J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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欧州リーグの事情17

2021-06-25 00:01:37 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 今回も以前にキープしていた記事を引っ張り出してきました。当ブログでは普段よく池上さんの番組を観ますが、今回紹介する番組は4月24日に放映された「池上彰×SPORTS×SDGs」。番組タイトルを観ただけで、記事になるかもしれないと思ってしまいました。SDGsといえば、ビジネスの中でも徐々に広がりつつあるキーワードですね。
 リバプールといえば、昨季プレミアリーグで優勝した強豪ですね。そんなリバプールが今あちこちのJクラブの試合で実施されているフードバンクの発祥の地とは。同じホームタウンを持つエバートンと合同で実施するなんてカッコよすぎます。
   
【地域密着サッカークラブ‟地元の誇り”×SDGs「世界的人気クラブ イギリスを救う」】
 英国のサッカークラブが始めた取り組みに世界が注目。人口約50万人のリバプールのもう1つの街のシンボルは「リバプールFC」。1892年創設。国内タイトル獲得数№1。更に一昨年にUEFAチャンピオンズリーグで優勝した世界有数のメガクラブ。本拠地は街の中心部にあるアンフィールド(収容数:5万人)。まさにおらが街の誇り。100年以上も地域とともに歩んできた。
   
 しかし、この街にはある問題が。生まれも育ちもリバプールという地元選出のイアン・バーン労働党議員は「住民が食べ物を手に入れることができない。貧困から抜け出せない人が多くいる」
 長期に渡る社会保障費の削減等により、街には日々の食事にも事欠く住民が増加。そんな街を何としたいと2015年にイアン氏は「フードバンク」を編み出した。まだ食べられ、品質に問題が無いのに捨てられる食料を集め、貧困世帯や施設に配る活動のこと。イアン氏はこの活動をアンフィールドで実行した。
   
 リバプールの試合日に余った食べ物を持ってきてとサポーターへ呼びかけ、多くの食料を集める事に成功。このナイスアイディアにクラブ側も反応。公式HP上でフードバンクの呼びかけを実施。この活動に意外な援軍として、同じホームタウンを持つエバートンFCが協力参加。ダービーマッチは「マージーサイド・ダービー」としてリーグ一荒れるという宿敵同士。そんな2チームが地域の危機を救うために手を組み、集めた食料を運ぶトラックを共同購入。そのトラックの色は紫。両チームのクラブカラーを合わせた色で団結を表わせている。トラックの中には日持ちする30種類ほどのスープや野菜や果物の生鮮食品まで。食品以外にも化粧水とボディーソープ。週1回開催で、わずか3.5ポンドを払えば、15ポンド以上の品物を持ち帰ることができる。クラブとサポーターが一体となって、地域を支えるフードバンク活動。
   
 リバプール担当者(シニアマネージャー)は「ほとんどのサッカークラブは地域で始まったスポーツ組織であり、地域のコミュニティグループとして発展してきました。今も地元の人たちのサポートを受けています。だからこそサッカークラブが地域社会に投資し、恩返しするのは当然だと思っています。」
 日本ハムが協賛しており、リバプールのフードバンクには現地社員が協力し、自社商品を提供。B1川崎でもフードドライブ(フードバンク)を取り入れている。」
     

 という内容でした。感動的な素晴らしい事例でした。フードバンク(フードドライブ)といえば、当ブログも何年か前に倉敷のフードバンクに、家で余った乾燥食品を寄付しに持って行った事があります。そのきっかけは確か甲府さんの活動を知った事だったと思います。うちにも一つあるぞ、倉敷駅の近くに窓口があるそうだから持っていこうと。 最近では随分と実施するJクラブが増えたようです。ググってみました。漏れていたらごめんなさい。

【Jクラブのフードバンク事例】https://www.fb-kyougikai.net/single-post/2017/09/25/blog 記載順序は順不動
・J1名古屋:https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2021/0415sdgs-5.php
・J1横浜FM:https://www.f-marinos.com/news/category/6/6988
・J1清水:https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/46802 ※寄付金贈呈
・J1広島:https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/recycle/14119.html
・J2甲府:https://www.ventforet.jp/news/press_release/517887
・J2水戸:https://ibaraki.coopnet.or.jp/info/2021/05/057610.html
・J2栃木:アドレス
・J2京都:https://www.sanga-fc.jp/news/p/13456/
・J2北九州:https://www.giravanz.jp/news/p35027.html#gsc.tab=0
・J2町田:https://www.zelvia.co.jp/news/news-120451/
・J2金沢:https://www.zweigen-kanazawa.jp/news/p4388.html
・J2長崎:https://www.v-varen.com/news/50635.html
・J2松本:https://www.yamaga-fc.com/match_news/20201206_event
・J2山口:https://www.renofa.com/archives/34356/
・J3鹿児島:http://npo-joystation.com/html/foodbank_20170923.html
・J3岐阜:https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/recycle/14119.html

 漏れていたら連絡下さい。すぐに追加掲載します。J2クラブを中心に結構実施されていましたね。まさにシャレンです。ちなみに地元岡山については、今まで記憶になく、あっても行政にやってもらった程度だろうと、たぶん名前は無いだろうなぁと思って調べていたら、やっぱ岡山の名前は出て来なかったですね。まぁこういう結果は今に始まったことではないので、まぁしょうがないかと。別にフードバンクじゃなくてもいいから、Jクラブとして一つでも多く社会貢献活動をやってもらいたいですね。川崎さんをお手本に。
 個人的には、イングランドの2クラブのように「ダービー」でやったら盛り上がると思います。例えば大阪、多摩川クラシコ、長野県もどうでしょうか。いつもはダービーで矛を合わす間柄でも、こういう社会貢献活動で協働したらまた新しい気づきが生まれるのではないでしょうか。ホームタウンの魅力もアップすると思います。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers  

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