J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

クラブ経営について61

2014-08-03 00:02:41 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、読者のリクエストに応えて、各クラブの経営面での情報開示の記事を出しましたが、更に各Jクラブの経営陣の様子をぜひ知りたいとリクエストがあったので、前回の記事からピックアップという形で、できる範囲でやってみました。各公式HPの情報(名誉会長、顧問は対象外)を順番に並べただけですが、○●さんこれでいかがでしょうか?
   
【情報開示あり】
【J1】
浦和:  役員8名(代表取締役社長/取締役6名:さいたま市長、県副知事、銀行、支援企業2名/監査役:支援企業)
鳥栖:  役員13名(所属等詳細は不明)
鹿島:  役員15名(代表取締役社長/常務取締役/取締役11名のうち4名が市長、6名が支援企業、(神栖市長) /監査役3名のうち、2名が支援企業)
広島:  役員22名(取締役会長/代表取締役社長/取締役17名/監査役3名:所属等詳細は不明
神戸:  役員7名(代表取締役会長/取締役副会長/代表取締役社長/常務取締役/取締役/監査役2名):所属等詳細は不明
F東京: 役員12名(代表取締役社長/常務取締役/取締役7名のうち支援企業4名、マスコミ1名、銀行1名/監査役のうち銀行1名、商工会議所1名)
G大阪: 役員5名(代表取締役社長/取締役3名/監査役1名) :所属等詳細は不明 
新潟:  役員13名(代表取締役社長/取締役9名のうち4名が支援企業/監査役3名のうち1名が県サッカー協会)
清水:  役員9名(取締役名誉会長・代表取締役会長は支援企業/代表取締役社長/取締役3名のうち交通会社、マスコミ、ガス会社1名ずつ/監査役3名のうち支援企業2名、銀行1名
仙台:  役員22名(代表取締役社長/常務取締役/取締役17名のうち県副知事、仙台副市長各1名、マスコミ6名、電力1名、県サッカー協会1名、支援企業6名/監査役3名のうち銀行1名、支援企業1名)
C大阪: 役員10名(代表取締役社長/取締役7名のうち支援企業6名、C大阪SC1名/監査役2名のうち支援企業2名)
甲府:  役員14名(代表取締役会長/代表取締役社長/常務取締役GM/取締役10名/監査役):所属等詳細は不明 
徳島:  役員11名(代表取締役社長/取締役8名のうち7名は支援企業/監査役2名は公認会計士、弁護士

【J2】
湘南:  役員5名(代表取締役/取締役3名/監査役):所属等詳細は不明 
松本:  役員7名(代表取締役社長/代表取締役副社長/常務取締役GM/取締役5名):所属等詳細は不明
磐田:  役員15名(代表取締役社長/代表取締役副社長/取締役10名/監査役3名):所属等詳細は不明
北九州:役員7名(代表取締役/常務取締役2名/取締役3名はいずれも支援企業/監査役1名は銀行) 
千葉:  役員10名(代表取締役社長/取締役7名のうち支援企業5名/監査役2名とも支援企業) 
大分:  役員9名(代表取締役社長/取締役副社長/取締役6名のうち、大分市役所1名、支援企業2名/監査役2名のうち1名が税理士)
札幌:  役員11名(代表取締役社長、専務取締役、取締役7名、監査役2名)
京都:  役員14名(代表取締役会長/代表取締役社長/取締役9名のうち、銀行、マスコミ1名ずつ、4名が支援企業/監査役3名のうち2名が支援企業)
福岡:  役員13名(代表取締役社長/取締役7名のうち福岡市市民局長、電力、マスコミが1名ずつ、支援企業が3名/監査役2名とも銀行)
栃木:  役員8名(代表取締役社長/常務取締役/取締役のうちマスコミ1名、3名が支援企業/監査役1名が銀行、1名が支援企業
山形:  役員9名(代表取締役社長/常務取締役/取締役6名/監査役):所属等詳細は不明
水戸:  役員8名(代表取締役社長/取締役6名/監査役):所属等詳細は不明
愛媛:  役員25名(代表取締役社長は支援企業/代表取締役副社長/専務取締役2名とも支援企業/常務取締役2名とも支援企業/取締役17名のうち、マスコミ6名、交通1社、他支援企業10名/監査役2名とも支援企業
長崎:  役員10名(代表取締役社長/代表取締役専務/常務取締役/取締役4名のうち商工会議所1名、支援企業2名/相談役2名のうち県体協、県サッカー協会1名ずつ/監査役)
横浜C: 役員11名(代表取締役会長兼CEO/会長/副会長/取締役副会長/代表取締役社長兼COO/取締役5名/監査役1名):所属等詳細は不明
岐阜:  役員5名(代表取締役社長/取締役会長/取締役3名のうちマスコミ1名
熊本:  役員12名(代表取締役会長は支援企業/代表取締役社長/専務取締役/取締役7名のうち持株会1名、マスコミ1名、支援企業5名/監査役・会計参与2名は弁護士と税理士)
東京V: 役員4名(代表取締役社長/取締役2名とも支援企業/監査役1名)
讃岐:  役員10名(代表取締役会長/代表取締役社長/専務取締役/取締役5名のうち高松市副市長と丸亀市副市長/監査役3名のうち銀行1名
富山:  役員14名(代表取締役会長は北陸経済連合会/代表取締役社長/取締役10名のうち電力2名、マスコミ1名、支援企業7名/監査役2名は県サッカー協会と銀行)

【情報開示なし】
【J1】
柏、川崎、横浜FM、大宮、名古屋
【J2】
岡山、群馬

 こんな感じでした。読者の皆さんの地元クラブはどうだったでしょうか。やっぱこれは平均値を出してみないといけないでしょうと思ったので、計算してみました。役員数を情報開示しているクラブ数で、J1は13クラブ、J2は20クラブで平均値を算出した結果です。たぶん、こんな分析コラムは当ブログが日本初でしょう。
 J1平均:12.4人 / J2平均:10.4人 / Jリーグ平均:11.2人

 ぱっと観た印象ですが、J2はトップリーグを目指して経営的に発展途中な面もあるし、いろいろあって余り参考になりません。が、平均役員数は2ケタである事は間違いないです。そして、サッカービジネスの一つのゴールであるトップリーグであるJ1については、親企業のない市民クラブはどこも2ケタのようですね。そしてJ1の平均役員数は約12人という事ですか。
 これらを観ると、親企業がある企業チームは置いておいて、市民クラブでJ1に上がろうかというところは、10人以上いないといけないという事でしょうか。あと、監査役は地元銀行で、地元マスコミやサッカー協会、地元行政が入る事が理想。支援企業は親企業など大手スポンサーになるでしょう。個人的にはFC東京の役員構成が一番好ましいと思っています。
 役員数が極端に少ないとか、取締役が大手スポンサーでもなくてどんな人物なのかわからないというのも・・・ 中にはどういういきさつで今のポストに就いているのか誰も知らないというケースもあるのかもしれませんね。
経営構造の情報開示関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする