una buona osteria.

美味しいこと、楽しいこと、好きなこと、いろいろ書きます♪

桐と柿

2012年11月17日 | はなをいけること
先月は風邪をひいいて行くことができなかったはないけ教室です。
而今禾さんの階段と入口には、今日の花材が溢れんばかりに置いてあります。
桐の実と柿の実、晩秋ですねぇ。それぞれ色がとっても素敵です。

桐の実と柿の実


この日選んだ花材、最初に選んだのは、ピンクのアスター。
ドラマ「結婚しない」の2話目のテーブルに飾ってあったお花の雰囲気をアスターでまねしてみました。

アスター


次に選んだのは、ドリコスルビーと白梅もどき
少し茶色が混ざった白い実の丸さと、ドリコスルビーの紫色のような濃茶のような色の丸さ、マットな緑色、濃茶の花器、こういう色の組み合わせも好きです。

ドリコスルビーと白梅もどき


もう一つ、印象的な花材を、と思って選んだのがトウゴマ、スカビオサ、黄色い菊のパンドラ、深紅の菊。
いろんな花器に合わせてみたけど、どうもしっくりこない。
色味的にこの器が一番と思ったけれど、上から見ると美しくないし・・・ということで、高い位置に飾ってみる。
せっかくのトウゴマの実が見えないことにこだわりすぎて、なにか物足りないような気持ちになっていたけれど、先生に、なにが足りないと思う?と逆に質問されて考えてみると、この花材、この器では一番いいいけ方ができているのかもしれない・・・と思えてきた。
あえて言うなら・・・と先生に言われたのが、「スカビオサ(トウゴマの上の丸いもの)なくてもいいんじゃなぃ?」・・・確かにっ。

トウゴマ


ここからは、かっさの作品。
器の色、質感とお花の色がぴったり。

かっさん1


いろんな色の丸い菊がポップっ。

丸い菊かっさん2


細長い花びらの菊

細長い花びら


最後は先生のデモンストレーションです。
何かリクエストは?との問いに、「柿をお願いします。」とリクエスト。
この柿の色と桐の色と葉っぱの色、器と台の色、すべてが渋くて枯れてて、いいですねぇ~。

柿と桐


ここで、器に枝や茎が接することについての質問をしてみる。
その質問に、器の背を高くしてみたり、

背の高い


ぐっと低くしてみたりすることで、器と花材のバランスについての考え方を聞かせて下さる。

低い器


とっても充実したデモンストレーション後の時間でした。
午後のレッスンには植松さんがいらっしゃったので、さらにレッスンの時間まで4人でおしゃべり。
自分の考え方をお花だったり、お料理だったりに載せて、第一線で発信している方々の話を聞くのはなるほど・・・と思わされることが多いものです。
来月のはないけ教室も、大変楽しみです。