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サッカーフリーク集まれ43

2022-07-31 00:45:04 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 スタートしてから少し日が経ちました。TBS(RSK)の日曜劇場の「オールドルーキー」。毎週観させていただいています。早いものでもう4話が放送されました。プロスポーツ選手のセカンドキャリアと、スポーツマネジメントがテーマであり、セカンドキャリアも時折取り上げている当ブログとしては、とても参考になります。
 今回から放送済みのストーリーについて、ポイントを押さえながらリスペクト記事にしようという事で、第1話から第3話まで一気に取りまとめようと思っていたのですが、第1話は内容が深かったため、第2話を含める事なく、1話分だけで記事ができてしまいました。あくまで、セカンドキャリア目線でいってみたいと思います。
   
【第1話 いけ!孤高の天才サッカー選手】
〔主人公(新町亮太郎)の紹介〕
・5歳からサッカーのみ。元日本代表、スーパーサブとして招集、4試合出場。37歳。
・2003年:J1鹿島(新人王)→2009円日本代表→2020年J2東京V→2022年:J3八王子
〔第1話の大まかなあらすじ〕
 元代表の新町が所属クラブの解散によって、突如引退を受け入れる。サッカーに関わる仕事を模索するが、声がかかったのはゼロ。民間企業で働いてみるが、社会経験の不足で上手くいかない。元サッカー選手としての商品価値が無いと評価されたビクトリー社に契約社員として拾ってもらう。
 最初に担当した案件が、ドイツリーガーの矢崎選手(高校の後輩)。帰国中のサポート契約を狙うが、わがままな要求に苦しむ。一度断念したが、わがままでなければ海外組では生き残れない事情、矢崎選手が置かれている環境をリスペクトし、選手目線に立った提案をしたところ、契約成立に成功。
 
〔当ブログでのリスペクト及びコメント〕
・親会社の業績不振が原因(赤字クラブを手放す)で、チームの解散決定。
→現在のJリーグではありえない(J3未満は別)。旧横浜フリューゲルスの消滅を教訓に、クラブ合併も含めて事例はゼロ。かつてのJ2東京VのようにJリーグ直営状態になった事例も存在。
・新町の年俸(設定):J1時代:5,200万円、J2時代:1,200万円、J3時代:450万円
→うーむ、これが相場なのか。
・新町は自分の選手価値がわかっていない。世間知らず(妻のコメント)。現実を受け止められない。他クラブからのオファー無し。37歳というピークを過ぎた年齢がネック。ビクトリー社にコーチの仕事を探して欲しいと頼むが、ライセンスが無い事を指摘される。次に、解説者になりたい、何でもいいからサッカーに関わっていたい、ダメなら元サッカー選手のタレントになりたいと主張するが、解説者になれるのはスター選手のみで、代表4試合のOBには需要無し。サッカーファンしか知らない新町に商品価値は無いとバッサリ言われる。
→同じ認識、価値観、主張を持っているJ選手が実は多いのかもしれません。加齢を感じ、セカンドキャリア(指導者への道)を意識し始めたら、早めにライセンスを取得するべき。それでも指導者の道も狭き門かもしれない。J2岡山の赤嶺広報大使のようにサッカースクールなどのサッカー関連事業を模索するのもいいかも。それでもスクール生という顧客層も多くは無い。
・職安訪問:サッカー以外は職歴無し。パソコン経験はほとんど無し(指一本で操作)。
→パソコンのマスターは必須ですね。どの職種、業界でも共通で、少なくともパソコンメール、ワード、エクセルはこなせないとサラリーマンになるのはリスクが大きい。元岡山の竹田さんが引退後に東京のビクトリーみたいな会社で修行されるそうですが、正解だと思います。思い立った時にパソコンを購入し、始めればいい。
・1社目)健康食品会社(社長がサッカーファン)に就職。2週間後:売上成績がゼロ。「元Jリーガーです」「元日本代表です」という営業トーク。「上から目線」と社長が指摘。「高いプライドを最初から漂わせている。営業は無理」と言われてしまい、解雇に。2社目)タクシー会社に就職。簡単な事務に苦しむ。
→かなりリアルですね。結局、元Jリーガーは話題だけであって、契約なり発注なり、本当にお金を払う時は現実的に最も有益な提案を求めるので、どれだけリスペクトでき、相手目線で提案できるかになってくる。
・3社目)警備会社でビクトリー社高柳社長に偶然遭遇。ビクトリー社の理念「すべてのアスリートのにリスペクトを」を出し、スポーツが好きで、アスリートへのリスペクトが無いと、スポーツマネジメントができない。自分達凡人ができない事を、君たちアスリートは見せてくれる。すごい事だ。うちで働いてみないか」と言われて契約社員として入社。
→ちなみに実は当ブログで「リスペクト」(一番好きな言葉、すべての基本かと)を使い始めたのはかなり昔(調べてみると2016年でした)。今では日本協会をはじめ、言葉が広がりましたね。勝手な個人コメントですが。
   
・ドイツリーガーの矢崎選手が帰国。日本滞在中のサポートを求めている。高校の後輩という事もあり、深沢の補佐として営業活動に同行。矢崎選手が求めたトレーニング(3週間)環境等の内容は、トレーニング施設(天然芝)、練習相手(3人とGK)、マッサージの上手いトレーナー、CM(イメージのいい一流企業、5千万円以上)
→具体的にはこういう事なのかと。最近まで政田で練習していた乾選手も同じような環境(CM以外)を求めて、岡山にやってきていたのか。
・契約に至らず、矢崎社長は「わがままでなければアスリートになれない」「やはりオールドルーキー(37歳のド新人)は役に立たない」とコメント。元プロ野球選手が経営する焼肉店に、助っ人店員として派遣勤務。アスリートのセカンドキャリアのサポートは、立派なマネジメントの仕事と社長。
→「オールドルーキー」という大きな意味がよくわかりました。この業界に限らず、一般的な「転職」も同じ状況になるため、我々サラリーマンも転職=オールドルーキー化というリスクを背負う事になると再認識。
・矢崎選手がサポートするライバル会社と折り合いが悪い事を偶然を知り、矢崎選手から本音を聞く。ドイツではわがままでなければやっていけない。いろんな国から自分は王様だと思っている選手が集まっている。謙虚にしていてはレギュラー取れない。チームメイトも全員敵。CMにこだわるのは自分の価値とプライドと。調べてみると、所属チームで不安定な状態である事を知る。
→和と強調を重んじる日本とは違い、海外では自己主張が必要なんだなと理解。そうか、代表に来る海外組はみんな自分は王様と思ってやってるんだと思ってみたり。
・矢崎選手の環境をリスペクトし、もう一度プレゼンを行う。練習相手やトレーナーは、実戦を想定した練習がしやすい人選を行い、CMはイメージアップにつながる企業を提案したら契約成功。そこで矢崎選手から「自分をサッカー選手にしてくれたのは新町さん。新町さんを追っかけて高校に入って、プロになってもずっと目標だった。自分史上最高のサッカー選手は新町さん」と打ち明けられる。
   
 という感じでした。第1話からこのドラマのキモでした。第1話を観て、あぁサッカードラマみたいな展開で進んでいくのかと思っていたら、第2話からはサッカー以外の競技にいきなり変わっていきました。サッカーだけでなく、様々な競技でスポーツ文化をリスペクトする当ブログとしては、ツボにはまっています。結局はこのドラマはセカンドキャリアがメインテーマでなく、第1話だけのテーマでした。つまり内容が濃いという事。また第2話以降もリスペクトしたいと思います。
 当ブログは村井前チェアマン(妄想)、島田チェアマン(妄想)からJクラブ関係者も時々観に来られていると思っていますが、小池選手(ヴェルディさん:Fコネクト:妄想)をはじめ、J選手・OBも来られていると思います。この記事を機会にぜひこのドラマを観て欲しいですね。面白いし、気付きがありますよ。TVerでもやってます。

TBS公式HP「オールドルーキー」ページ:https://www.tbs.co.jp/OLDROOKIE_tbs/
オールドルーキー関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220402
   〃      ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220621
Jリーグキャリアサポート関連⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211218
     〃               ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180317
     〃               ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131227
     〃               ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130618
     〃               ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100611
     〃               ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050915

#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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