片山修のずだぶくろ Ⅰ

経済ジャーナリスト 片山修のオフィシャルブログ。2009年5月~2014年6月

タイに0泊2日の出張ができる中小企業!?

2011-10-07 17:51:21 | 社会・経済

今日も、大田区に取材にいってきました。
昨日も今日も話題にのぼったのが、
羽田空港の国際化です。
ご存じのように、
羽田空港は大田区にあります。
大田区から海外進出を図る中小企業にとって、
羽田国際化は、
世界がぐっと近くなったことを意味します。

例えば、
タイには、大田区から多くの中小企業が進出しています。
現在、
全日本空輸、日本航空、タイ国際航空が、
それぞれ毎日、羽田―バンコク間を運航しています。
羽田―バンコク間は、約7時間です。
羽田を0時15分発“深夜便”に乗れば、時差がありますから、
バンコクには早朝、5時20分に到着します。
タイで一日働き、帰りもまた、
バンコク午後10時40分発の“深夜便”に乗れば、
羽田には、翌朝、6時50分に到着します。
つまり、
機中泊2回の、0泊2日のタイ出張が可能なのです。

したがって、タイ出張から、朝、羽田につき、
会社に直行すれば、通常通り出勤できます。
ちなみに、
今日訪ねた会社まで、
羽田からタクシーで約3500円
だといいます。
超激務ですが、いざというとき、それが、可能なのです。
逆に、
タイに駐在している社員が、朝に羽田につき、
一日大田区で働いて、夜中にタイに向けて帰ることもできるのです。
実際に、そういうケースもあるそうです。

超激務を頻繁にこなすことができるかはわかりませんが、
これだけ交通インフラが整えば、
自然とタイと大田区の連携は深まるでしょう。
いざとなれば、部品や設計図を送らずに、
自分で持っていった方が速いかもしれません。

超激務をしろというわけではありませんが、
羽田国際化によって、大田区は
モノづくりのハブになったといえるでしょう。