってたそらでしたが、
慣れてくると写真も撮れぬ勢いで、どんぐりころころ、ドリブルさせて
部屋中走り回る2匹でした。






   



そらが来てから 2

2013年09月22日 | 日記
 まだブチのコをどうするか決めかねながら、夕方、3匹をケージに入れて、
約束の場所へ行くと、昨日お会いしたばかりの猫田さん(仮名)は、
探検隊の出で立ちで、長年の友人のような笑顔で待っていてくれた。

 午前中の捕獲の様子を話しながら、同じ場所へ行くものの、
やはり2匹の姿はない。

 話すことならネタは尽きない、猫好き同士。
小声で話しながらも、あたりを伺い、待つこと1時間。

 騒がしかった工事の音がピタリと止んだ午後5時。
捕まえられる確信がなぜかお互いに湧いてきて、
頷き合うと、そっとバリケードを潜り、草むらに潜む。
と、がさがさと草を分ける微かな音!


「来た!」
「やりましょう!」
アイコンタクトを取って、二手に分かれた。


 読みは大正解!
でもすばしっこさが半端じゃない。筋力もびしびし伝わってくる。
あのコたち、ろくに食べて無いはずなのに。
たった30センチの草むらがジャングルのように、逃げるコたちの姿を隠す。
でもこっちも必死だった。
やっと、1匹捕まえて、猫田さんの持つランドリーバッグに入れた。


 兄弟が4匹再会して、賑やかになった鳴き声で、あのコも来てくれればいいけど。
でも最後の1匹は、昨日もひとりで奥に逃げて行って、崖から滑り落ちたあのコだろうか。
ブチ以外は、本当に真っ黒黒で区別が出来ないけど、強敵が残ったようだ。
耳の横で蚊の羽音がうざったくなってきたし、早く捕まえたい。


 そのとき、猫田さんが崖を降り始めた。
「危ないよ」
「へいき、へいき。 こっちにいるみたいよ」
そう言われたら、こちらも挑むしかない。
崖に張り付いて、挟み込む体勢をとった。

 と、「いきましたよ!そっち」
すぐにこちらに向かってくる5センチくらいの黒い頭が見えた。
わたしの気配に気づき、コース変更したけどもう遅い。
腕を思いっきり伸ばし、草ごと掴んで、
「お願いします」と上に上がった猫田さんに差し出し、無事、そのコがネットに収まると力が抜けた。


 道に戻り、兄弟5匹、ケージに入れると
「ばんざ~い」とハイタッチ!
夕暮れのうちに山から降りることが出来た。


 


 猫田さんの家には、庭に猫専用の大きな庭付きの小屋まであり、もらわれなかったコたちも含め
25匹も一緒に暮らしていた。

 黒いコ4匹は、お言葉に甘え預かっていただくことにした。
4匹の里親探しを、わたしももちろんすることにして。


 結局、ブチはまた家に連れて帰った。
もう少し、momoとの様子をみることにしますと言ったものの、
もう結果は明らかな気がした。


 momo、ごめんね。
今まで、捨て猫を見ても、見て見ぬふりできたけれど、
今回だけは、どうしても無視できなかったんだ。
だって、会った場所が場所だったから。



 連れて帰ったコは、もううちの家族の顔をして寝込んでいる。



 さっきまで一緒にいた兄弟がいないのに、こんなにくつろいで寝てる。



 このウサギも気に入ったみたいだし。




 momoがそっと降りてきて、寝ているブチをじっと見た。

「momo、無理に仲良くしなくてもいいよ」




 momoが普通にしていられれば。

そんなの、人間の甘い考えで、勝手なお願いだと思いながら、

3人と2匹の生活が始まりました。






そらが来てから 1

2013年09月21日 | 日記
  


 去年の8月、地元の里山の中で、捨て猫に出会いました。
「ねこだ」
と思う間もなく、ブチ模様のコが、わたしに向かって猛ダッシュしてきていました。
 目も開いているのかわからないほど汚れた顔で、見窄らしいほどガリガリなのに、
力を振り絞って、わたしに付きまとい、生きたいよ~!と訴えているように感じました。




 見回すと、倒木の影に黒い耳が6つ並んでいて、
獣道を奥へと走っていく後ろ姿もひとつ。

 「5匹もいる」

 こちらは一人で、とても5匹も連れて帰ることは出来ないし、
なんしろ、ブチのコ以外は、わたしと一緒に行くことを拒んでいます。

 ブチをアームカバーに入れると、やりきれない気持ちで山を降りました。
100均で虫かごを買い、このコを押し入れて、ミルクを飼いに寄ったスーパーの駐輪場で
連れては入れないな、どうしようと困っていると、
「ねこちゃんですね」と声をかけてくださった方がいました。

 申し出に甘え、大急ぎで買い物をして戻ると、数人が輪を作っていました。
声をかけてくださった方は、捨て猫の里親探しをしている方で、この日は会社の用事があり
たまたまこの時間に、ここにいたということでした。

 翌日、置いてきてしまったコたちを連れに行くと言うと、
その方も一緒に行く、そして預かると申し出てくださったのでした。

 ひと段落して走り出すと、
次の心配はmomoのことでした。5年半近く、ひとりっこでゆったりと過ごしてきていますから。




 momoは、ちびっこを一目見て、憤慨しました。
ちびっこの方は、momoに寄って行きます。
甘えたかったんでしょうね、きっと。
 その日は、一度ちびっこに「ふぅ!!」っと言ったきり、momoは2階から降りてきませんでした。


 

 翌朝早くに、ダンナと行ってみると、黒たちの姿はなく、声も聞こえません。
1時間過ぎ、畑に来た顔見知りの農家さんが通りました。顛末を話すと、
「一晩経ったらダメかもね。たぬきやカラスにやられちゃったよ」と言うのです。
山が削られたので、たぬきたちも食事に困っているのです。

 一旦帰ろうと車に乗り、走り出したそのとき、黒い耳が10メートル先を横切りました。
駆けていき、這いつくばって覗くと、工事のバリケードの中に4匹の姿がありました。
ぎりぎりの隙間から入り込み、悪戦苦闘の末、なんとか2匹を捕まえました。




 でも、後の2匹は、手の届かない崖の方に行ってしまいました。
並んで草の中を消えて行く後ろ姿は、絶対に捕まらないぞといってるみたいでした。
まだチビのくせに。



          

 いなくなったと思った子猫が増えて帰って来て、momoの落胆は可哀相なほどでした。








定点観測

2013年09月19日 | 日記
 親戚からぶどうが届きました。

にゃんこずの狙いは、いつもダンボール箱。

特にそらは、このぶどうの箱が大好きなようです。





   2012年10月3日





   2013年5月25日





   
   そして、今日。




   そら、大きくなったね


猫返し神社  お参りしたらmomoが帰ってきました

2013年09月16日 | 日記



  2008年もあと数日と押し迫った寒い時期、momoがいなくなりました。

   家の外に出たことがなかったコが、どこでどうしているかと、

     いてもたってもいられない日々でした。




    ちょうど仕事が休みに入ったので、年賀状作りからチラシ作りに変更して、
    近所中のあちこちに貼りつけ、近隣のペットクリニック数軒にも掲示してもらい、
    好物の乾しカマと大きな袋を持って、毎日毎晩探し回りました。
    



        


    猫を探しているからなんでしょうけど、こんなにと思うほど、たくさんの猫と会いました。
    「momo見なかった?」ときくと、何か伝えたそうな顔をしたり、
    ついておいでと言われてるようでついていってみたり。


    大掃除の時期で、多くの方が家の外にいたので、声をかけると
    「あの家の人なら知ってるかもよ」「見つかるといいですね」と
    猫好きな方が多いことに、嬉しくなったりもしました。


    息子の友人からも何度か、momoらしき猫を見かけたとメールが来るので、
    家からそう遠くないところにいそうなのに、momoは帰って来ません。 
    その代わり、昨日紹介した猫たちは、しょっちゅう姿を見せるのです。


    休日が終わってしまい、momoにはわたしの仕事初めなんて関係ないか、
    と思いながら職場に戻り、昼休みに話すと、
    「猫返し神社って知ってる? お参りに行ってみれば」と言ってくれた人がいました。


     そのすぐ近所に元彼がいた偶然もあるようですが、、
     ジャズピアニストの山下洋輔さんの猫が、お参りしたら帰ってきたという話は、結構有名だよと言うのです。


     仕事から帰ると夜のmomo探しは続けましたが見つからず、週末にその阿豆佐味天神社に行くことにしました。
     家からは電車とバスを乗り継いで、1時間ほどで行ける場所にあったのです。


     そこは予想以上に大きな神社で、いくつかの神社と水天宮も境内にあり、
     ちょうど戌の日に当たっていたので、遅い初詣の方と大勢の妊婦さんで賑わっていました。

 
     奥へいくと静かな陽だまりに、マフラーを巻いた猫の像が見えて
     その横の絵馬に目をやると、たくさんの人の、いなくなった猫への願いが胸ってきました。
     もう一度会いたいという一心で、ずいぶん遠くから来た方もいました。


    

     
     蚕影神社というのが猫返し神社の本当の名前です。
     養蚕が盛んだった頃、蚕の天敵であるネズミを捕まえることから、猫を守り神にしたそうです。


     どうかmomoが帰って来ますように。
     もし、帰って来なくても、どこかで元気に生きていますように。


     お参りし、絵馬にmomoの写真を貼り、
     「おかげさまで帰ってきました」という報告の絵馬にあやかれるように、
     もう一度手を合わせました。
     


  
    

   

     「ただいま猫」を、他に人がいないのをいいことに、何度も撫でてから帰りました。



     それから2週間後の週末。
     近所で買い物をしていたわたしの携帯に娘から電話が入りました。


     「momoがいたって!  今、電話もらったから、わたし迎えに行ってくるね!!」


     なんて返事したんだったか、もう覚えていません。
     家に帰ると、ガリガリにやせ細ったmomoが、怒ったように泣いて擦り寄ってきました。


     こらこら~、怒るなよ。出てったのはmomoでしょ。
     抱き上げると、細さと軽さに、涙がでました。
     その日、momoはずっと夜まで、膝の上で眠り続けました。



     momoは、やはり直線で数十メートルしか離れていないところにいました。
     知らせてくださった方は、よくその方の庭の、植木棚で寝ているmomoを見かけたそうです。
     そのときは、すぐ近くの野菜の無人販売所の空っぽのかごの中で寝ていたそうで
     わたしが貼ったチラシを見直し、「アナタmomoちゃんていうの?」と声をかけたら
     momoが返事したそうで、お電話くださったと言うのです。


     momoが帰ってきたのは、家出してからちょうど1ヶ月。
     真冬の時期なのに、体調も崩さず、
     幹線道路を何度も渡る姿を目撃されましたが、幸い無事でした。


     探してる最中に、外に出さないからと言って、首輪を付けなかったり、避妊手術もしていなかったことを
     咎めてくださった方がいました。

     「本当に猫を大事にしたいと思うなら」
      その言葉は、何匹も飼ってこられた経験からのアドバイスでした。
     

             


     帰って来たmomoの報告をしにクリニックに行き、体調を診てもらい、手術を申込みました。
     首輪もあれからは、必ず付けています。



     猫返し神社にももちろん、お礼に行きました。
     初詣や、そちら方面に出かけるときは立ち寄ってお参りしています。

   


     いつもたくさんの絵馬に、momoがいなかった日々の辛さを思い出しますが、
     でも、大丈夫ですよ、きっと帰ってきますよ、と心の中で応援しています。




    今日は台風18号が吹き荒れています。
    今も、あの時のmomoのように家に帰れなくなっているコがいるかもしれないと思うと
    こんな神社がありますよ、とお知らせしたくて、書くことにしました。
     
            ↓

     http://www.azusami-suitengu.net/
   

    


 

   



   

ねこの ともだち

2013年09月15日 | 日記
                                      


    momoが家出して、1ヶ月もいなかったことがありました。

    そうしたら、不思議なことに、次々に猫がやって来ました。

    わたしと一番仲良しになった‘ななちゃん‘は、玄関にも入らないコでしたが、

    momoが帰って来た後も、遊びにきていました。



    



    それを見た、お隣さんが飼ってくれることになったのですが、

    やっぱり家には入らなかったので、外で飼っていると、

    ある日、誰かに連れて行かれてしまいました。


    


   




  


     momoに一番似ていたので、‘もも似‘と呼んでいたこのコも、

    momoが帰って来た後もずっと近くにいたので、やはりお隣さんが外猫として、すごく可愛がってくれました。

    ぶちゃいく声がご愛嬌だったのに、

    車に轢かれてしまいました。

    


   


   とってもシャイなチャトランは、momoが帰って来ると、
   いつの間にかどこかへいなくなってしまいました。




   


    立派な風貌で堂々としているので、

    「まだmomo帰ってこないんだけど・・・」と、弱音を吐かせてもらいました。

    毎晩のように裏に来ては、わたしの顔を見上げて、帰って行くのですが、

    しっかりしろ、と言われてる気がしたものでした。



    不思議でしたね。

    飼い猫に家出されてる人を慰めに来る、猫のネットワークでもあるのかと思いました。







    


    お隣さんも、今では2匹のにゃんこずが家の中で一緒に暮らしています。

    この時そらは、momo以外のニャンコに会うのは、ほぼ初めてだったので、

    緊張したのか、すぐに視線を逸して、なにも見ていないフリを決め込んでいました。

    どうも、相当な内弁慶のようです。




 



    




ねこの 昼寝 1

2013年09月14日 | 日記
                                                


   

 次に生まれて来るときは、ぜったい猫がいい