「●●に住み続けるためには何が必要か」

こんにちは。

19期生、企業内診断士兼週末大学院生の廣瀬達也です。

4月2回目の登場です。

 

新年度早々に大学院のサイエンスコミュニケーション講義にて「ファシリテーション演習」の授業を受けました。

社会人で診断士をやっていると、「ファシリテーション」なるフレーズ、その機会に触れる機会は少なくない気がします。今回の講義は純粋に学生（院生）向け講義でした。今後、市民の方々に対して専門家（研究者）として接する機会（サイエンスカフェ、何かのワークショップ等）で適切に振舞うためにスキルを学ぶという主旨のようです。

（「えんたくん」なるファシリテーション用ツールをつかった演習です）

 

当該講義の中のディスカッションテーマおよび様子が興味深かったので、今回はその内容について書きます。（なので、ファシリテーションスキルなどには触れませんのでご了承ください…）

 

テーマは「豊岡に住み続けるには何が必要か」でした。

 

豊岡とは大学院がある兵庫県北部の街「豊岡（とよおか）市」。城崎温泉、出石城址、神鍋高原、竹野海水浴場、コウノトリなど温泉、歴史、自然がある街。兵庫県で最も面積が多い市（神戸市よりデカイ）。そして、兵庫県北部で最も人口多い街（平成の大合併前は北部唯一の「市」だった）。とはいえ人口は約8万人（そして減少傾向）。前回ブログで紹介した兵庫立芸術文化観光専門職大学なる大学が昨年度から開学してちょっと話題になったり、移住者が多く、協力隊などけっこうがんばっている街として（地元とか知る人ぞ知る的には）知られたり…しているものの、おおよそ高校卒業すると若者が街から出ていく街です。市内に鉄道はJRしかなく。クルマがないと生活不便なありがちな地方都市。映画館は一度街からなくなり、数年前に復活したものの、コロナ禍などの影響を受け今年の8月で旧館することが決定しています。

 

僕は、特に、大阪・京都など都市部の大学を卒業して大学院に来た若い人たちがこの「豊岡という街」をどう感じているのかに興味がありました。

 

交通手段（自家用車、公共交通機関）、アミューズメント、情報などの充実度、天候（夏暑く、冬雪多い）を基準とする想定通りの切り口でディスカッションは進みました。

平たく言えば、公共交通機関の充実が必要（マイカーないと不便すぎる）。娯楽施設が必要（バッティングセンター、コンビニなどの充実希望）。学校以外のサードプレイス・コミュニティ参加すれば生活充実　などの意見が飛び交ってました。

 

学生の状況を見ていると、やはり、「住み続けたい」派、「ツライ」派に分かれ、そして「状況を冷静に分析しつつも、住み続けたいとも出たいとも言及しない」派もいる状況。

僕は「住み続けたい」派には「ありがとう！」、「ツライ」派には「不便で申し訳ない…」などココロの中でささやいてました。

 

みなさんが、今の街に住み続けるにはどんな理由が必要でしょうか？

あるいは、どんな理由で今の街に住んでいますか？

ちょっと考えてみると、自分の新しい気持ちの発見になるかもしれません。

 

その日、講義終わると多くの学生たちはクルマ乗り合わせて、ドッと神戸市に隣接する三田（さんだ）市まで、「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観るべく兵庫県を南下して行きました。

クルマで２時間くらいかけて映画観に行くというのは、ドライブがてら的に楽しそうでもあり、ちょっと大変そうでもありですね。（便利なアミューズメント施設が近くにあることは大切かもしれません）

 

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」は確かに気になる。仕事帰りに神戸市内のレイトショーで観ようかな。。。

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■中小企業診断士のスキルを基礎から学びたい方へ■

稼プロ！では、2022年６月開講（予定）の22期生を募集しています。
下記の説明会や講義見学会を開催いたしますので、
　・稼プロ！に興味のある方
　・プロコン塾、マスターコースを検討している方
は、この機会をぜひご活用ください。

【稼プロ！説明会】
５月６日（金）　１１日（水）　１６日（月）19:00～　

【稼プロ！講義見学会】
 ５月２９日（日）

良いものをより高く

こんにちは！

19期生の野江です。

 

戦争やパンデミックにより、暗いニュースが続く世の中となっていますね。

さらに、上記に関連してか、物価上昇が続き、中小企業の経営にも大きな影響を与えています。

 

一方で、この影響は消費者や発注者側にも大きな影響を与えています。

今まで値上げしないことが美徳ともいえるようなマインドが醸成されてきた中で、極端な社会情勢の変化でもはや値上げも当たり前というところも増えてきたと感じます。

 

中小企業にとってはこの機にいかに対応するかが重要です。

原材料費アップによる値上げを要請するだけでなく、付加価値の高い商品を販売することが出来るかが重要です。

付加価値を上げることで従業員の給与も上げることができ、従業員がインフレの世の中を生き抜くことができるようにすることは、経営者の務めと言えるでしょう。

利益剰余金の積み増しにより将来の投資を行うことも可能となります。

見逃しがちな定期的なメンテナンスコストも賄うこともできます。

規模の経済でコストメリットを出すことが難しい小規模事業者にとっては、いかに高く売るかに知恵を絞ることが大切といえるでしょう。

 

高付加価値商品は誰でも買ってくれるわけではありません。

どんな人が買ってくれるかを探すのも重要です。

さらに、どうやって知ってもらって興味をもってもらうか、考えることはたくさんあります。

ですが、考えることで少しでも高く買ってもらうことに近づけると思います。

 

そんな話を経営者と一緒に考えて、少しでも役に立てるよう日々頭に汗をかいています。

稼プロ！の「誠意・熱意・創意」はそのために必要な基本的なマインドだと改めて感じました。

 

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自身のことを客観的に見れていますか？

こんにちは！21期塾生の櫻井です！
段々と気温が上がり、暖かくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。私が住む仙台は、夜が冷えるためまだ上着は必須です、、

さて、今回は第10回講義について書こうと思います。私自身、なかなか対面で参加することができず初の対面参加とさせていただきました。やはり、リモートよりも臨場感が増しますので、より勉強になりました。

講義の内容は、15分間の模擬プレゼンテーションを行うというものだったのですが、数々のご指摘をいただき非常に為になりました。自分でも意識はするのですが、「早口」「語尾の声が小さい」「滑舌」などさまざまなご意見をいただき、自分のことを客観的に見れてないのだなと実感いたしました。

定期的に周りの方からフィードバックをいただくことは重要だと思いますので、皆様も是非行ってみてください！

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リーダーの覚悟

こんにちは。13期生の三好康司です。皆さまお元気に過ごしでいらっしゃるでしょうか。
今回は、愛する阪神タイガースの話を書きたいと思います。

私は大阪生まれ、気がついたら幼稚園の頃から阪神ファンでした。村山実さんの引退試合、今は亡き親父と見にいきました。

1985年大学を卒業し、総合商社に就職しました。仕事を覚えることで精一杯の新入社員でしたが、そんな中でターガースは日本一になりました。本当に嬉しかったことを覚えています。

さて、今年は？　矢野監督は2月のキャンプ前に「今年で退任する」と発表しました。「俺は今年一年頑張るから、皆も頑張ろう」みたいな感じだったのでしょうか。
しかし、今の若い選手は、昭和世代のように「今年で辞める監督のために・・・」といった気持ちにはならないのではないかと思います。

その結果かどうかわかりませんが、4月25日現在、タイガーズは５勝20敗（１引き分け）、最下位に沈んでいます。いろいろ意見はあると思いますが、リーダーは辞めるということを先に口に出したらダメだと思います。中小企業で、社長がそんなことを言い出したら会社はバラバラになることでしょう。リーダーには覚悟が必要だと思います。

さて、矢野監督の件、皆さまはどう思われるでしょうか？

経営方針書（魔法の書）による人財育成と理念経営

　こんにちは。事務局の宇野毅です。私は４月20日に「人を大切にする経営研究会」の定例会に参加してきました。この研究会では、毎月の定例会で「人を大切にする経営」を実践する企業経営者をお招きし、「経営の要諦」を講演していただいています。
　今回は、栃木県宇都宮市を中心に、美容業など9業種24店舗を運営されているビューティアトリエ総美有限会社の郡司成江社長のお話でした。この会社は、2021年の『日本でいちばん大切にしたい会社大賞 審査員会特別賞』を受賞されています。
　郡司社長は、先代から事業を引き継いで経営者となり、いろいろと悩み抜いた中で、「自社の一番の商品はスタッフである。独自性は人であると言える会社にしよう。」と決意されます。そして、そのためには、人を磨くこと、すなわち、人財育成を経営の大きなテーマとして理念経営を実践されてきました。その基礎(地図)になるのが、経営方針書＝魔法の書と言われるものでした。
　まず、経営方針書の中で共通言語を作り、目的や目標を明確にします。そして、独自の教育プログラム（インプットとアウトプットの両面を備えたもの）で人財育成を図り、日々、仲間ととともに、経営方針書＝魔法の書を実践することで習慣づけていきました。
　郡司社長は、「習慣が今日を創っている。未来も習慣で創られている。そのため、今日からの習慣の積み重ねで未来は変わる。良いことを探せば良いことを見つけやすくなる。何に意識を向けるかで人生は劇的に変わる。」「人間はすぐに忘れる、飽きる、諦めるので、仲間と行動することが重要。『最高の人生・最高の志事(仕事)』を生きるには 『地図』と『コンパス』と『仲間』が必要である。」とおっしゃっていました。
　「これからも仲間とともに100年企業を目指し、ビジョンである、美しい暮らしを通して勇気と可能性をつくり 世界の人を美しい暮らしで幸せにする 『しあわせ創造企業』を実現していきます。」と、郡司社長は締めくくられました。

　東日本大震災（やコロナ禍）を経験して、私たちは、どう生き・どう働くのがよいのかをあらためて考える機会が増えたように思います。その中で、企業経営も「やり方重視」でなく、「あり方重視」に変化してきています。『企業はどうあるべきか』その答えが、まさに『人を大切にする経営』でしょう。企業に大切にされた社員は、働きがいを持った仕事を通して幸せになります。そうした働きがいの結果、会社の好業績が実現されるという正の循環を生み出していくことになると感じます。

※「人を大切にする経営」：企業の目的は、売上利益の追求ではなく、社員とその家族をはじめとしたステークホルダーの幸せの追求であり、売上利益はそのための手段である、という経営の考え方です。事実、このような経営を実践する中小企業には、成熟市場や縮小市場においても業績を伸ばし続けている会社がいくつも存在しています。

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