西暦2024年葉月蝶人映画劇場その3
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3718~22
1)カンタン・デュピユー監督の「マンディブル 2人の男と巨大なハエ」
題名の「マンディブル」とは「昆虫の大きなアゴ」のこと。2020年製作のお仏蘭西コメディ。わずか1時間10分の短さだが素晴らしい出来栄えだ。
2)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「DUNE/砂の惑星」
2012年の最新版だが、旧作のほうがキャラクターの設定が個性的で面白かった。見どころは砂の惑星のSFくらいか。
3)ケビン・ブレイ監督の「ワイルド・タウン」
軍隊帰りの主人公が保安官五なって故郷をもぎっていた悪人どもを一掃する2004年の勧善懲悪映画ずら。
4)ヤン・フェルヘイエン監督の「アンノウン・ボディーズ」
2017年製作の珍しいベルギーの犯罪映画だが、奇をてらい過ぎたプロットがせっかくの怖い御話を滅茶苦茶にしてしまっているずら。
5)サム・ペキンパー監督の「ダンディー少佐」
チャールトン・ヘストン主演の1965年のペキンパーの西部劇。冒頭騎兵隊は全滅してラッパ手の語り手だけが帰還したと語るが、物語ではヘストンがアッパチとフランス軍をやっつけ無事帰還するところで噺が終わる。なんでやねん?
「人間」と一口で言うが2つある「動物人間」「植物人間」 蝶人