あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

現代俳句文庫版「西川徹郎句集」を読んで

2024-08-24 08:50:26 | Weblog

 

照る日曇る日 第2097回

 

「男根担ぎ佛壇峠越えにけり」

 

というので度肝を抜かれたが、父を詠んだ作品を並べてみると

 

「父の陰茎を抜かんと喘ぐ真昼のくらがり」

「父の陰茎の霊柩車に泣きながら乗る」

「父を焼く山上焼酎ほど澄んで」

「凩や木となり草となり父は」

 

なんちゅうのんばっかしなので、呆れてしまう。

作者は父親にフロイト的な恨みでもあるのだろうか?

 

次々に腐れ候補を舞台に上げるさながら期待のスターのように 蝶人

 


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