昨日(5月26日)は本来、無料相談日なのですが、たまたま予約がなかったので、「旧正丸峠」と「伊豆ヶ岳」を歩いてきました。
現在は、飯能から秩父に向かう国道299号線は「正丸トンネル」がもう20年以上も前に開通しており、正丸「峠」は峠道走行を目的としたライダー達以外はほとんど通らなくなっています。
そして今回訪ねた「旧正丸峠」は、その車道の正丸峠が開通する以前、飯能と秩父を結ぶ主要な街道として多くの人々が日々越えたであろう旧街道の峠道で、「新」正丸峠とは場所自体も違っています。
旧正丸峠へ向かう峠道
旧正丸峠
今では物好きなハイカー位しか通りません(笑)。
旧正丸峠を秩父側に下り、「処花」の集落に出る少し手前に、大きなカエデの木と旧街道時代の道標があります。
「追分の道標」
ここから小尾根を2つ跨ぐと「松枝」の集落に入ります。ここからは「山伏峠」に向かう車道を2キロ程歩きます。「名栗げんきプラザ(旧称 名栗少年自然の家)」を過ぎると再び山道に入ります。ここから伊豆ヶ岳はもう近くです。しばらくの登りで「長岩峠」。そこからまたひと登りで、かの有名な鎖場の下に出ます。
伊豆ヶ岳鎖場直下
ここは落石多く危険なため、原則として通行禁止となっています。
私がこの鎖場の下まで来ると、リュックサックの集団。荷物を置いて鎖場をアタックしているのかと思い鎖場を見上げるが誰も登っていない様子。荷物番か、一人の女性がいたので聞いてみる。
何と幼稚園の遠足とのこと。もちろん鎖場ではなく、巻き道の女坂を通って登頂アタックとのことだが、聞くと名栗げんきプラザから伊豆ヶ岳の往復だそうで、途中道が崩れていたり滑りやすかったりするところもあるので大丈夫なのか聞いてみるが、気を付けて歩けば大丈夫とのこと。
近くのベンチに座り昼食を済ませ、食後のコーヒーを沸かしているところに、帰ってきました。ゾロゾロと。幼稚園生の集団が。
いやいやみんな随分と元気そうで、疲れてブーブー言っている子なんて一人もいない。コーヒーを飲みながらしばし眺めていたが、ほほえましい限り。そのうち自分も娘を連れ出そうかなんて思いながら、幼稚園生の集団を後に頂上へ。
伊豆ヶ岳山頂
一休みした後は先ほどの長岩峠まで戻り、「大蔵山」の集落で車道に出、本日の山道歩きは終了となる。
その後は、途中のみやげ物屋のおばあちゃんに「お茶でもどうぞ」と声を掛けられ、饅頭を4つ買うハメに。そして駐車場のある正丸駅にたどり着き、駅前の食堂でうどんを食べ、秩父ワインを買って帰路に着いたのでした。
この日の他の写真はフォトアルバム旧正丸峠から伊豆ヶ岳にアップしてありますのでご覧下さい。
鎖場から登頂しています。昔はあまり細かい規制はなかったように思いますが・・・