アスルクラロ沼津について１

　事例紹介コラムです。
　いきなり単独カテゴリです。今までよく知らなかったＪＦＬのクラブでしたが、よくよく調べてみると、Ｊリーグ百年構想に沿った、静岡の素晴らしいクラブでした。昨日、突然にゴン中山氏のＪＦＬ沼津への練習参加のニュースが飛び込みました。ネクストのＣスタの試合にやってくるのか？とビックリしましたが、よく考えたらＪ２札幌時代に何度も岡山には来ていました。まずはゴンさんのニュースを抜粋して紹介。
　　　　　
【ゴン中山、47歳現役復帰へ練習参加】
　現役復帰を目指すゴン中山氏が５日、ＪＦＬ沼津の練習に参加し。２年９カ月のブランクを埋める形だが。選手登録は未定。'12年のＪ２札幌の退団会見で、あえて「引退」の２文字を封印し、ほのめかしていたカムバック劇。「もしかしたらと言ったし、リハビリを続けることも言ったし、その言葉がウソじゃないということを見せないといけない。諦めるためにやっているとも言える」とコメント。
　引退表明後は解説者やタレントとして圧胴しながら、専属トレーナーと契約するなど現役復帰に向けて準備。磐田時代の恩師で、ＪＦＬ沼津の会長を務める山本昌邦氏に声を掛けられ、練習参加にこぎ着けています。
　今後の練習参加は未定だが、今月中旬締め切りの今季の選手登録を目指すとか。契約も含め、今後は現役復帰を視野に'10年に手術した両膝の状態を見ながらだが、全てが順調に進めば、年内にＪＦＬのピッチに立てる可能性もあるとしています。

　「リハビリを続けて進化すれば復帰したい。まだ未練たらたらです」と言っていましたが、関係者によると、今回の練習参加は、指導者ライセンス取得の講習に向け、実戦的に体を動かしたいとの意向を受け、山本昌邦氏とのパイプで実現したという報道もありました。それでも夢があっていいですね。もし、ＪＦＬの選手になったら、Ｃスタも一気に多めに見て３千人くらい観客動員が増えるのではないでしょうか。
　ゴンさんといえば、かなり昔ですが、関東の某会場の某試合で、前期優勝を決めてゴンゴールのダンスをやっていたのを鮮明に覚えています（相手側でしたが）。これまた古いですが、ドーハの悲劇の時代の代表戦で、「蝶のように舞い、蜂のように刺す！」とオーバーアクションでコメントしていた姿も述懐しました。また、雄姿を見たいですね。そして、沼津さんの事も少し調べてみました。以下、抜粋して紹介。
　　　　　　
【アスルクラロ沼津について】
　静岡県沼津市を本拠地とした総合スポーツクラブであり、サッカーのトップチームはＪリーグ百年構想クラブ及びＪ３ライセンスを認定取得。'77年創設に社会人チーム「沼津アーセナル」を起源とし、'06年に総合型地域スポーツクラブ「㈲アスルクラロ沼津」として設立。クラブ代表の山本浩義は元山本昌邦氏の実弟で、山本昌邦氏も一般社団法人アスクラルロスポーツクラブの理事長。
　地域企業の支援や個人サポーター（ソシオ会員）の援助を受けながら活動を行っているが、特にスルガ銀行とは関わりが深い。下部団体としてＪ２磐田と業務提携を結んで、少年サッカーチーム「ＡＣＮジュビロ沼津」として出場。その多くはジュビロ磐田ユースに進出。'13年に運営会社をサッカークラブ運営に特化させ、「一般社団法人アスクラルロスポーツクラブ」を設立して、サッカー部の下部組織部門を含め、母体となっていた総合スポーツクラブ部門を一般社団法人に事業移管。
　'12年から県リーグから地域リーグ（東海社会人２部）に昇格、'13年には東海社会人リーグ１部に昇格。'13年に翌年からのＪ３創設が発表されるとクラブはＪリーグ準加盟。Ｊ３ライセンスを取得したが、成績面等からＪ３参入には至らず、'14年よりＪＦＬに参加。

　いいクラブですね。一昔前にＪリーグに参加したクラブでは、サッカーを優先して異競技交流が後回し、もしくは最初に「そういう活動は安定してから考える」と発言しながら一向にやる気配が無いところと、いろいろあると思います。沼津さんは、Ｊリーグ参戦まえから素晴らしい価値観のもと、総合型地域スポーツクラブとしての地位が確立できている事に脱帽します。サッカーだけやってればいい、まずはサッカー興行で設けないとと口にしているところもあるかもしれませんが、結局長い目で見れば最終的には沼津さんのようなところに抜かれて、衰退していくんだろうなと個人的に思っています。沼津さんについては、また後日もう少し掘り込んで紹介したいと思います。
ＪＦＬ沼津公式ＨＰ：http://www.azul-claro.jp/
一般社団法人アスクラルロスポーツクラブ公式ＨＰ：http://azul-claro-sports-club.jp/