una buona osteria.

美味しいこと、楽しいこと、好きなこと、いろいろ書きます♪

炉開きそして塩こうじ

2012年11月10日 | お茶のこと
11月は茶人のお正月。11月の上旬頃に炉を開けて、茶壺の口を切って新しいお茶で新しい年を迎えます。
お稽古のお茶室のお道具、お釜や柄杓、蓋置き、炭斗、火箸に香盒、灰器、灰匙等々は、風炉用から炉用に新ためられ、お稽古していただく私たちは心身ともに清浄をもって新たな気持ちで臨みます。
そんな厳粛な炉開きですが、楽しみもあります。善哉や亥の子餅が振る舞われ、炉開きをお祝いします。

さて、11月も月初めの施茶釜に伺いました。炉開きです。
炉の長板一つ置きで、長板には鮮やかな青交趾の水指が置かれていて、黒い長板とのコントラストがとても美しかった。
席中、席主の方から、「あまり長板一つ置きというのはしないようですが、先生(わたしたちの)は長板一つ置きはされますか?」とのご質問。
ちょうど先日、風炉の大板一つ置きのお稽古をしていただいたばかりでしたが、長板での一つ置きの記憶がなく、つい、かっさに、どうでしたっけ?と目線で助け船を求めてしまいました。

月釜のあとの今月のお楽しみは、赤城神社さんの境内にある赤城カフェさんで10月24日から11月4日まで開催されていた、塩こうじごちそう食堂です。

ごちそう食堂


笹島シェフ、吉岡料理長、そして脇雅世先生が、それぞれ塩こうじを使ったレシピを考案、期間中赤城カフェさんでそのメニューを堪能できると聞いて伺って来ました。
kaoは、笹島シェフのワンプレートランチ。

笹島シェフのワンプレート


ワンプレートには、塩こうじドレッシングのサラダ、なめらか豆乳のパンナコッタ ブロッコリーソース、鶏ひき肉と大根のリゾット 黄柚子風味の三品が。
最初、ドレッシングがかかってなくて、あれ?!とっても美味しいドレッシングでした。
リゾットは、大根の食感がアクセントになって、こちらももとっても美味しくいただきました。
かっさは、脇先生のワンプレートランチをお願いしたのですが、グリルチキンの炊き込みご飯が終わってしまったんですって。それで、吉岡料理長のワンプレートランチを。

吉岡料理長のワンプレート


鶏もも肉の塩こうじ南蛮漬け、豚肉とレタスのしゃぶしゃぶ 柚子塩こうじドレッシング、秋鮭の塩こうじ汁の三品。
大きなガラス窓からの秋の日差しが気持ちよくて、しばらくおしゃべりをして過ごしました。

赤城カフェ窓ガラス



帰り道、新潟の魚沼地域の食材やさん、八海山さんで酒粕とあまさけを、紀の善さんで粟ぜんざい、栗しるこ、くるみしるこを買って帰りました。

りんご、apple、mela

2012年11月10日 | 美味しいこと
急に、パウンドケーキが食べたくなりました。
そして秋です。りんごの季節です。
紅玉をラム酒とはちみつでマリネして、オーブンでじっくりローストしました。

リンゴのロースト


パターを練って、お砂糖入れて練って、ローストしたりんごにシナモンまぶして、あーーーっ、入れちゃった・・・。
溶き卵を入れてホイップしてから入れるはずだったのに・・・。
でもしょうがない、このまま行っちゃえ・・・あ、分離・・・ま、いいかっ。
そんなドタバタで焼けたりんごのパウンドケーキがこちら。いい香りぃ~。

リンゴのパウンドケーキ


まだちょっとあたたかいうちに、少し切り分けて食べてみたら、素朴でザクザクな感じでおいしぃ~!!!
んーーーっ、溶き卵を入れてホイップしてからだとどう違うんだろう・・・と、さっきの失敗に納得が行かず、ちゃんとした手順でもう一度。
りんごはnumaさんちからいただいた、シナノゴールド。パリパリ水分多めなので、ロースト時間を少し長めに。
そうして出来上がったのが、こちら。

リンゴのパウンドケーキ
上に飾ったのは紅玉です♪


こちらは、フィナンシェのようなしっとりパウンドケーキ。
同じ材料なのに、こんなに食感もお味も違うんだ・・・とびっくり。
どちらもとっても好評&美味しかったです。

もう炉の季節ですが(お稽古日誌 2012年10月27日)

2012年11月10日 | お茶のこと
この日のお稽古は、めずらしく気の置けない4人が勢揃いしてのお稽古でした。
風炉での最後のお稽古ということもあって、みんなで大板中置きのお稽古を見ていただきました。

大板中置き濃茶
(お稽古の後、みんなでお写真撮るために点前座をしつらえたら、打ち留めの向きが反対になっちゃった(>_


Yちゃんは大板中置きの初炭手前、そして、薄茶。
次にkaoとかっさでどちらかがお濃茶を、どちらかが重茶碗のお稽古を、と、先生が仰るので、お濃茶でお願いします!と申し上げましたが、よーく考えて、重茶碗のお稽古を見ていただく機会ってそうそうないなと、重茶碗のお稽古を見ていただくことにしました。
先に、かっさの大板中置き濃茶のお稽古を拝見させて頂いていたので、蓋置きや柄杓を置く位置などに気をつけながらお稽古しました。
が、お客様の席はみんなで初釜のお席の役割のお話で盛り上がり中・・・ちょっとうらやましぃ~。
そんな中、お濃茶を練り、お正客がとりにいらっしゃったら「お二人様でどうぞ」と言って、その後、お服加減を訪ねたら、二碗目のお茶に取りかかります。
あ、本当は、お客様が大勢で1つのお茶碗で人数分のお濃茶が練れない場合のお点前なので、お二人様でどうぞ・・・ということはないんですけどね。お稽古でお客様が四人でしたので。
この日のお茶杓の銘は、紅葉鳥(もみじどり)。鹿のことですねぇ。
でも・・・今日の主菓子が紅葉を象った練り切りだったんです。お茶杓の銘を紅葉鳥・・・紅葉が重なってしまいました。
あ、紅葉といえばもう一つ・・・どなたかのご自作のお棗(銀杏と紅葉)で、Ciさまが薄茶のお稽古をされました。

紅葉と銀杏の棗


拝見に出される時に、先生が「今日の棗は蓋をする時にずれなくていいわね」と、仰いました。が、その瞬間、紅葉の位置が大幅にずれたお棗がCi様の手の平に・・・みんなで大爆笑。
楽しいお稽古でした。

帰り道、公園でハロウィーンのイベントしてました。

ハロウィーン


ちびっ子に賞品を渡している男の子、類くん?!