物騒な光景
思わず足がすくんでしまった。
いくら、焼き物とはいえ、一応生き物の形をしているだけに、仰天してしまった。
それは、9月の下旬のこと。
屋根デッキの上に昇ってみたら、モッコウバラとルコウソウが屋上まで這い上がっていた。
ルコウソウときたら、シーサーの首をがんじがらめに絞めていた。
何とゴーヤーまで上に這い上がっていた。白ゴーヤーはいくつも実ったが、緑のゴーヤーは背丈ばかりがでかくなる。腹が立つので、思いっきり切り取ってやった。
絞首刑さながらの恐ろしい光景。植物の不気味さを感じた。不気味さといえば、西洋朝顔の恐ろしさも並大抵ではないが・・・。
さっそくシーサーを救出するも、ルコウソウについては、完全撤去とはいかない。
何しろ、キワーノが今頃になって次々実り始めていて、ルコウソウやヘチマと複雑に絡み合っているので、茎を切り落とすわけにはいかないのだ。
おまけに、ルコウソウは今が盛り。夕顔だってまだまだ咲いていた。
それ以降もシーサーを絞首刑から守ってやるべく監視体制を取ることに。
まだまだ暑い、ちょっとでも油断していたら、えらいことになっていて、シーサーは命がいくらあっても足りない。
そうこうしながら2ヶ月が過ぎた11月下旬。
キワーノが12個に増えていて、一気に全部収穫。
ついでに、南側コンテナの緑のカーテンを一気に撤去。
長さ10cmはゆうにあると思しき芋虫を二匹、キワーノの実と間違ってつかんでしまった。
KOKKOとはいえ、本物の鶏ではない、ヤツらを食べるわけにはいかない。
冷たくふわふわした感触に驚き、もう少しで脚立から転落するところだった。
一匹は黄色い美しい色。もう一匹は茶色で今一の容姿。
これは私が撮ったのではない。あるところからから拝借した。もう一匹のヤツは、気持ち悪い茶色。
なんという蝶(蛾)の幼虫だろう。
調べてみなくっちゃ。