もうかれこれ30年ほど前に会社の先輩が退職したので、その先輩の得意先を私が行く事になったのだが、いつも帰社する時の国道から眺める山の麓に、その建造物を見た時には畑の中に野外音楽ステージがあるんだと思った。
でもなぜに畑の中に野外ステージが? ? ?
何気に帰社する途中に寄り道してみると遠目には野外ステージに見えたが、近くで良く良く見るとステージではない。
調べようにも当時、インターネットという便利な物もないというか、まだワープロも一般にはなかった時代なので単刀直入に畑仕事の爺様に 「あれは何ですか?」 と尋ねると爺様は 「えんたいこう」 と教えてくれたが漢字も分からない。
その後、ラッキーな事に読売新聞にその遺物の記事を見つけて良く理解出来ました。
中央のドームが30年前に、野外ステージと見間違えた遺物で宅地開発の煽りで今は国道からは見えません。
横から見るとこんな感じ。
内部はこんな感じで屋内畑として地主が使用中。
30年前に爺様に聞いた「えんたいこう」は掩体壕と書きます。
数km先に八尾空港があります。
当時の帝国陸軍が米軍の攻撃に備えて八尾空港から戦闘機を守る為に築いた戦闘機の防空壕でした。
八尾空港に配備の戦闘機は「鐘馗 しょうき」、「疾風」 ともに中島飛行機製。
中島飛行機といえば、私が愛してやまない水平対向エンジンのスバルの前身。
やはり4年後はプリウスも良いけどスバルしかないか?