セグロセキレイの幼鳥ですがいよいよ羽根が抜け替わり、成鳥になるようです。幼鳥のうちはハクセキレイと同じ色をしていますので見分けがつきません、この時期になるとセグロセキレイであることが分かります。
数週間前から何度か電話を貰い、来宅されていたが、資料があれば、ポストに入れておいて欲しいと、面会を避けていたが、お会いして説明したいことがあるとのメッセージが資料と共に添付されていた。その後電話があったので、都合の良い日を指定し、お会いすることとした。要件は、毎年行っている保険債権の確認事項等であったが、そのほか幾つかの制度変更についての話もあった。
自分はこの種の見直しや、内容承知等無頓着な方で、実際、どのような保険契約をどの保険会社と行っていて、掛金が幾らであるのか把握していない。最低限の保険は加入しているが、傷害や死亡等誰にでも起こることであり、そのときのためにと保険が存在することは理解しているが、詳細については女房に任せっきりで反省しているところである。今回の面会は、熱心な保険外交員の熱意に負けたためであるが、2~3分の話とのことであったが、実際には1時間を費やすことになった。入社して時間が経っていないようで、若い方との楽しい会話が出来た。
保険契約後現在に至るまで、35年以上の長年の関係であった保険会社であるが、退職時に返戻金なるものを100万円貰い、契約解除するはずであった。掛金が僅かで一生涯の保障があるとのことでそのままにしてきた。転勤が多かったこともあり、地域の外交員との接点はほとんど無かった。電話が掛かるたびに異なる外交員の訪問には、この業界の人の出入りが激しいことがよく分かる。
学生時代にアルバイトとして当該保険会社の支店を継続的に清掃したことがある。外交員が集まる部屋の壁には、各人の営業成績が折れ線グラフで示され、成績順位を示し、競争していたようだ。グラフの前には米の入った袋や家庭用品が置かれ、優秀な業績があったものには商品が与えられるシステムである。将に成果主義をまざまざと見せつけられたことを思い出す。
保険外交員は主に女性の働く現場であるが、挨拶回りに使う粗品はポケットマネーで会社から購入する。成果主義のため、基本給は低く、契約総額がベースとなり、客の獲得は熾烈である。親戚・家族・友人と契約者は身内に向かうが手持ちカードの限界はすぐに終焉し、営業成績が上がらず辞めていく者も多いようである。これからも女性の就労を期待する声は高いが、働きやすい環境の実現は、職場の実態を見直し、改善するのは経営者の責務であろう。