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桜咲き誇るセレッソ大阪17

2016-12-11 00:01:45 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 遅くなりました。セレッソさん、J1昇格おめでとうございます。プレーオフ決勝の相手でしたが、強かったです。J1にふさわしい強さを感じました。岡山の分までJ1で頑張っていただきたいと思います。で、セレッソさんのJ1復帰に関して何かわかりやすいコラムはないか、だいぶ探したのですが無かったですねぇ。ひょっとして相手の岡山の知名度が低いからなのかと一瞬思いましたが、PO4チームの代表ですから、そんな事もないだろうと。毎年この時期に出す過去の記事で、こういう昇降格ネタを出すのですが、何も無かったというのは極めて珍しいです。柿谷選手や山口選手が復帰して、どうチームが変わっていったのか知りたかったのですが。あと、PO決勝戦については、前日に開催されたCS決勝の結果もセレッソさんに影響を与えたと個人的に思います。あれを観て、「絶対に守りに入るな」と意思統一できたのでは。もし前日にCSが無かったらとか、またたらればの話になりそうでした。
 という事で、ネットで集めた情報を集約して以下のように書いてみました。
   
 12月4日に、キンスタで開催されたJ1昇格プレーオフの決勝戦。5位の京都を退けた4位のC大阪と6位の岡山が衝突。前半はスコアレスで終了したが、後半に入って、CKからのこぼれ球をゴールに押し込んで先制し、そのまま試合は終了。C大阪が'14年の降格以降3年ぶりのJ1復帰。昨年はこのJ1昇格プレーオフ決勝で福岡に敗れたC大阪。準決勝の京都戦と同じ先発メンバーで臨み、試合前にはシャペコエンセの航空機事故を受けて、黙とうが実施。
 また、この試合で指揮を執った大熊監督は退任して強化部長に専念、クラブOBで元監督代表のユン・ジョンファン氏が就任。このユン監督はJ2時代の鳥栖さんの監督就任後1年でJ1に昇格させた名将です。あと、セレッソさんといえば、当ブログでもその昔に玉ちゃんと呼んでいた玉田選手が退団ですね。玉田選手はJ1柏が1回目のJ2降格の時に出て行った選手で、ジーコジャパンでももう一つ活躍できなかったですね。
 J1とJ2の昇降格については、1995年に柏と同期でJ1初昇格。その後2001年までJ1(7季)、2002年がJ2(1季)、2003~2006年がJ1(4季)、2007~2009年がJ2(3季)、2010~14年がJ1(5季)、2015と2016年がJ2(2季)とJ2には3回降格しています。1年でJ1復帰、または2回の降格であればまだいいですが、3回以上になると、いわゆる「エレベータクラブ」に該当していくと思います。もう一つ気になるのが、プレーオフ昇格組であること。当ブログでよく触れるように、過去4チームはいずれもその後低迷しています。
   
 あとはセレッソさんの普段の活動や特徴を追ってみます。
 2006年からJリーグ百年構想に沿った異競技連携として、「エンジョイスポーツアカデミー」はVリーグの堺ブレイザーズ、Bリーグの大阪エヴェッサと合同でクリニックを実施。2007年からはFリーグのシュライカー大阪、2009年からはバドミントンの三洋電機を加えた5チームで毎年開催。2009年からはフットボールアカデミーを開催し、ラグビーの近鉄ライナーズと合同でクリニックを開催。一方の岡山ではつい先日に初めて、県体協主催でそれらしいものがやっと実施された程度。
 2011年には、一社)セレッソ大阪SCを発足。更に異競技交流と市民のスポーツレクリエーション参加活動を推進。またすべてのユースチームを運営。Jクラブでユースチームも株式会社から別法人に委譲して運営するのは初めてだとか。今年から「SAKURA SPECTACLE」というクラブの哲学が発表され、アカデミーの名称をスペイン語で「セレッサ」と呼ぶようになったそうです。一方の岡山では、昔から「岡山ヒューマンSC」という公益法人を所有しながら生かしきれずじまい。これらの格差は大きいと思います。ただ、成績が良ければいいというものでもないでしょう。

 という内容でした。これらを読んでも、やはり岡山とのレベル、地力の差は大きく、決して大阪だからとか、企業チームだからという理由にはならないと思います。まさにスポーツの文化が違います。セレッソさんは元は名門のヤンマー。あの釜本さんが活躍した古豪でした。それらの事が「J1にふさわしい」内容の一つなのかもしれません。今くらいのクオリティの岡山がセレッソさんを追い抜いてJ1に上がろうという話も、クラブの付加価値の違いを知るとちょっと無理があったのではと、個人的に一瞬思ったりもしました。
 よくJクラブでも、運営の両輪である「現場」と「運営」で、両方が付加価値が高いところ、現場はいいが、運営が今一つなところ、その逆というのがあるように思えます。セレッソさんは経営面の深いところはよくわかりませんが、後者に近い気がします。真ん中のところもありますねぇ。見た目は良く見えても、詳しい人や地域から評価が低いところ。モノカネではなく、ハートの部分。まあ、その話はいいか。POの相手でしたが、セレッソさんも早くエレベータクラブから脱却し、J1に定着して欲しいですね。
J2・C大阪関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151023
 〃        ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141202
 〃        ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141202

 〃        ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140507
 〃        ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140419
 〃        ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140219
 〃        ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131108
 〃        ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130922
 〃        ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130829
 〃        ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130817 
 〃        ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122 
 〃        ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
 〃        ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
 〃        ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929
 〃        ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091108
 〃        ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
 〃        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006

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