もしもし亀よ、亀さんよ
このところ、休日出勤が多く、障がい者となった明石の叔父の家の世話や引越し準備などもあり、工事はどうしてもとびとびになる。
扉の内装がまるきりできていなかった。
断熱材むき出しの壁にもたれてテレビを見ていた。出、体重をかける場所がずれると、断熱材をいためてしまいそうで、無理な姿勢でもたれていた。
「えい、、今日はここをやろう!」
台所を放置して、こっちの作業を先にすることに。
下から羽目板を数枚貼ったところ。ぶら下がっているのは、ケーブルテレビのコード。
以前は、間柱にもたれてテレビを見ていた。ここの羽目板貼りも結構ややこしかった。
左側の壁部分、そして扉の抱き合わせ部分、さらに右側の壁部分とのズレが生じないようにしなければならないからだ。人間の目はたいしたもので、じっと見ていると、1~2ミリのズレもはっきり分かるようになる。つまり、仕上がりが汚く感じる。
羽目板を上から板や金槌でトントコトントコ叩いてはめ込んでいく時の力加減で、あっという間に5ミリぐらいの段差ができてしまうので、力加減には注意していたものの3ミリほどのズレ。
「しっかり見て打たんか!今頃になって、何騒いどるんや。」と兄ちゃんにどやされながらの作業。
ズレのごまかしには、板をカンナで削って幅を1ミリほど薄くし、それを2~3枚貼っていくのだが、それでなんとか段差をフェードアウトしていくことができた。
なるほどね、さすがは大工!!と感心する。
コンテナ壁とコンテナ同士のつなぎ目部分の上隅板の幅の関係上、上部分が少し狭い。これは、「ひも」と呼ぶらしい。「紐というより、帯だぎゃ~。」と名古屋弁で考える亀KOKKOちゃんなのであった。