日本では、立ち小便は、古くは明治5年(1872年)、
東京府知事によって発令された「違式註違条例」において、禁止されていました。
もちろん現在でも、軽犯罪法第一条二十六号の
「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、
たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」
に該当する、立派な犯罪ということになります。
もっとも、かつて、立ち小便は見なれた風景でした。
いまの若い人は、たぶん知らないでしょうが、
民家の塀などに、立ち小便禁止のマークとして
赤ペンキで小さな“鳥居”が描かれていたものです。
しかし、いまはほとんどお目にかかりません。
立ち小便がなくなったからです。
そう思っていたらどっこい、違っていました。
今日の新聞では、日本航空(以下JAL)の男性副操縦士が、
ホノルルの街中で立ち小便をし、身柄を拘束されたというニュースが、
各紙にとりあげられています。
なるほど、ハワイには“鳥居”のマークはないわな、と思いながら、
産経新聞の記事を読んでいくと、
この男性副操縦士は、飲食店など2軒で、
ワインハーフボトル1本や、ビール小瓶5本を飲んだ後、
ホテル周辺を散歩中に尿意をもよおし、木陰で用を足しているところを、
地元の警察官に見つかって身柄を拘束された、とあります。
男性は、2晩留置された後、罰金25ドルを払って釈放されました。
日航は、その立ち小便副操縦士に代わり、
別の副操縦士を急遽乗務させて対応したそうですが、
結果的に人員不足から一便が欠航。
まったく、ハタ迷惑な話です。
JALといえば、つい一週間ほど前の6月22日に、
一部に政府保証が付いた、日本政策銀行とメガバンク3行による
1000億円規模の融資が決まったばかりです。
金子国交相は、「日航をしっかり指導、監督する」とコメントしていました。
しかし、さすがにパイロットの“生活指導”までは行き届かなかったようです。
今日の日本経済新聞には、政府のJAL支援をめぐり、
全日本空輸が「政策上、公平性を欠く」として、国交省に再考を申し入れていた、
という記事も出ています。当然だと思います。
全日空関係者は、JAL副操縦士拘束の事件を見て、
いったいどう思ったか。
もう、JAL社内の緊張感、危機感のなさには、
あきれるばかりではありませんか。
東京府知事によって発令された「違式註違条例」において、禁止されていました。
もちろん現在でも、軽犯罪法第一条二十六号の
「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、
たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」
に該当する、立派な犯罪ということになります。
もっとも、かつて、立ち小便は見なれた風景でした。
いまの若い人は、たぶん知らないでしょうが、
民家の塀などに、立ち小便禁止のマークとして
赤ペンキで小さな“鳥居”が描かれていたものです。
しかし、いまはほとんどお目にかかりません。
立ち小便がなくなったからです。
そう思っていたらどっこい、違っていました。
今日の新聞では、日本航空(以下JAL)の男性副操縦士が、
ホノルルの街中で立ち小便をし、身柄を拘束されたというニュースが、
各紙にとりあげられています。
なるほど、ハワイには“鳥居”のマークはないわな、と思いながら、
産経新聞の記事を読んでいくと、
この男性副操縦士は、飲食店など2軒で、
ワインハーフボトル1本や、ビール小瓶5本を飲んだ後、
ホテル周辺を散歩中に尿意をもよおし、木陰で用を足しているところを、
地元の警察官に見つかって身柄を拘束された、とあります。
男性は、2晩留置された後、罰金25ドルを払って釈放されました。
日航は、その立ち小便副操縦士に代わり、
別の副操縦士を急遽乗務させて対応したそうですが、
結果的に人員不足から一便が欠航。
まったく、ハタ迷惑な話です。
JALといえば、つい一週間ほど前の6月22日に、
一部に政府保証が付いた、日本政策銀行とメガバンク3行による
1000億円規模の融資が決まったばかりです。
金子国交相は、「日航をしっかり指導、監督する」とコメントしていました。
しかし、さすがにパイロットの“生活指導”までは行き届かなかったようです。
今日の日本経済新聞には、政府のJAL支援をめぐり、
全日本空輸が「政策上、公平性を欠く」として、国交省に再考を申し入れていた、
という記事も出ています。当然だと思います。
全日空関係者は、JAL副操縦士拘束の事件を見て、
いったいどう思ったか。
もう、JAL社内の緊張感、危機感のなさには、
あきれるばかりではありませんか。