ねこに ねこじゃらし

ねこのそらの話を中心に、ぽつぽつゆっくり更新しています。

裏口から見る世界

2014年05月28日 | 日記


 およよ!
そんなにくっついて、どうした、どうした?


 前にハクビシンが来たことがあったけど、あの時は夜だった。
今はまだ明るいし、虫か鳥?
それとも・・・へ・・ビ・・でもいるの?





 そういえば、そらは朝からよく見てたけど、
なにかいても声に出さず、黙ったまま。
もしかしたら、もういたのかな。






 夕方になって、ふたり揃って見始めた。






 momoが身を乗り出した。
これはただごとじゃないぞ。






 momoの唸り声、なにがいるの?

 手前の草むらを見ても、なんの気配もない・・







 と思ったら、momoの目の先、なにかいる。







 
 駐車場からこちらを見ていたのは大きな猫。

 無表情だな、無口だな。
 ただ そこにいて こっちを見てる。
 momoが家出したときに来た、あの猫に似てるような。

 momoの声はどんどん大きくなって、
 哀愁を帯びた遠吠えになる。
 友だちになりたいの?





 もっとこっちに来ないかにゃ。






 なにも変わらぬまま
3匹のお見合いはしばらく続いた。








 momoがもう一度、ぐっと身を乗り出したとき、
その猫は車の方へゆっくり去っていってしまった。






 いつまでも名残惜しそうなmomoを
そらが舐めてあげた。






 momo姐、オイラがいるにゃん。


 そらの声はmomoに聞こえたかな。







 あんたでいいにゃん。


 momo、そう言ってあげてよ、にゃ。


 
 窓の外は見るだけの世界。
そんな2匹の夕方でした。










 

病院のタイミング

2014年05月26日 | 早く元気にな~れ



 そらの人間のお兄ちゃんは、魚がイマイチ苦手です。
だから、ぐずぐずと食べていると、そらに狙われます。




  にいちゃんが食べないんなら オイラがおいしくいただくぜっ


 以前は、需要と供給の一致ってことで、
塩っけのない魚に関しては、わたしの目を盗んで
手伝ってもらってたみたいなんですけどね・・・



 療法食なんだから、手伝ってもらってはいけません!

 ということになり、






  にいちゃんがっかり、そらプンプン。






  え~い、代わりに食べてやる~。







  おっかぁの指もだぞぉ。


 食欲の塊ボーイ、そらには1日65gのご飯じゃ足りないみたいです。
でも、そらの体のため、心を鬼にしてそろそろ1ヶ月、
病院に検査に行く日も近づいてきたし・・・と残りのご飯を計量してみると、
あ、あと3日分だ!


 そんなことを思いながら採尿のチャンスを伺ったのがいけなかったのか、
そらがトイレに行く様子を見せなくなりました。

 行った!と思ってそっと近づくと、知らん顔して出て行くし

ついに、ロイヤルカナンが底をつく前の前の晩、
ご飯だけ買いに獣医さんに行くと、
そのタイミング結構難しいですよねと、かわいい先生、楽しそうに笑います。

 2kgの袋を抱えて帰宅すると、大歓迎のmomoとそら
それが土曜日の夜のこと。


 今日の朝、待望の新しい袋から開けたてごはんのあと、
トイレ掃除をするわたしの脇の下をくぐってそらがトイレに入ったので
ちょいとちょいと、まさかね
と驚いていると、なに食わぬ顔でおしっこをしたよ

 びっくりしつつも、用意してあった容器を即座にお尻の下へ。
なんなくおしっこゲットです


 あんなに大変だったのが嘘みたい。
やっぱり察しているんだ、なかなかやるわい。

 と、感心してばかりもいられない。
今度はケージに入らない。
入ったら入ったで「助けて~!猫さらいです~!」と自転車の後ろで大騒ぎ
お医者さんに着いたら今度は、四肢をつっぱり出てこない


 
 
  ほんとに内弁慶だねぇ、そらは。


 でもでも、ストルバイトは溶けていた!
潜血も蛋白も(-)だった


 このご飯が終わったら、また尿検査して、大丈夫なら‘ライト‘のご飯になるとのこと。
本当のダイエット食はそれからで、今食べているのはカロリーが高いんだそうな。

 かわいそうに、ダイエット気分だけで、体重は5.3kg、変わりなしだった。
お腹がスマートになったと思ったのは、気のせいだったのか~。

 これからも、がんばれ、そら




 


5月の里山の花

2014年05月19日 | そらと会った里山

                          ホウチャクソウ

 
 そらの膀胱炎とストルバイトの症状が落ち着いたお陰で、
里山へ草刈りに出かけることが出来て、
新緑に包まれて作業する気持ち良い時間を
週に2~3度過ごせています。






 メギ、別名コトリトマラズ。
植物にと~っても詳しい友人が、この山では、ここでしか見たことないと言っております。
ヘビノボラズっていうのもあるよと聞いて、そちらでなくて本当によかったと思います。
ヘビという名前が出るだけで震え上がるんですよ~






 今年は、これでもか!ってくらいに蕾がついたヤマツツジ。
明るい場所でも、暗い場所でも新緑の中によく映えていました。





  これから毛虫さんが出ます。

 きれいな黄緑色のちっとも気持ち悪くない、蚕の仲間らしい毛虫さんですが、
苦手な方は早歩きで通り過ぎてくださいませ。








 こんなにキレイな色が自然界にはあるんですね。 





 葉っぱを退かしてカメラを向けたら、隠れたくてアタフタ。
驚かせてごめんなさいよ。






  大丈夫でしたか~?
ここから先は、もう安全地帯です







  キンさ~ん






  ギンさ~ん


 すっくと立つ姿、里山の貴婦人と呼ばれるにふさわしいですね。







 クレマチスの原種のひとつ、ハンショウヅル。
笹を刈るようになってから、たくさんの山野草を知りましたが、
このかわいらしさで、仲間うちでも別格の人気者です。 






 昔、お隣の土地との境に植えられたと聞くウツギですが、
わたしたちの森には何本もあって、どこが境なのやら?笑

初めて見たのは冬だったので、てっきり枯れ木かと思っちゃいましたが、
春になってびっくり
こんなにきれいな花が咲くなんて
これは箱根ウツギというそうです。







 以前は別の場所に咲いていたあやめ。
ブルドーザーに踏まれる寸前に
慌てて引っこ抜いて連れて来て3回目の満開です








 小さな紫陽花。
コアジサイ(シバアジサイ)と昨日教えてもらったばかり。
なんてシンプルな。
でも、神秘的。
写真では写せないほどうす~くて、透き通るような青色をしてました。






 そういえばそこは、そらに出会った場所のすぐ近くでした。








 そのそらといえば、相変わらずの食欲で、
テーブルにしっかり付いて、ピザの分配を待っていますが
「キミの分はないよ」と言われて・・さみしそうな顔です







 momoはやっぱりベランダが好きで、怖いくらい身を乗り出している時もあります
うちに来て、明日でちょうど8年です。
娘が高3、息子が中3のときでしたから、
momoの写真を見ると、我が家の移り変わるあれこれも、
よくわかるのかもしれませんね~。

 長い間一緒にいてくれてありがとう
 これからも元気でずっと一緒に暮らしていこうね、momo

 


アカシア並木

2014年05月13日 | 近所の風景

 

 いつも里山にばかり出かけているわたしですが、
わたしの家は、多摩川もすぐ近くにあります。

 離れて暮らしていた頃は、わざわざ車で遊びに来ていた多摩川も、
近くに住んでしまうと、いつでも行けると思うせいかあまり行くこともなく、
なにかの時に行ってみると、やっぱり気持ちよくて、
もっと頻繁に来ようと思うことの繰り返しです。






 それでも毎年GWの前後には、土手沿いのアカシアに惹かれて、
時間が許せば何度か足を運びます。
 地元の環境委員会の方のお陰で、こんなに気持ちの良い空間が広がっています。






 実家もこの近くなので、ノイバラも子どもの頃からの馴染みですが、
なんだか、ずいぶん立派になった感じがします。
ほかの植物が入れ替わっているのに、
おそらくこの花はずっとここにあるから、この風格が生まれたのでしょうか。







 子どもの頃は、甘い蜜を吸うのが楽しみでしたが、
オトナの楽しみは、花房をまるごと揚げる天ぷら。
でも、今年は油っぽくて失敗でした。








 2007年の写真を出してきました。カモが散歩していたなんて、すっかり忘れていました。







 7年前は、土手から見た並木は、まだ景観を保っていました。


   ですが、





 ここ数年、台風の度に倒れる木が後を断ちません。
樹齢も長くないし、元々風などには弱く、
おまけに最近では外来種として問題視されることも多いようです。

 わたしにとっては子どもの頃から馴染みの深い愛着のある木であることは変わりませんが、
今では、土手から写真を撮ろうと思えないほどの悲壮感に覆われた景色になってしまいました。





 
 ナイトメアーのジャックが似合いそうな木ですね。







 でも、足元を見れば、次の世代がしっかり育ちつつありますし、
いつまでも、気持ちの良い場所であって欲しいなと思います。


 



 
 ここは猫もいます。







 朝、夕とご飯を届けてくれるおばあちゃんがいるので、元気なコが多いですが、
今年は急に猫が減ったと、ジョギングで来るダンナが気にしていました。





  行けば面白いにゃんことの出会いがありました。


 にゃんこのことも気がかりですし、
これからはもう少し、川にも足を向けようと思います。











momoに戻った なんでもない日

2014年05月10日 | 日記



 そらの服薬がすっかり終わってから明日で1週間。
トイレへ頻繁に行って辛そうな声をだすこともなくなって、
たま~にチェックさせてもらうと、
おしっこも見た目では、もう赤みは見えなくなった







 momoもこの1ヶ月、何かを感じてガマンしていたんだね。
あんなに2階の棚でひとりじっとしていたのに、
この頃では、わたしが座った途端に膝に乗ってくる。

 
「そろそろ立つよ~」と言うと、
イヤン と小さい声で啼いて、寝たふり








 
「一緒に洗濯物、取り込みに行こう」と膝から下ろすと、
階段を駆け上がり、窓に一目散。
そらが家に来る前は、
毎日こうやって一緒に階段を登っていたっけね。








 風でワサワサ揺れるエノキにじゃれ続けて、
今度は部屋に入るのが「イヤ~」だと








 男の子は男の子の部屋でお昼寝中だから、
momoと、もうしばらくここで過ごすことにして、
ついでに花がらでも摘んでいますか。



 ありがたいことに、
なんでもない日々が、またうちのにゃんずに戻ってきてくれました。 






そら、ティッシュボックスに入る

2014年05月04日 | 日記


 ティッシュが空っぽになったから、

  箱を潰す前に

 「お~い そら」って呼んでみたら







  ずんがずんが と進んできたよ







  おまけに ヒョイ と回転させて






   も一度 顔を突っ込んで







  上半身ティッシュボックスの猫が完成!






  いやはや、そらくん、もはや猫には見えないよ