ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

そらのストルバイト覚え書き 1

2014年04月26日 | 早く元気にな~れ


 始まりは、今月の10日より少し前。
そらが、頻繁にトイレに行くようになり、
出ないもどかしさでペレットを掻き出したり、周りのものに噛み付いたりするので、
獣医さんに連れて行くと、膀胱炎の診断で抗生剤を処方された。


 一週間後に尿を採っていき、検査してもらうと潜血がプラス3。
消炎剤も追加になって、それを服用するうちに症状はでなくなっていたのに、
一昨日再び行くと、潜血はマイナスなのに、pHが高く、ストルバイトがプラス3で、
顕微鏡の中に、結晶がいくつか見えた。

 レントゲン検査では、腎臓や尿道に結石は無く、一安心。
消炎剤1/4粒と抗生剤1/4粒をあと1週間続けて、なんでもなければ
一ヶ月間、pHコントロール0の食事療法をしてから、また診てもらうことになっていた。

 当面は薬を飲ませることが最優先だったので、今までのようにモンプチでカムフラージュして飲ませ、
その後、ロイヤルカナンを計量して器に入れると、かなり美味しいみたい!
カリ! カリ! といい音を響かせ喜んで食べた。


 momoも食べた方がいいと言われたので、いつものご飯と半々ずつ入れて出すと、
喉を鳴らして喜んで食べて、ペロンペロンと満足げに舌なめずりしながら行ってしまった。
後に残ったのは、今までのご飯・・・。




   momoは、ご飯以外ほとんどここにいる。 呼んでも 顔も見せてくれない(^^ゞ



 今までは、どこでも手に入る手頃なお値段のご飯の中から
好き嫌いの激しいmomoが食べるものを選んで、買ってきて食べさせていた。
それがよくなかったのかなぁ。
「あなたは あなたの食べたもので できている」
最近、CMで見たこの言葉にはっとして、
人間の家族のことも、にゃんずたちのことも、もっと気をつけなきゃいけないなと思っていたところだった。


 一昨日のおしっこは、黄色くて透明なおしっこで、
トイレに頻繁に出入りすることもなくなっていたので、
膀胱炎はすっかり落ち着いたのだと安心して、
さぁ、これからはストルバイトを流し出すことに専念しようと、
腹を据えて、落ち着いた気持ちで眠りについた。


 それなのに、昨日の朝起きると、信じられない光景が・・。
え?  なんで?
 トイレの周りにチップが飛び散っている。
最初にそらの異変に気がついた時と同じ状況 


 目が点になったわたしの足元をすり抜けて、さっそくそらがトイレに入った・・
かと思ったら、辛そうな声を出して、親の敵のようにチップを撒き散らし、
飛び出た勢いで、マッハの速さで駆け回る(◎o◎)
ど~したの~、そらぁ~? また辛くなっちゃったの~?
昨日はあんなに良くなっていた膀胱炎、なんでまた急にひどくなるの?


 でもでも、一度腹を据えると人間は違う!(と思った)
昨日、レントゲンに結石が無かったんだから大丈夫。
ご飯の量が減ったこともあって、きっとイライラしているんだ。




 階段も元気に駆け上がってくるし





 鳥の鳴き声に 興味津々 食入いるように見ているし



 トイレ以外はいつもと変わらないそらに安心して
打ち合わせもあったので、山に出かけてしまい夕方帰宅すると
いつもと同じように、玄関に出てきた二匹は、
おかえり~というより、なんかくれ~という挨拶。


 この食欲なら大丈夫だね。
と、安心する間もなく、すぐにトイレに向かうそらを追いかけて、
トイレットペーパーをお尻の下に置いてみる。

 う~ん、やっぱり出てないみたい。


 何度かチェックしてみる。と、まとまった量のおしっこが出た。
が~ん。ピンク色だよ

 

 膀胱炎はなかなか治らないと聞いたけれど、
自分には経験がないので、やはり心配になってくる。
夜中、トイレでザッ ザッ と音がして、そらが啼くのを聞いているとさらに。


 朝になって、獣医さんの診療時間前に電話して訊いてみた。
膀胱炎の再発か、食事で溶けた結晶が詰まっているのかもしれない。
もし、まったくおしっこが出ないようだと命にも関わると言われて、
用心深く様子をみて、必要なら連れて行きますと切ってすぐ、
そらが今まで以上に真っ赤なおしっこをした。




 momo、今日もお医者さんに連れて行ってくるね
 
 心配してる?




 棚からケージを下ろして蓋を開けると、今までは自分から入っていたのに
今日のそらは、さすがに後ずさり。
 自転車の後ろでも「助けてー ねこさらいですー 助けてー!」と言わんばかりに啼き続け
土曜日で、人だかりのガーデニングコーナーをくぐり抜けて獣医さんにたどり着くと
受付の女性が、おしっこを受け取りびっくり顔になった。


 尿検査の結果、今日はpHが下がり、食事が早くも効果を表しているとのこと。
細菌の数も少ないので、溶けてお塩のようになった結晶が、
爪楊枝より細い尿道で詰まり気味なのでしょう。
すっごく痛いんですよね。と先生。


 若くてキュートなお姉さん先生も、膀胱炎になったことがあるそうで、
その時の辛さを話してくれて、「そらちゃんの辛さが痛いほどわかります」と言ってくれた

 抗生剤と消炎剤を注射して、
一ヶ月後ではなく、薬が無くなったらまた診てもらうことになり、
帰るよ、とケージを開けると、あまりに素早く入るので笑ってしまう。

 う~、次回連れて来る時が大変そうだな。
帰りも「ねこさらいですー 助けてー!」と泣き立てるそらは、
玄関で蓋を開けると、ロケット弾のように階段を駆け上がって行った。


 午前中に連れて行って、正解だった。
午後のそらは、少し落ち着けたみたいで、寝ていることが多い。

 今日は注射で薬が入ったので、夜はご飯だけでいいから、
の~んびりと過ごさせてあげよう。


 早く元気にな~れ!






 momo、momoのことも大好きだよ~