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FCバルセロナについて

2006-11-19 10:11:45 | スポーツ文化・その他

 昨日の夜に「サッカーアース」でバルサの事を取り上げていました。ちなみにこの番組は最近、さんまとか出て、お笑い系になってきますね。
サッカーアース関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/aa672901f02ef6db4380b1cb3affa4b7
         

 バルサのユニフォームの襟首の後にある言葉が印刷されています。その「Mes que un Club」という文の意味は「クラブ以上のクラブ」。なぜそこまで言っちゃっているのかというと、胸スポンサーに「ユニセフ」が入っており、通常のビッグクラブの胸スポンサー企業ロゴ収入は年間20~30億円の収入ですが、バルサは逆に年間2億2,500万円を寄付しているからとか。一般市民などからの会費(ソシオ制度)で運営していることから、ユニフォームにスポンサーのロゴを入れていないのもチームの伝統とされているそうです。それが「クラブ以上のクラブ」と胸を張って言えるところでしょうか。そういうクラブ理念と一致したのでユニセフと5年契約を結んだそうですが、そんなクラブは世界中どこを探してもないでしょう。レアルもすごいですが、バルサも違った意味ですごいクラブですね。
FCバルセロナ公式HP:http://www.fcbarcelona.jp/
日本ユニセフ協会:http://www.unicef.or.jp/

 バルサはレアル・マドリードとは長年のライバルです。クラブの会長は、ソシオと呼ばれる会員の選挙によって選ばれるそうです。結構民主的ですね。1899年にスイス人実業家ら11名により創立。チームカラーは、FCチューリッヒからだとか。 1929年から続くリーガ・エスパニョーラの初代王者です。レアル・マドリードとの対戦は「エル・クラシコ」という名前で伝統の1戦です。独裁政権時代(1923年-1975年)にカタルーニャ(バルサのホーム)への政治的弾圧事件があり、当時、カタルーニャの人々は自分たちの言葉・カタルーニャ語を話す事が許されず、カンプ・ノウ(ホームスタジアム)の中でだけそれが許されたという事で政治的背景も大きいようです。こういうのを知ると、政治が前に出てくる事はスポーツにとって良くないんだなあと思ってしまいますね。その他、選手の引き抜き等でもレアルとは昔から因縁があろうようです。
 こういう話をいろいろと聞くと不思議とファンになりたくなりますね。単にレアルのライバルでロナウジーニョがいるやや地味なクラブというイメージしかなかったのですが、実は世界的に立派なクラブというのがよくわかりました。松坂が行くレッドソックスといい、こういうチームはいいですねー 日本はないなぁ・・・昔の阪神や中日はそうだったけど、今の巨人はヤンキースと比べるのが悪い気がします。

 あとソシオ制度についてちょっと。公式には「オーナー企業も、経営者も存在しません。ソシオと呼ばれる人たちによって運営されているスポーツクラブです」とあり、このソシオは世界に14万人(すごすぎる)、日本にも1,500人も会員がいるそうです。模範制度として昔からJのチームでも、取り入れているクラブがあります。古くは横浜FC。胸に「ソシオフリエスタ」の名前があったのが記憶に新しいです。結局理念は薄れていったようですが。今もっともバルサを意識しているのはFC東京でしょう。年間チケットを購入した会員を、クラブメンバ-(名称:SOCIO・ソシオ)として登録しており、会員同士のサークル的なものとして、ペーニャという制度があります。ペーニャとか前からここで紹介しようと思っていたのですが、サボってましたね。また、このあたり取り上げます。
FCバルセロナ・ソシオ:http://www.fcbarcelona.jp/socio/
FC東京公式HP:http://www.fctokyo.co.jp/
FC東京ペーニャ:http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=penya/index

また「カンテラ」と呼ばれる下部組織が非常に発達しており、数々の名選手が輩出されており、カンテラ出身の選手はサポーターから絶大な人気を誇るそうですが、この辺は「2」で。いつも行くコンビニにバルサグッズが売られており、「売れてるのかなぁ」と思ってましたが、今度からは見る目が変わりそうです。

コメント
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