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日本サッカー協会の話題7

2006-11-10 00:25:09 | サッカー(日本代表、W杯等)
 日本サッカー協会がドイツW杯の敗因分析したそうです。「テクニカルリポート(技術報告書)」という名称の報告書です。初めて公式に敗因を分析、説明したということですが、確かに2002年の時も、その前のフランスW杯の時もこういうのはなかったですね。
   
 ジーコサッカーを「王道」と表現し、「アジアでは王道サッカーが通用したが、レベルの違うヨーロッパでは通用しなかった」と指摘されているようです。W杯の直前にあの開催国ドイツに善戦でドローになってしまい、その試合に日本代表の調整のピークが来てしまったとか。「コンディショニングの失敗」「調整の失敗」とか説明があるようですが、そんな簡単な話で済ましていいの?っていう感じです。そして、やはり初戦のオーストラリア戦の負けが大きい、終盤に逆転されたのが精神的ダメージになったみたいな事が挙げられているとか。
 また、俊敏性を生かした中盤でのパスワークなど、日本の特長を生かした戦い方に挑戦したジーコ監督が、結局できずに終わったという指摘も。他に日本が長年抱える課題である「高さ」や「運動量」「1対1の対応力」なども改めて指摘されているそうです。これについては、オシム監督が改善を図っているのではないでしょうか。
「高 さ」・・・「日本人の日本人化」ということで高さのハンデを克服する戦い方。
「運動量」・・・まさに「考えて走るサッカー」ですね。
「1対1の対応力」・・・10色のビブス、ワンタッチプレーなど。
 指導者養成やユース世代育成の場で徹底し、「数的優位での攻守、ボールと人が動く」日本のスタイル確立を目指すとしているようですが、「指導者育成」は先日のカップ戦放映後のインタビューで「海外で経験を積むのは選手の前に、監督・コーチであるべきだ」と語っており、「ボールと人が動く」は口癖ですね。っていうかジーコでそもそも良かったの?という意見も根強いですね。私のまわりでも「今にして思うとトルシエが良かった。俊輔をトルシエは外したが、ジーコは重宝した。おかげで俊輔は本番で役立たずだった」という声も・・・
  「第1、2戦ともコンディションが悪かった」と分析され、さらにオーストラリアとの初戦の重要性を強調されるあまり、終盤の衝撃的な逆転負けで「選手のダメージが大きく、3戦を通して戦うというイメージができなかった」とも言っているようです。
 今後の課題として継続的な若年層の強化、Jリーグのレベルアップなどを挙げ「地道にやっていくしかない。絶望感はないが簡単なことではない」とまとめられたそうですが、Jのレベルアップと言っても「いい選手がどんどん海外に出て行っているのはどうした事?」とインタビューでオシム監督は嘆いていました。このあたりはプロ野球も同じ問題ですね。
 最後に個人的な敗因分析を。やはり中田かなと(またかい)。WBCのイチローや日本一日ハムの新庄と比べると、何回考えても戦犯だと思っています。同じ引退する選手でも新庄は監督より先にみんなに胴上げされ、片や中田は一人でポツンと天を仰ぐ。象徴的な違いでした。チームのバランスを考えたらどうなのかなと。
 報告書はDVDとセットで10日から一般にも販売されるそうです。ただ、そんなに買う人がいるのかなあ。過去の分析報告も大事ですけど、将来に向けてこれから具体的にどうしていくべきかという計画書が大事なのでは。素人の単なる戯言ですから気になさらずに。
日本サッカー協会:http://www.jfa.or.jp/
コメント
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