扉の上の鉄の隠し方
わやわやがやがやと、どうやって扉の上の鉄を隠すか話をしてきた。
結局は、マホガニー路線(人の言うことを素直に聞くこと。時には、そのおかげで馬鹿を見ることをさす)でいくことになった。
中ちゃんの意見を取り入れた。
一昨年の冬。まだ床板しか貼れていない状況。
この中で冬を越した。夜の室内温度は-3度。それでも日中は、23度まで上がるという寒暖の差の厳しさ。昼は、南向きの大ガラスのおかげで気温が上がり、夜は、コンテナの鉄のせいで一気に外気温との差が縮まってしまうという状況だった。
昨年、夏。天井を貼り終えた段階。
扉と件の扉上部の鉄は、まだ丸見え状態。ケーブルテレビのアンテナ線がぶら下がっている。今思えば、天井工事のときに、コードを天井に入れて隠しとけばよかったんだ。
アンテナ線がぶら下がったままで扉の板を貼りつけていっている途中。
兄ちゃんと喧嘩しながら作業をしていたのが懐かしい。断熱材は3cmほどの薄さだが、上から厚み1.2センチの檜板を貼るので、ちっとも寒くない。夏は、屋根の上に工事用杉足場板のデッキを載せているので、暑くもない。これが直射日光直撃だったなら、地獄絵図が見られることだろう。「ノアの箱家」は、もともとコンテナの上に、ガルバリウムの波板の屋根を載せていたが、熱気でピチピチうるさく爆ぜる音がしていた。ガルバ屋根とコンテナの天井の隙間は最大50cmあったので、風の通り道の「ノアの箱家」は、ピチピチ音のうるさいのさえ我慢すれば、暑くはなかった。
が!が!が!
杉板のデッキの効果は素晴らしく、さらにもっと涼しい家となった。本当に扇風機ともおさらばしたのであった(壊れたので、捨てた)。勿論、ピチピチ音はしなくなり、冬のガルバ屋根からの氷柱も発生しなくなった。
ノアの設計士は、「冬の冷気と湿気からくるガルバ裏の氷柱は避けられないでしょう。」と言っていたけれど、一昨年よりも寒かった去年の冬、氷柱どころか、結露さえ発生しなかった。恐るべし、工事用足場杉板の力!!
・・・あら、話がそれちゃった。
先週の仕舞い工事後の写真。
扉と扉の突合せのところは、上から薄い板を貼って抱き合わせにする予定。件の扉上部は、天井に細い棒状の木材を打ち込み、L字型に細工した被せ材をそれに打ち込んで、鉄を隠すようにした。ただ、中古コンテナの歪みのせいで、上部に隙間が見えるのが残念。向かって左の端に向かうほど、天井が下がっているらしく、よく見ると上部に隙間が見える。この隙間は、次回の集中工事の時に、斜めに切った木板を打ち込んで、誤魔化す予定。