J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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モンテディオ山形の件

2006-01-26 18:04:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)
Jリーグで唯一社団法人として運営されているモンテディオ山形クラブが頑張っています。株式会社のように営利を求める経営が出来ない。プロのクラブとして、この点は不利だが、J2発足以来、毎年のように昇格争いに顔を出している。なぜか・・・人材の育成能力がJ2で屈指だからだそうです。
 山形は毎年のように主力が他クラブに買われていっても決して順位は大きく変動していない。その理由は新しい選手が順調に成長して主力になっていくからだそうです。出番に餓えた多くの若き才能が山形という大地で生き生きと芽吹いており、すばらしい形ですよねー 人材育成ではG大阪がよく似てますね。
 指導者にも同じ現象が起きてます。実績はないが若き理論派監督に存分に腕を振るわせる場を提供しています。指導者が成長する場でもあるようです。最後に残るテーマは観客動員でしょうか。
 興味深いデータが発表されます。1、2部計30クラブのうち、J1の2クラブを除く28クラブが経常利益で黒字となったそうです。バブリーな経営から身の丈経営にと改善されていったのでしょう。3部(JFL)、4部(地域)のうまくいっていないクラブも見習うべきです。あと、「ビッグクラブ」と「プロビンチア」に少しずつ二極化が進んでいるようです。大会社をスポンサーに持たない市民クラブが後者にあたると言える。ビッグクラブにはスターが集まり、観客も多い。代表も多く抱え実に煌びやかだ。逆にプロビンチアには決して有名とは言えない選手が主力である。
 「サッカーを核とした地域のスポーツ文化確立を目指す」というJの理念から考えれば、まずは地域住民に幸せな瞬間を提供するのがクラブにとって第一の目標である。それならば、まずはクラブを存続させ、地域にスポーツ文化を根付かせることの方が重要ではないでしょうか。
 我々のグループも最近ある方からアドバイスをいただき、「スポーツ文化研究会岡山」としても総合型地域スポーツクラブ等の、ファジアーノ岡山やサッカーというカテゴリを超えたフィールドも意識して活動していこうかと検討しています。

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