東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

報酬はお布施である

2015-07-09 10:00:00 | 15期生のブログリレー
15期生の星野です。今回が初投稿となります。


最近の記事より引用。
「成年後見人として管理していた高齢者の預金口座から現金4000万円を私的に流用したとして警視庁は2日、東京都の元弁護士〇〇容疑者(48)を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。」
(朝日新聞デジタル2015年7月2日。http://www.asahi.com/articles/ASH7233Q5H72UTIL00C.html)

記事によると、他にも5000万円の余罪があるとのこと。
情けない話ですが、毎月のように同様の事件が続いています。

動機は「事務所を維持する経費がない。」「遊興費が欲しい。」といったところでしょうか。
しかし、これだけでは、なぜ他人のお金に手を付けたのか、が分かりません。

職を失い、裁判では実刑確実です。事前に分かっていたはずです。
隠蔽工作をしても、時期が経てば絶対に分かります。
こういう人も、普段は「自分だったら、そんなことしない。」と思っていたはずです。

士業に限らず独立した事業者であれば、人様のお金を預かることは日常的なことと思います。
どこで、「他人のお金」=「自分のお金」になってしまうのか。


「報酬はお布施である」
報酬は、いい仕事に対する対価である、と理解しています。
この言葉から、自分なりに考えてみました。

手元のお金が「自分のお金」である→報酬としてもらったもの→いい仕事ができた
反対に、
手元のお金は「他人のお金」である→報酬ではない→仕事をしていない

誘惑に対して、「いい仕事」をしたかを自問自答できるかどうか。


自分もこの先、苦境に陥ることがあるかもしれません。
そうしたとき、「職を失う」とか「刑務所に行く」といったことは歯止めにならないでしょう。
なぜなら、「後で穴埋めすればいい。」「隠し通せるはず。」といった逃げ道があるからです。

「報酬はお布施である」
プロフェッショナルとしての行動規範として頭の中に入れておくべき、と感じました。



































コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする