キアシシギの引き続きですiイソシギがじゃまをするのかそれとも主だとアピールしているのか?
正式な名称は知らないが、ヤマイモを掘る道具がある。背丈ほどの長さで、先端には鉄製の丸みを帯びた刃がついている。柄の部分は樫の木で出来ていて、大変頑丈である。大分にいた頃購入したもので40年近く使っているが、家庭菜園でも重宝している。スッポトで深い穴を掘るときに使っているが、大木があっても直径5センチぐらいの根も切ることが出来る。また、果樹などの幼木の植え込みにはなくてはならない道具である。
地中に穴を掘ることは珍しいことではない。専門業者は鑿井(さくせい:地下水や石油を汲み上げるために井戸や穴を掘ること)業者、シートパイルの打ち込み等の基礎工事、電柱埋設などあげられるであろう。大型の重機で地中深く掘ることが行われている。コイル状に刃のついたドリルで穴を開けるのであるが、氷結した湖上で穴を開けるドリルを思い浮かべればよく分かる。シートパイルは棒状のコンクリートを上部から力を加えて打ち込んでいる。
我が家では庭に支柱を立てるときにも使う。地中30センチぐらいの深さに掘り、直径は丸みを帯びた刃の形状に合わせるので20センチぐらいの穴が掘れる。支柱を立て、砂利を投入して埋めているが、結構強度も強く、台風等から樹木を守るのに使っている。
さてヤマイモ堀であるが、山野のどこでも掘って良いわけではない。自分の土地や山でなければ、所有者に許可を取る必要があろう。まずはヤマイモの蔓を見つけることから始める。根本の径が大きいものがよいが、これからの時期は、黄色に色づくためよく分かる。
ヤマイモ堀専門家は麦種を根本に撒き、冬場になって、雑草が枯れ、広葉樹も落葉する。周りに邪魔な物がなくなるため、掘りやすい。麦の穂が出ている箇所を掘っている。
出来るだけ傾斜地が掘りやすい。傾斜地は、垂直に掘り、横から見ると掘った面が三角形になるため、傾いている箇所の土を取り除けばよいので、平坦な場所より、労力が少なくて済む。雑木を葛(カズラ)やヤマイモの蔓などを使って編み、それに包んで下山する。掘った箇所はヤマイモの雁首を残して、埋め戻しておく。
麦とろと言って、自然薯の泥を取り除き、摺り鉢で摺ったヤマイモに冷ましたダシと生卵を加えて、炊きたての麦飯にかけて頂くと食が進む。