東京の桜がまさに満開の頃、全八回の茶懐石料理教室の最後の講習を受けに行きました。
あいにくの本降りの雨で、桜の花びらが地面に沢山落ちていたけれど、それもまた桜の絨毯のようで美しくもあり、けれども、お掃除する方は大変だろうなぁ~などとも思ってみる。
最後の講習ということで、今回は真の茶事の献立です。
真の茶事の懐石料理・・・精進料理、七種のお菓子程度の知識で、ワクワクしながら伺いました・・・ワクワクしていいのでしょうか、わたし(笑)
真の茶事の特徴は、豆子に日本酒と赤梅、八寸はださない(出す場合は、海のものに海草を出す)、七種の菓子。
器は、精進椀と言われる、朱塗りのもの。折敷も朱塗りです。
汁は、蓬団子とうどで、袱紗仕立(←白味噌と赤味噌の2種類の味噌を合わせた仕立てのこと)
お出汁は、だしこぶ、かんぴょう、干しいたけ、そして大豆!
先生は、かつおが入っていないとなんだか物足りないでしょぅ?とおっしゃっていたけれど、その物足りなさも良く、十分おいしくいただきました。
右上の椀が豆子(づつ)、赤梅をそいだものが椀の底に、そして日本酒が注がれています。
左上の椀が楪子(ちゃつ)、向付ですが、大徳寺麩、そら豆、凍りこんにゃくの白酢かけです。
一つ一つの食材にこれでもか、と手をかけています。
椀は、百合根饅頭、中には低温で揚げて塩をまぶしたクルミが入っています。
湯葉、蕨をあしらって、薄葛仕立て、そして、粉山椒をぱらっと。うわっ、ここで粉山椒ですか!と心の中で叫ぶ。
引重は、二段重ねの塗り箱で上の段に焼物を、下の段に香物を・・・と走り書きには書いてあるのですが、検索してみたら、上に香物、下に焼物と書かれていたので、これは、あとでゆっくり調べてみましょう。
焼物は蓮根餅の田楽、相当美味しかったのですが、写真には撮れませんでした。
そして、こちらは引重の香物。
今回、精進料理では物足りないでしょうから、と、先生が強肴を2種類用意して下さいました。
一つは、飛竜頭と筍、蕗の炊き合わせ
もう一つは、胡麻豆腐。胡麻豆腐の手の込みすぎた作り方に、疲れ果てましたが、一口戴いた時の弾力、香り、なめらかさ、口溶けで、納得。ここまでやらないと、このおいしさはできないのか・・・。
そして、七種の菓子の注意点は、カタカナの果物は入れない、棹物、きんとん、煮しめを入れる、とのこと。
この日は、羊羹、いちご、さくらのきんとん、ごぼう、れんこん、干し椎茸、粟麩の蒲焼きです。
試食をさせていただく広間では、いつも、懐石料理の献立に合わせたしつらえやお点前をして下さるのですが、この日も台子飾りをご用意下さっていました。
真の茶事の点前は濃茶だから、それはお見せできないけれど、と、いつものように薄茶を点ててくださいました。
床の間には、真の花入に、袖隠の蕾。
袖隠ってこんなに大きな花が咲くんだよ、と、わざわざ開いたお花もご用意くださる心遣い。
実は、この蕾の他に、2つの蕾、そして、開いた袖隠の、4種の袖隠を巡って、持ち帰られたいみなさんとじゃんけんをしたんです。最初kaoはみなさんどうぞ・・・と遠慮していたのですが、おっとりとしたご婦人Fさんがお入りになってーと仰るので、それでは・・・と、そしたら、kao2番目にいい蕾をゲット。ちなみに1番蕾は、Fさん(笑)
そんなわけで、2番目にいい蕾を戴いて帰ってきたのですが・・・ちょうど木曜日だし、お茶の先生のところにお届けしようとご連絡差し上げて、その直後に、病院に運ばれてしまったので結局先生にはお届けできず・・・(笑)
さて、今回も講義の合間におやつを戴きました。
今回は、プリンっ!!!
カラメルにも、プリンにも、まったくいやみがなくて、美味しかったぁ~。
そして、窓から見える神田川沿いの雨に煙る桜。
今回で全八回の講義が終わったのですが、途中来ることができなかった二回分を受ける事ができます。
あと2回、緊張と喜びの時間を味わう事ができるのかと思うと、ワクワクします。
あいにくの本降りの雨で、桜の花びらが地面に沢山落ちていたけれど、それもまた桜の絨毯のようで美しくもあり、けれども、お掃除する方は大変だろうなぁ~などとも思ってみる。
最後の講習ということで、今回は真の茶事の献立です。
真の茶事の懐石料理・・・精進料理、七種のお菓子程度の知識で、ワクワクしながら伺いました・・・ワクワクしていいのでしょうか、わたし(笑)
真の茶事の特徴は、豆子に日本酒と赤梅、八寸はださない(出す場合は、海のものに海草を出す)、七種の菓子。
器は、精進椀と言われる、朱塗りのもの。折敷も朱塗りです。
汁は、蓬団子とうどで、袱紗仕立(←白味噌と赤味噌の2種類の味噌を合わせた仕立てのこと)
お出汁は、だしこぶ、かんぴょう、干しいたけ、そして大豆!
先生は、かつおが入っていないとなんだか物足りないでしょぅ?とおっしゃっていたけれど、その物足りなさも良く、十分おいしくいただきました。
右上の椀が豆子(づつ)、赤梅をそいだものが椀の底に、そして日本酒が注がれています。
左上の椀が楪子(ちゃつ)、向付ですが、大徳寺麩、そら豆、凍りこんにゃくの白酢かけです。
一つ一つの食材にこれでもか、と手をかけています。
椀は、百合根饅頭、中には低温で揚げて塩をまぶしたクルミが入っています。
湯葉、蕨をあしらって、薄葛仕立て、そして、粉山椒をぱらっと。うわっ、ここで粉山椒ですか!と心の中で叫ぶ。
引重は、二段重ねの塗り箱で上の段に焼物を、下の段に香物を・・・と走り書きには書いてあるのですが、検索してみたら、上に香物、下に焼物と書かれていたので、これは、あとでゆっくり調べてみましょう。
焼物は蓮根餅の田楽、相当美味しかったのですが、写真には撮れませんでした。
そして、こちらは引重の香物。
今回、精進料理では物足りないでしょうから、と、先生が強肴を2種類用意して下さいました。
一つは、飛竜頭と筍、蕗の炊き合わせ
もう一つは、胡麻豆腐。胡麻豆腐の手の込みすぎた作り方に、疲れ果てましたが、一口戴いた時の弾力、香り、なめらかさ、口溶けで、納得。ここまでやらないと、このおいしさはできないのか・・・。
そして、七種の菓子の注意点は、カタカナの果物は入れない、棹物、きんとん、煮しめを入れる、とのこと。
この日は、羊羹、いちご、さくらのきんとん、ごぼう、れんこん、干し椎茸、粟麩の蒲焼きです。
試食をさせていただく広間では、いつも、懐石料理の献立に合わせたしつらえやお点前をして下さるのですが、この日も台子飾りをご用意下さっていました。
真の茶事の点前は濃茶だから、それはお見せできないけれど、と、いつものように薄茶を点ててくださいました。
床の間には、真の花入に、袖隠の蕾。
袖隠ってこんなに大きな花が咲くんだよ、と、わざわざ開いたお花もご用意くださる心遣い。
実は、この蕾の他に、2つの蕾、そして、開いた袖隠の、4種の袖隠を巡って、持ち帰られたいみなさんとじゃんけんをしたんです。最初kaoはみなさんどうぞ・・・と遠慮していたのですが、おっとりとしたご婦人Fさんがお入りになってーと仰るので、それでは・・・と、そしたら、kao2番目にいい蕾をゲット。ちなみに1番蕾は、Fさん(笑)
そんなわけで、2番目にいい蕾を戴いて帰ってきたのですが・・・ちょうど木曜日だし、お茶の先生のところにお届けしようとご連絡差し上げて、その直後に、病院に運ばれてしまったので結局先生にはお届けできず・・・(笑)
さて、今回も講義の合間におやつを戴きました。
今回は、プリンっ!!!
カラメルにも、プリンにも、まったくいやみがなくて、美味しかったぁ~。
そして、窓から見える神田川沿いの雨に煙る桜。
今回で全八回の講義が終わったのですが、途中来ることができなかった二回分を受ける事ができます。
あと2回、緊張と喜びの時間を味わう事ができるのかと思うと、ワクワクします。