鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

帰省ラッシュ

2014年08月16日 00時00分01秒 | 提言

 盆・暮れ・正月が主たる帰省ラッシュが発生する時期である。それを承知で、勤務の合間に取れる休暇を利用して、帰省先へ帰ることは、それ事態歓迎されることであるが、律儀な日本人の行動を良く表していると言えるであろう。都市部からの帰省は帰省ラッシュが起こり、地方から都市部へはUターンラッシュになる。交通渋滞は、数十キロに及び、運転者や同乗者の疲労はピークに達する。どこのサービスエリアでも満車が続き、高速道路が渋滞道路と変わる。帰省を待つご家族からの投書で、渋滞をよそに嬉しい渋滞との話があったが、先祖や親の待つところへ帰って来る心情のことを言っているのであろう。

 渋滞の発生には様々な要因があるが、道路設計上の問題を無視することができない。新たな高速道路設置については用地買収で、過疎地の時価が安いところが選ばれるが、既存路線との合流で合流地点付近では車線を増やす設計となるが、車が集中する時期には、渋滞が発生する。設計段階では盆暮れ正月の極端に増加する自動車数を想定して設計されるわけではないのであろう。車の数が増えれば、事故の発生も統計的に増える。交通事故が発生すると走行車線が減り、状況によっては通行止めとなる可能性も出てくる。

 ブレーキの踏み過ぎは、後続車に連続的にブレーキを踏ませることに繋がり、渋滞の原因となっている。割り込み運転や無謀なスピード違反も同様に渋滞の原因となる。よく運転していて渋滞に巻き込まれることがあるが、「先頭車両は何をしているのであろうか?」との疑問が起こる。渋滞が緩和して、渋滞発生箇所をスムースに通り過ぎると事故もなく信号機もないのに渋滞が起こるのが不思議なことがある。

 一時、分散した休暇を取得するような話が出ていたが、平坦化出来ない事情があるから制度化できないのであって、24時間態勢や夏時間の導入と似たような話である。企業は休みが無く勤務態勢が取れていても、親戚等が集まるお盆や正月の時期は、分散することができない。しからば、交通渋滞の発生は起こるものとして対処すべきで、交通手段を変えることや、数年おきに帰省するなどの工夫も必要となる。ガラガラとなっている都市部へ、可能であるならホテル住まいも覚悟し、両親を都市部に呼ぶことも良いかも知れない。


つるむらさき

2014年08月15日 00時00分01秒 | 紹介

 ツルムラサキ科の蔓性一年草である。熱帯アジアの原産で、茎は紫色をしている。ツルムラサキの旬は夏で、丁度今頃から野菜売り場で見られ、若芽や茎を食用にする。手頃な値段で、我が家ではおひたしにして食べるが、野菜炒めに入れても風味があり、若干粘りけがあり、モロヘイヤやオクラのような食感である。みそ汁の具にも良いようで、夏場の栄養源としてビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分、ミネラル類を多く含み、ほうれん草より栄養価が高い。

 特に緑黄色野菜としてβ-カロチンを豊富に含んでいる。β-カロチンは抗ガン作用があり、免疫賦活作用が知られている。体内でビタミンAに変わり、毛髪育毛、視力維持、粘膜や皮膚の維持、呼吸器系統の健康維持の効果がある。夏野菜の一つとして、多くの料理に加えてみられては如何であろうか。

 産地は沖縄産が多いが、我が国でも東北地方や、関東で栽培されている。中国料理やベトナム料理など炒め物やスープ類の具に用いられる。

 調理方法は簡単で、ほうれん草のような長さでパックにして売られているので、簡単に水洗いをした後、沸騰した熱湯で3~5分煮る。茎の堅さが残るぐらいになればゆで汁をこぼし、水に浸ける。水気を絞り、適当な長さに切っておひたしにすればよい。オクラなどの粘りけがある野菜は、茹でた後ざるに取りだし、常温でさます。栄養分が水に溶け出さないとして、水で冷やすのを嫌う調理人もいるが、あまり気にしない方がよいと思う。

 炒め物の場合は水洗後水気を絞り、適当な長さに切って炒めればよい。ニンニクとの相性も良いようである。また、油との相性も良いので、天ぷらはお勧めである。いろいろなレシピがあるので詳しくは専門のサイトで調べられると良いと思う。


お盆

2014年08月14日 00時00分01秒 | 紹介

  陰暦7月13日から15日までをお盆として地方によっては、新暦7月・8月に行う。盂蘭盆会(サンスクリット語でullambana、倒懸と訳されている)とも言う。死者を迎え入れ、送る仏教行事である。古くは中国から我が国に入ってきた施餓鬼供養が元となっていて、盂蘭とはつり下げられるという意味で、地獄に堕ちた亡者が、前世の悪事でつり下がられた苦しみから解き放すために行うとされている。その行事が先祖供養に通じ、この時期に死者をおがらを焚いて自宅へ迎え入れ、お盆の期間は自宅にいて家族と共に過ごし、送り火によって西方浄土へ送り返す。迎え入れるときや送るときにはナスやキュウリに足を付けた乗り物を用意する。

  精霊流しも同様で、灯籠を川に流す行事で、長崎などでは大形の船を用意するようである。タイ国ではロイライカトーンといって、ハスで作った花台に供物を乗せて川に流す優雅な行事が精霊流しの原形かも知れない。

  お盆の入りを前に、自宅から車で15分の所にある市営墓地に両親が眠っているので、時期時期に墓掃除に行っているが、今回は早朝にいった。今年は猛暑が続いたせいか、雑草が生い茂っていて、少々難儀したが、他の墓所よりは雑草が少なかったようである。墓掃除が終わりお参りを済ますと、雑草を抑えるために、女房は塩を大量に撒いて帰る。このことで、雑草が生えにくくなるのかも知れない。早朝は、ヤブ蚊が少なく、カラスも供物がないため、見ることはなかった。高校生のようであったが、車が少ないせいもあり、早朝マラソンを行っていた。

  残念ではあるが、今回、九州の実家への墓掃除にはいけなかったが、何れ近いうちに行くことにしたい。インターネットでの広告に、代行で墓掃除をしてくれる業者があるので、何れはご厄介になるかも知れない。便利となったといえばそうであるが、人口が減り、過疎の村や町では住職も高齢化し、跡取りが難しく、廃寺となり、系統の寺から出張で僧侶か読経に来るようで、檀家が減っているのも事実である。地域の住民が行う盆踊りも寂れ、開催できないところもあると聞く。

  最近地方に在住の友人が、実家の墓地を居住地に移したと聞いた。それも永代供養をする墓所へである。本人のお子さんは嫁に行っている。奥さんを一昨年亡くしたため、本人は一人住まいである。今までは身近にそのような知り合いがなかったため、さほど気にしていなかったが、何れは自分もあの世とやらへ行かなければならないが、人ごとではない。平素は雑用に紛れ、そこまで考えが及ばないが、こういう時期には真剣に考える必要があると思っている。


台風の恩恵その2

2014年08月13日 00時00分01秒 | 提言

 洪水は確かに住居を襲えば、泥だらけとなり、家屋が崩壊し、インフラ再建に多額な費用を必要とする。しかし、急峻で、平野が少ない我が国における被害は、住まざるを得ないことによる人災を考慮されていない点を指摘したい。危険を承知で住むのであれば自己責任が問われて当然と思える。便利さが災害の発生の危険性を蔑ろにした建造物は、そもそも人災に他ならない。自然災害との発生を賭のような安易さで災害を広範囲に広げることはマスコミも問題視しないのであろうか。

 自然災害か、人災かの境目は判りづらい。しかし、歴史が物語る災害の原因が自然の猛威であっても、自然をコントロールできないのであれば当然として受け入れ、災害が及ばない環境で生きることが人間の知恵といえよう。

 シニカルな表現をすれば、危険を顧みず災害に遭えば、無謀といわれても仕方がないのでは無かろうか。例えば川の中洲に建物を建て、水害にあったとしても、被災者とされるが、果たしてそうなのか、台風による被害が教訓となり、当該者も行政も防備体制を作らなければ、改善の余地はない。度重なる被害のデメリットばかりが強調されていることに警鐘を鳴らしたい。とは申せ、家や家財道具を失った被災者の放置は行政の役割を考えれば何らかの手当をせざるを得ない。判別は悩ましい話でもある。(このシリーズ最終回です)


台風の恩恵その1

2014年08月12日 00時00分01秒 | 提言

 台風11号が四国に上陸し、中国地方を横断して日本海へ進むコースを取っている。強い勢力を維持したまま豪雨や強風の影響は遙か東北、北海道へも及んでいる。被害に遭われた方へはどのような支援が出来るのか、被害が小さいものであってほしいという願う意外には手の下しようがない。

 自然災害は今世紀に入っても人間の知恵でコントロールが効かない。河川の管理は、洪水の発生を抑え、決壊した場合は、人災と酷評される場合もある。治水の管理の想定は、過去の被害に立脚し、再発生を防ぐことになるが、分散して発生する豪雨の雨量は想定外のことも多く、勢い、避難勧告が多発し、当然であるが、人命への対策が先行しがちで、結果についての分析や補修については現状復帰が一般的である。根本の対策が見えにくくなっている。一度起きた災害が想定外であっても、既に想定を越えている災害をもたらしたのであるから、再発を防ぐための新たな対策が起草されるべきであろう。

 台風は被害をもたらすデメリットが強調されているが、洪水が引き起こすメリットもある。肥沃な大地が再生される例は古代エジプトの農業を見ればよく分かる。渇水を無くし、養分を含んで山野の養分を自然が運んでくれる面は、土壌を豊かにすると共に海水にはいることによる魚類等の海洋生物にとっては必要な現象であろうし、一種の自然サイクルであろう。人為的な都合を優先する反面、大自然への挑戦はことごとく裏目に出ているように感じてならない。環境問題の発生で判るとおり、直接又は間接的に新たな大気汚染や気候変動をもたらしている。

 台風後にもたらされたメリットで普段気づかない点は、補強対策であろう。次回の再来に対する防備とでも言えようか。台風が辿る同様なコースで同じような被害が出ていることは学習が行われていない居住者等の怠慢といえる。(次回へ続きます)


水難救助ヘリ

2014年08月11日 00時00分05秒 | 画像

川崎市が保有する水難救助用ヘリ「そよかぜ2」です。空中50メートルぐらいでホバリング、川へ転落した不明者を捜索中でした。ヘリの翼が止まって見えるより動いているように撮影するにはシャッター速度を遅くします。今回は1/250秒で撮りました。

 


水難救助

2014年08月11日 00時00分01秒 | 提言

 写真撮影で早朝から定点撮影地へ出向いていたが、普段とは異なる状景に出くわした。赤色灯の点いた消防車が数台集結し、上空では2機のヘリコプターが空中でホバリングをしていたが、消防の訓練かと思い、現場に着いて撮影機材をセットしていたところ、上下橙色の作業服を着た消防隊員が近寄ってきて、「青色のTシャツを着た若者を見かけなかったか、消防へ連絡が入り現在捜索中だ」との質問であった。行方不明になったと思い、「見かけていない、さっき着たところだ」と返事をした。」「数人の若者がふざけあっていた隙に一人が川に落ちて見えなくなったらしい。」消防隊員がそういって双眼鏡で暫く近辺の様子を見て引き上げていったが、引き上げる際に「もし見つけたら連絡が欲しい」と言い残し、立ち去った。

 それから暫くしてヘリと消防車も姿を消したが、察するに水難事故だったらしい。早朝からであったので、飲酒による入水ではないと思うが、あまり気色がよいものではなかった。

 土曜・日曜日となると多摩川の河川敷は、バーベキューを行っている者が少なくない。数ヶ月前には対岸の狛江市側に集結していたが、バーベキュー後のゴミの処理が問題となって、料金を取るようになったせいか、はたまた禁止地区になったのか判らないが多くのグループが川崎市多摩区側で同様な野外料理を行う光景が見られる。

 中には夜通し騒ぎ、明け方帰途につく者もいるが少数に過ぎない。大学が夏期休暇になっていることもあり、酒を飲んで泳ぐ輩も出てくる。困るのは花火であるが炸裂音が大きいロケット花火や、閃光が高く尾を引く大形花火もある。さぞかし近隣の住民は迷惑していることであろう。花火は中高生のグループも見かける。

 遊泳禁止の立て札はあるが、浅瀬も多くあり、家族連れで水遊びを楽しんでいるまではよいが、度が過ぎると深場にはまりこみ心臓麻痺を起こすこともある。特にこの時期はゲリラ豪雨によって突然水かさが増すこともあり、流れが変わりやすい。伏流水が湧き出しているところでは水底と水面での水温の差が激しく、危険である。

 何もかも禁止では若者にとってもおもしろくないことは判るが、節度ある行為を求められているので、周辺住民とのトラブルや、水難事故に遭わぬ行動が必要で、救助する側の労力にも時には想いを馳せることが大切であろう。


睡眠

2014年08月10日 00時00分01秒 | 紹介

 夏場暑いときは水枕や保冷剤を使った枕を使うと熟睡できる。長らく愛用しているが、熱中症の予防で、室内の温度を空調機・クーラーを使用するため、さほど利用頻度が少なくなったが、省エネ生活にはもってこいである。水枕は風邪にかかり、体温が高いときに氷を入れて氷枕や、氷嚢を使うが、水道水だけでも頭を冷やすことが出来る。

 古くから快適睡眠の身体条件は、頭寒足熱である。頭を冷やし、足下を温める。読んで字の如しである。そのほかにも部屋の照明調節、騒音を押さえた静けさ、敷き布団や掛け布団による保温、適度な疲労感があり、就寝前の飲食を控え、考え事をしないなど多くの条件があるが、生活する上で、出来るだけ決まった時間に一定の時間を睡眠に取ることによって、活力の再生や、病の早期治癒にも効果的である。

 よく年齢のことで、話題になる睡眠時間であるが、人生の1/3は睡眠で、意識がないのであるから、年齢から差し引くべきだ。60歳の年齢でも、意識している時間が年齢とすべきで、実質20歳なのだ。生きるという定義が曖昧であるとそう強調されると事実と思ってしまう。実際は意識がない状態であっても、生命を維持する心臓の鼓動や呼吸による酸素の供給、炭酸ガスの排出等は意識していないが活動を続けている。脳の活動は夢を見ることから、意識はせずとも停止しているわけではなく、眠っているだけで、音や皮膚への刺激などによって直ぐに覚睡する。

 大切なのは、脳には睡眠中にかかわらず、大量の血液が流れていて、体温が高温になると発汗によって汗を作り出し、一定の体温を保っているが、この血液の温度を下げることが水枕にはあるので、理論的にも正しいことである。睡眠中の脳の活動は、前日以前に経験した事柄の整理を行い、記憶を保持し、不要な記憶を消失させる、いわゆるリセットを行っているとのことである。

 睡眠導入剤を使用している多くの方の話を聞くと、薬依存性が高いようにも思えるが、睡眠のための快適条件を見直してみるのも行ってみる価値があろう。規則正しい生活を行い、異常な興奮状態を作り出さず、適度な運動と、長時間午睡をしないなど体内時計を正しく動かす努力も必要と思う。熱帯夜にはエアコンなどを使った温度・湿度調整も必要であるが、水枕の効用も利用すべきと思う。