本日、「日中の未来を考える会」の若者たちと打ち合わせをし、11月29日、胡耀邦生誕100周年記念講演会の企画案をまとめた。11月20日は中国の元指導者、胡耀邦氏(1915-1989)のちょうど生誕100周年である。中国共産党は2015年の「忘れてはならない四つの記念日」のうちの一つとしているが、おそらく日本での記念行事は例を見ないのではないか。
胡耀邦氏は1984年、日本から3000人青年訪中団を招くなど日中民間交流に大きな足跡を残したことで知られる。また今年三回忌を迎えた作家・山崎豊子氏が著した代表作『大地の子』は、胡耀邦氏が直接、山崎氏と面会し、執筆のための事前取材に強力な支援を約束したことが作品誕生の背景となっている。
だが、日中の若者たちにとってこうした歴史は徐々に縁遠いものとなりつつある。日中関係が困難な時期を迎えている今、改めて日中民間交流の歴史を振り返り、学ぶ場を設けることは、新たな未来を切り開く上で大きな意義を有すると考える。若者たちが積極的にこうしたイベントに取り組むことは非常に重要である。まだ法人格は得ていないがNPO日中メディア独創会も共催に名を連ねることとなった。
多くの中国人知識人と交流を重ね、中国における胡耀邦の存在を実感してきた及川淳子さんの講演が楽しみだ。私も「胡耀邦と習近平の父・習仲勲」のテーマでお話をさせて頂く。
ささやかではあるが地道なこうしたイベントが、さらに継続していくことを願っている。
胡耀邦氏は1984年、日本から3000人青年訪中団を招くなど日中民間交流に大きな足跡を残したことで知られる。また今年三回忌を迎えた作家・山崎豊子氏が著した代表作『大地の子』は、胡耀邦氏が直接、山崎氏と面会し、執筆のための事前取材に強力な支援を約束したことが作品誕生の背景となっている。
だが、日中の若者たちにとってこうした歴史は徐々に縁遠いものとなりつつある。日中関係が困難な時期を迎えている今、改めて日中民間交流の歴史を振り返り、学ぶ場を設けることは、新たな未来を切り開く上で大きな意義を有すると考える。若者たちが積極的にこうしたイベントに取り組むことは非常に重要である。まだ法人格は得ていないがNPO日中メディア独創会も共催に名を連ねることとなった。
多くの中国人知識人と交流を重ね、中国における胡耀邦の存在を実感してきた及川淳子さんの講演が楽しみだ。私も「胡耀邦と習近平の父・習仲勲」のテーマでお話をさせて頂く。
ささやかではあるが地道なこうしたイベントが、さらに継続していくことを願っている。