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選手・現場の声60

2022-12-26 00:02:05 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 TBS(RSK)の日曜劇場の「オールドルーキー」。毎週観させていただいています。早いものでもう第8話まで放送されました。プロスポーツ選手のセカンドキャリアと、スポーツマネジメントがテーマであり、セカンドキャリアも時折取り上げている当ブログとしては、とても参考になります。
 放送済みのストーリーについて、ポイントを押さえながらリスペクト記事にしようという事で、今回第4話から第6話まで一気に取りあげていきます。新町家のヒューマンドラマ部分は省略。
   
【ぶち壊せ!車いすテニスプレーヤー(第7話)】
 車イステニスの吉木選手。世界を転戦するパリパラリンピックの日本代表候補でマネジメント依頼があり、受諾する。吉木選手は現在の課題は車イスの精度という認識で、長年サポートを受けていた車イスメーカーを変える決断をするが、替えた車椅子がフィットしない問題が出てくる。スポンサー探しに難航するが、パラ=可哀そうという概念を捨て、1人のアスリートとしての応援で営業したところ、スポンサーが決まる。結局、車椅子は元メーカーに戻す事になる。大会での頑張りが、1人の障がい者の少女に夢を与える。
 ここで出たのがパラアスリートのセカンドキャリア。厳しいと思います。あと、法律で障がい者雇用の義務の事も出たので、パラアスリートの雇用は慈善事業では無いという気づきがありました。ドラマでは対戦相手として車椅子テニスの第一人者の国枝選手がゲスト出演していて、重みを増していました。「障がいはハンデではなく個性」という言葉が出てきましたね。ここで新町がエージェント資格を取る話が出てきましたね。
   
【飛び込め!プロの女子バレーボール選手(第8話)】
 契約選手のVリーグ・古川選手(プロ契約)に、世界最高峰イタリアリーグ・強豪チームからオファーが来る。でも古川選手はなぜか断る。前の海外所属で調子を崩して帰国した時に出会った宮野コーチに誘われて、現在のVチームに入団した経緯があり、宮野コーチの存在が強調される。海外移籍に躊躇する理由は宮野コーチに対する恋愛感情だった事がわかる。
 深沢と新町からアドバイスされた宮野コーチが、チームがリーグ優勝したら、自分もイタリアに行くと言うのを聞き、イタリアチームと移籍契約してめでたしめでたし。

 今回は恋愛ネタでした。そういえば、女子チームを観ていた時に、そういうのもあるんじゃねとはおもっていました。この回もVリーグの蒼々たる顔が大勢も出ていました。オールスターのようですごかったなぁ。狩野、江畑、迫田、新鍋の4人の選手OGと植田元監督、そして元岡山選手の栗原さんの姿も。新町はサッカーエージェントの試験を受験し、合格しました。
   
【救え!引退危機の水泳選手(第9話)】
 ヴィクトリー社所属のトップスイマーの麻生選手のドーピング違反になり、4年間の資格停止処分が下りてしまう。麻生選手側はネット購入したサプリメントに禁止薬物混入の可能性を指摘し、意図的な摂取を否定し、不服申し立てをする。処分が軽くなった例があるとして、故意でなかった事を証明すると新町が麻生選手を励ます。
 新町は麻生の外食記録を徹底して調査し、社長と対立。高柳社長は所属契約を解除。この事で新町の家族にも影響が出始めるが、逆に励まされる。ドーピング問題に詳しい弁護士の指導のもと、サプリメントをGADA(国際アンチドーピング機構)で検査を受ける事に。普段使用するあらゆる薬から禁止薬物の出どころを探す調査を行うが、社員が続々と協力していく。
 GADAから世界スポーツ仲裁裁判所は、資格停止4ケ月への短縮を判断。しかし、高柳社長は処分が軽くなっても会社への損害は大きいと、麻生選手を所属選手には戻さないと。その後、麻生選手のこの件での記者会見を独断で開催し、高柳社長からクビを通告されてしまう。

 社長の会社を守る姿勢もある程度理解できます。経営者だったらそう考えるのもしょうがない面もあるかなと。GADAの分析機関への依頼費用が200万円。世界スポーツ仲裁裁判所への申立金が300万円、その他に弁護士費用、通訳費がかかっているとありましたが、確かにそういう数字が出てくるとねぇ。通常こういう費用はクラファンとか支援者やスポンサーが捻出するのかもしれませんが、1人の社員の判断で事を進めるというのは、この辺はドラマだなぁと思います。
 このドーピング問題は最近益々クローズアップされていますが、日本は長年ドーピングゼロを誇っていましたが、ここ最近五輪競技でちょこちょこと事件の報道が出てきました。特にライバル選手に混入させるという事例には頭を抱えました。

   
【さよなら!オールドルーキー(第10話:最終回)】
 新町は退職。契約選手を引き抜かないようにと高柳社長から換言され、スポーツマネジメントを辞める事を表明。その後自転車は宅配業に就業したが、充実した表情を見せる。代わりの代理人で伊垣選手の海外移籍に苦戦し、ヴィクトリー社を辞める。その不満の勢いで深沢も城も退職。今回限りで伊垣選手の海外移籍をやらせて欲しいと高柳社長にお願いし、了解を得る。
 3人で伊垣選手の海外移籍に尽力するが、上手く進まない。所属チームにも資料が送ったという事で、矢崎選手からGMが日本代表戦を観に来る事を聞かされる。矢崎選手の推薦もあり、試合で結果を出せばスカウトされる可能性が出てくる。初召集でもある代表戦が始まる。ここで高柳社長がGM(友人とか)の観戦席に同席。新町の一声も届いて2得点を決め、GMから獲得の意思を聞く。その後、高柳社長から会社復帰を提案され、戻る事になってめでたし、めでたし。

 なぜか最終話のダイジェストが見当たらなかったです。ドラマの中の新町のセリフ「約束は約束」と、今回限りのマネジメントに固執する新町に好感を覚えました。トップアスリートらしい実直さ。架空の人物ですが、何かリアリティを感じる。スポーツはこの純粋さが必要。深沢は英語、城は独語ができるとあり、実際はこれくらいのスキルが無いとスポーツマネジメントはできないんだと。新町奥さんの「最高のセカンドキャリアだね!」というセリフ、番組最後の「ご協力いただいたすべてのスポーツ、アスリートの皆様にリスペクトを!」というテロップ感動を覚えながら、ドラマが終了しました。いいドラマでした。
長くかかりましたが、このシリーズも完結できました。

 W杯前のタイミングの放映で、先のラグビーW杯の前に放映された「ノーサイド・ゲーム」を思い出しました。どうもTBSさんはスポーツの大きな国際大会の前にこういうドラマを作られますね。まぁNHKも前年だったか大河ドラマを作っていたし。次はバスケのドラマを観たいですね。来年は日本も共催になるバスケW杯がある事だし。先日、映画の「スラム・ダンク」を観ましたが、W杯の前年のタイミングでロードショーになったのかもしれない。また、こういうのを観たいですね。しっかりリスペクトできました。
TBS公式HP「オールドルーキー」ページ:https://www.tbs.co.jp/OLDROOKIE_tbs/
Patavi「オールドルーキー」ページ:https://www.paravi.jp/title/95019
オールドルーキー関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220819
   〃      ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220731
   〃      ②:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220402
   〃      ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220621
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers  

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