"マンサク" 2010-02-22 | まち歩き “支那満作” この花の由来は、ほかの花に先がけて「まず咲く」と言う説の他に、花の姿が「輪になって豊年踊りを踊っている人に見立てた」とか、枝いっぱいに咲く姿を「豊年万作」にたとえ、花が上向きに咲いた年は豊作になったという言い伝えもあるようです。花の形は独特で、パッと開いた線香花火のように見えたり、ちらし寿司の錦糸卵のようにも・・・
"松の傷" 2010-02-15 | まち歩き “ハートマークの傷跡” まだ雪の残る園内を散策していると、ハート型に切り抜かれたような大きな木がありました。この松の傷は太平洋戦争が終わった年、昭和二十年(1945)の六月頃、政府の指示で軍用航空機の燃料にするために、松脂を採集した跡であると、立て札に書かれていました。当時の凄まじい傷跡が、今もその間々残っているのですね。そしてこれからも・・・。
"南天" 2010-02-08 | まち歩き “雪に映える赤い実” 辺り一面まぶしいほどの銀世界、赤い実をつけた南天が房となって、これは鳥の大好物のよう、食べられない限り冬中見ることが出来るようです。乾燥させた赤い実は咳止めの効果があり、南天の葉は料理の飾りにあしらったり、殺菌効果もあるという優れもの。また福寿草の花と南天の実のセットで、「難を転じて福となす」という縁起物の飾り付けとしても喜ばれています。
"生け花" 2010-02-01 | ブログ “千両と万両の違い” 黄色い百合の蕾が、ぱっと開いて華やかになりました。生け花に可能な千両と、区別が付きにくい万両。これは江戸時代のお金の単位で、千両は軽くて葉の上に実が付き、万両は重くて垂れ下がり傘のような葉の下に、実が付くことから名付けられたとも云われています。また丈も低く実の数も少ない、百両とか十両と言うのもあるようです。先日街角で、ちょっと珍しい黄色い実の、千両が生けられているのを見かけました。